2011年12月26日月曜日

読んでいない本を捨てるとき

本を捨てられない性質だが、後生大事に持っているからといてなんども読み返しているわけではない。たいていは1回しか読んでいない。
そんな本のうち、ある日もう読まないなと感じるものと、未だ聞くことがあるかもと思うものとがある。
もう読まない本には、まだ読んでいないものもあったりする。文字どおりの積ん読。まあ、この本から卒業した、ということでしょう。良いことです。
最近人生の時間は有限で、自分の知性は決して高くなく、出来ることは限られていると感じます。その範囲で自分は何を読み、何を読まないのか。そういうことをすこしずつ考えながら捨てる本を選んでいます。

あずみんがジョーカーに見える件

消費税増が消費に与える影響は限定的でいったん落ち込んでも、数ヶ月でもとの水準に戻ると言う人もいます。しかしそれでもプラス要因ではないので、実施の時期については慎重に考えるべきであることに変わりないはず。
拙速な増税は、景気の停滞を助長し税収の悪化を招きます。(何度増税してもきりがない。結局高い税率はそのままに社会保障をミニマムにしろという議論に行きつくでしょう。)
今必要なのは持続的な経済成長下で雇用を生み出す政策です。
増税はそのあとで行えば間に合います。
逆に今増税して職安に予算をつけても雇用は改善しません。そんなこと分かっているはず。
大臣が日本経済を破壊する悪のヒーローに見えてきました。

2011年12月25日日曜日

捨てる本残す本 漫画編

とりあえず自分の中で捨てやすいのは漫画。作品そのものの価値ではなく、今後の自分に必要かという観点で大事なものも処分することにした。
黒田硫黄の『日本天狗党絵詞』、駕籠真太郎の一連の作品、笠辺哲の『フライングガール』。このあたりを捨てると決めると、案外いろいろなものを捨てられるようになった。
秋吉秋生の『海街ダイアリー』、榎本俊二の『ゴールデンラッキー』、岡崎京子の『リバースエッジ』もさようなら。断腸の思いのはずが案外晴れ晴れとした気分。・・・バチがあたりませんように。

それでも今回残すのは冬野さほ、高野文子。これはまだもう少しの間手元に持っていたい。

本を整理する

転居を機会にもう少し蔵書を処分することにしました。
で、まずこの本を捨てることにしました。
たぶん1996年ころに買ったもよう。
あのころ実践していたら、何か変わったかなあ、と遠い目。

お風呂の中で読んでいたようで、いい感じにガビガビです。
読み通していないのでもったいないのですが、たぶんこうするのがいちばんいいんだろうと思いました。
他にどこまで捨てられるか、頑張りたい。

2011年12月24日土曜日

サンタクロースの秘密

数ある「・・・の秘密」本のうちで傑作。
レビストロースと中沢新一の小論のカップリングだが、どちらのタイトルも「サンタクロースの秘密」ではない。
表紙のタイトルだけ。
確かこの頃「・・・の秘密」という本が流行っていたような気がする。
ドラえもんの秘密、とか。
つられて買った訳ですが、つられて正解です。

で、サンタクロースの秘密だが、クリスマスのお祭りは古代ローマのサテュルヌス祭に由来し、サンタは地の豊穣を祝い、死と再生を象徴する特異点だ!というようなこと。(記憶で書いております。)
この時期是非ご一読いただきたいおすすめ本ですが、アマゾンで品切れのようですね。

2011年12月23日金曜日

かやのとしひとってどうなのかな

数年ぶりにサイゾー買いました。こういう雑誌を読み込む気力も無くなってます。
その中でもなんとなく小骨が引っかかったように気になる記事があります。
「実践的な知から社会の動きと成り立ちを読む−哲学者・萱野稔人の"超"現代哲学講座 国家とは、権力とは、そして暴力とはなんなのか・・・・・気鋭の哲学者・萱野稔人が、知的実践の手法を用いて、世の中の出来事を解説する−。第18回『高度経済成長が生むバブルのツケ』」

「実践的な知」「知的実践の手法」と同じような語が2度使われているので、これがこのひとの特徴なんだな、と思う。
実践知という語も聞き慣れないが、辞書的な意味としては道徳判断や、現場で適切に行動できる反射神経のようなものみたい。
評論家的な見方ではなく、善く生きる知恵によって社会情勢を予測する、ということでしょうか。氏名に「哲学者」の冠がついているのも目を引きますね。
しかも「超」現代哲学講座だそうです。現代哲学というのも気になりますが、これに「超」がつくのも気になります。おそらく現代哲学の限界を超えた立場という意味でしょうか。現代哲学=理論知、超現代哲学=実践知といいたいのでしょうか。懐かしい図式です。
さらに、国家・権力・暴力の三位一体で世の中の出来事を解説するそうで・・・

ちなみに本文を読むと、「高度経済成長が生む」は「バブル」にかかるのではなく、「つけ」にかかると分かります。

さて内容をざっくり整理すると
1.先進国共通の課題は財政危機。
2.財政破綻の原因は手厚すぎる社会保障。
3.高度経済成長は石油エネルギーの高い効率性に起因する現象で各国一度きり。二度目はない。
4.バブル経済は高度経済成長終了後の低成長下で生じる現象。(実物経済の拡大局面が終了し利潤率が低下・・・このあたりよく理解できませんでした。)
5.金融経済化は低成長社会の必然であり、そのバブルの崩壊が政府債務の増大をもたらす。
6.債務の増大を防ぐには経済のゼロ成長を前提とした歳出カットが必要。
7.新興国は先進国以上のペースで少子高齢化とバブル崩壊に向かう。

・・・ということだそうで、この論説自体にかなりの暴力性を感じました。

ここで講座は終了なのですが、実践知としては以下のようになるでしょうか?
1.小さな政府への志向の結果として自助の価値観が浸透。
2.弱者の犠牲を前提とした社会保障制度の実現。
3.永遠のデフレ。投資するよりタンス預金。

なんだか哀しい実践知です。

ところで文中に「経済成長を経験すると出生率が低下する」という指摘があり、興味を持ちました。その理由として、著者は以下2つの理由を挙げています。
1.労働力として子供を産むメリットがなくなる
2.育児コストが増大する

なるほど、でも本当かな・・・
高度経済成長下ではインフレと実体経済の生産性の向上とあいまって、養育コストより子供の生涯所得のほうが高くなりますから、むしろ出産にインセンティブが働くはずです。養育により労働機会を奪われるデメリットは子供の未来の所得により補えますから。
また、低成長下では、一人当たりの生産性は向上しませんから子供をたくさん育て働かせたほうが世帯全体の所得は増加します。(一人当たりは変わりませんが。)なんで産まなくなるんでしょうか?不思議に思いました。






バケツ流行っていますか?



先日可愛らしいピンクのバケツを被っている子供を見かけました。
水玉に穴が開けられていて既にバケツではないのですが。

それで20年ぶりにバケットヘッドを思い出したのですが、すっかり有名になっていて驚きました。こういう映像を簡単に見ることができるのはすごいなあとあらためて思います。最近の曲も聞いてみましたが、飽きっぽい自分にはすこし難しいかも。末長い活躍を期待します。

アウグスティヌス講話

最近感動する力が衰えていると感じる今日この頃。芸術にや思想に触れても、どうにも疲れてしまう。もうダメなのかな。
そんな時にたまたま読みました山田晶先生の『アウグスティヌス講話』です。

精神的胃弱のわたしにも取り組みやすい話法でさくさく読めます。
しばしば露悪趣味、偽善的と評されるアウグスティヌスの『告白』を正統的立場から解説してくれた「アウグスティヌスと女性」の章がやはりよいですね。ただ全体にあっさりしていますので「ペルソナとペルソナ性」ではぜひ坂口ふみ先生の『個の誕生』を再読したいところ。

読後エックハルトを思い出し、アウグスティヌスとエックハルト、言われる程の相違、対立は無いのではないかなと思いました。わたしには細かい違いが違いと理解できないのです。


2011年12月21日水曜日

プレミオ インプレッション

プレミオには排気量1.5〜2.0までバリエーションがあるのですね。
自分が借りているのが、どれなのか分かりませんが、平均燃費11.5kmとプログレ対比1割良い程度。ぜいたくですが、これには失望しました。

カーナビはカロッツエリアでオーディオシステムを兼ねています。操作は2日ほどいじっているうちに分かりました。音はナチュラルに設定すれば普通。走行中はやや音を大きめにしないとよく聞こえないと感じます。

左ドアミラーの可動範囲が広く、見たいところがストレスなく見られるのはすばらしい。ここは気に入りました。

2011年12月18日日曜日

官製不況で演出される心の時代

まだ豊かさの中での不安というような切り口で見ている人もいるようですが、うらやましいかぎりです。
現実には経済的な困窮が広がっていると思いますが、マスコミなどで顕在化するのは増税後でしょうか。

NHKアーカブで『冬のモスクワ』という1992年放送のNHK特集を見た。インフレに苦しむモスクワ市民の姿を伝えていて、事情は違えど人ごとではないと感じます。20年経ってあの人達は元気に過ごしているか気になりますね。
番組の解説で、今ロシアの人たちは幸せなのか、という問いかけに解説の先生が。
今日本では幸せの意味を再考しているとき。ロシアのひと達も日本と同じように幸せとは何かを模索しているとのお答え。

円高不況、震災、原発事故、地球温暖化と当たり前の暮らしの前提を見直さなければ次世代に未来はない、かのような風潮が演出されています。
成長から清貧へ、ともいうべきパラダイムシフトですが、わたしには飢えて死ぬ人に対し、「足るを知れ」と説教しようとしているようにしか聞こえません。

しんちじり

雪の舞う寒い日曜でしたが、木曽福島の関所跡を見学しました。
平成2年に復元とかで、バブルのただ中ですね。隔世です。
俳句の展示などもあり楽しめました。その中の一句

「磨かれし攻め具 関所の新松子」

福島の関所は小学校で習った「入り鉄砲に出女」をおこなったところで、当時「女改め」には2時間もかけたとのこと。
新松子はしんちじり、と読み晩秋の季語。まだ青くて固く閉じた松ぼっくりのことだそうです。
ほんとうに格調高く力強い歌なのですが、語感の連想でなんだかエロいとおもいました。ごめんなさい。


2011年12月17日土曜日

ジャクソンポロックの部屋

先週愛知県美術館のジャクソンポロック展にいきました。
彼の生涯にわたる作品を年代順に配列して一望できます。
また再現されたアトリエに実際に入ってどんなふうに描いたのだろうと想像してみたり、ビデオで実際の制作風景を知ることもできます。
ポロックについてはこれまであまり興味はなかったのですが、書道に近い感覚もあるのかなと思いました。実際お習字のような作品もあります。
いままではよく知らずに、チャンスオペレーティング的な手法かと想像していたのですが、そうではなく多分100%意図して描いているのでしょうね。


プログレインプレッション 後方被追突安全性

停車していた際、後続車に追突されました。事故の瞬間はよく憶えていない。
いきなりシートに叩き付けられ、あれっ?

追突車両 ノート ほぼ無傷 
被追突車両 プログレ 後部バンパー割れ、左テールランプ割れ、トランク変形、トランク下の板?交換溶接 左サイドミラーが衝撃でケースから浮き上がってました。修理費ざっくり40万円くらいらしい。

お互いおおきな怪我もなく、良かった。しかしここ数日、首が凝る。痛くないけど、痺れるような。今日総合病院に行ったら土日は休みだった。

まあ軽微な事故で済んだよかったのですが、そうなるともっと安全なクルマが欲しくなる。ゼロリスクシンドロームでしょうか。
NCAPを見てみたが、後方追突はとくに評価していないみたい。
ダミー人形では軽いむち打ちなんか調べられないだろうしね。

今回はバンパーにぶつけてくれたので車両全体でうまく衝撃を吸収してくれたように思う。でももし後部座席に人を乗せていたら、首が凝るでは済まなかったろう。
特にヘッドレストのないところは座らせないほうがいい。




2011年12月16日金曜日

比較優位

リカード理論 「絶対優位」と「比較優位」の誤解

リンク先のブログで比較優位の解説を読みました。
経済学の図が理解できないので、話半分ですが、どんな国でも自由貿易で必ず経済成長するという解説。
これはすごいです。

なんども取り上げていますが、比較優位は各自が自分の一番得意なことをすれば全体として必ずうまくいくという有り難い教え。
ただし、国全体としては成長しても個人レベルでは成功と淘汰に2極化する。
成長企業に労働者をシフトしても、その際賃金は下がる。
デフレ状況下でいきなり競争にさらされるのも不安。
なぜ1ドル77円なのか、150円ではだめなんですか?と思います。
円高による不安がなければ、TPPでもめる要素も無かったのではないでしょうか。




度数を変えられる眼鏡!?

http://adlensjapan.co.jp/product_pov/

2011年グッドデザインだそうです。
液体レンズで度数の調整が可能。
でもクルマの運転時には装着しないでくださいとのこと。
しかも眼科医の検眼も必要だそうで、この眼鏡のメリットがよく分からない。
で、HPをよく読んだら災害時の緊急用だそうです。
また、インフラのない発展途上国では有用とのこと。なるほどね。
ニッチ商品ですが、近所の眼鏡やさんで扱っているそうで驚きました。

2011年12月7日水曜日

アイスワイン雅木花

安曇野のワイン。
食前酒によいと思いました。
お値段高め3500円くらい。

アイスワインは果汁が濃縮されるので気候的にやや難しい地域でも良いワインを作るれる可能性があるように思う。
甘口だけでなく、いろいろなタイプも作れるのでは?

2011年12月6日火曜日

休活で景気回復?

本も雑誌も読まず、ネットばかり。 そんな知的に貧しい日々を送っておりますが、さてチャンネル桜の経済討論拝見しました。
最後に、すべての労働者が月に1日有給休暇を多くとると、雇用機会が増えそれだけで景気が回復するとの試算が紹介されました。
普通に考えると、短期で売り上げの増加が見込めないのですから人を雇えるはずがなく、皮算用以外の何ものでもありません。

しかしもし、法令で強制的に雇用を増やせば、理論上莫大な経済効果が見込めるということでもあります。
実際に行えば、恩恵を受ける企業と、何のメリットもなく倒産、廃業する企業とに二極化するでしょうが、その分の雇用を吸収する企業、産業が生まれるならそれでもいいのかもしれません。

もしより現実的に穏当でゆるやかな産業構造の転換、痛みの少ない景気回復を志向するなら、持続的なインフレ政策による景気刺激、雇用機会の増加が前提になるでしょう。その上で政治的な工夫として有給休暇の取得を推進するなら、より大きな効果が期待できるのかもしれません。
多くの企業が、有給休暇を使わないことを前提にしていると思います。反発もあるでしょうが、実現できればすばらしいですね。

2011年12月3日土曜日

沖縄の防衛局長問題に違和感

沖縄県民の心を傷つけたとかで更迭。
しかし、あれは要するに、基地の県内移設はセカンドレイプ、取り繕いようもない、ということ。
沖縄の基地問題に造詣の深い記者を囲んだ席で、職分を踏み越えたぶっちゃけ話をしたわけできわめて人間的だったと思う。(官僚として脇が甘いともいいますが。)

公式の場での建前とプライベートでの本音の使い分けが許されなくなり、建前だけの世の中になっているわけだが、政府の建前と沖縄の建前は違うはずで、沖縄県民が政府の建前で物を言うのはおかしいと思う。
本来なら、防衛局長すら県内移設を犯罪的行為と捉えているという認識を示してくれたと理解し、沖縄県民は人権レベルで基地に反対する根拠を得たとすべきところ。
県民感情に配慮しろ、というのは基地移転を推進したい政府の物言いで、これを地元の人も同様に言うなら、沖縄県民が本当に基地の県外移転を望んでいるのか疑問に感じる。

私は基地が沖縄にあり続ければ便利だな、と思いますが一方で沖縄県民にはもう堪え難いことなんだろうなとも感じています。解決案としては、米軍には撤退していただき自衛隊を置くこと、台湾との連携を深めていくこと、必要なら台湾、韓国に米軍基地を置かれては如何?と米国と一定の距離をとること、かな。
さらに米軍退去にともない、米国が東シナ海で果たして来た役割を今後日本が引き受ける、という建前になるのなら、その応分の負担を米国に求めるべきかと存じます。

イランを国際社会のいじめから守れ

アメリカを中心にイランへの経済封鎖の機運が広がっているそうです。
アフガンから撤退したばかりなのに戦争を示唆するとか、アメリカ人は戦争気狂いなんでしょか?

核兵器開発の疑惑などが取沙汰されているのですが、それが大きな問題となるとはとても思えません。
イランは北朝鮮とは違い、穏当で常識的な国です。(あらためて欲しいところももちろんありますが)
核開発は個人的にはあまりうれしくないことですが、仮に事実であったとしてもそれ自体は主権国家の権利の範囲の事柄でもあります。
先進国が自ら核武装しつつ、核不拡散の方針を貫くことに合理性があるように、もたざる国が核保有へと決断することにも合理性があります。
もし先進国が核を悪魔の兵器と位置づけ廃絶を主張するなら、まず隗より始めなければならないでしょう。
ましてや、核廃絶のために他国を核攻撃するなど大国のエゴでしかありません。
イランへの大義のない攻撃に、日本は断じて同調してはならないでしょう。
イランには逆切れしないよう大人の対応を求めるとともに、欧米には毅然とした態度をとるべきです。
日本は国際社会の友人としてイランに行って核開発の権利を認めつつも、その行使についてはより慎重に検討するよう促し、核の無い平和な社会の実現が悲願でありそのための努力、協力を惜しまないと宣言するのです。
それで結果が悪ければ、それはそのときのことです。

2011年11月27日日曜日

キビオ峠から臨む御嶽山

残照や
粉雪散らし
描く虹

(写真と文はあまり関係ありません)

2011年11月26日土曜日

秋咲く桜は

秋咲く桜は秋桜
あきさくさくらはさくらです
つぼみ裂き咲く白さくら
春野音擦れ聞いています

2011年11月21日月曜日

勝てる喧嘩をしよう TPP

今TPP交渉に乗り出している総理は、自由経済のイデオロギーに囚われて、日本経済の実態を見ていない。(わたしも自分の周りしか見てませんが。)

自由経済から背を向ければ、日本経済は立ち行かない。

しかし、競争の痛みをハローワークで和らげましょうというだけでは、不安は増すばかりだ。
この戦いに負けた痛みは、5年10年の問題ではない。それまで積み上げた職業生活全てがふいになり、残りの人生は臥薪嘗胆の日々だ。
それを職業訓練するから大丈夫とは・・・そういえばビル清掃業の研修は評判がいいそうですね。

市場をオープンにして民間の競争にゆだね、積極的に労働者の移転を図り、産業構造を円高に対応したものに転換させる。そのためには自由放任がベスト、と総理は考えているのだろう。

しかし、それでいいか?
自由貿易とはボクシングのようなもの。
勝つために最大限の努力と工夫を惜しまないのは当たり前だ。そしてそれは、魔法の交渉術で都合のいい条件をひきだせるはずという淡い期待であっていいはずがない。
TPPで景気回復を図るとは本末転倒だ。
TPPへの参加には日本経済の回復基調をしっかりと形づくることが前提条件だ。

2011年11月12日土曜日

TPPのフェアネス

ざっくり考えると自由貿易が長期的にはプラスになることは間違いない。
総理はTPPで日本に有利な条件を引き出すと言っているが、交渉によって日本に都合のよい交易ルールを策定できると考えるなら、それは始めから間違った態度で交渉に臨むことだと思う。
TPPの価値観はギャンブラーのフェアネス。どのような次元でWIN-WINの関係を構築するか、という構想力の勝負だ。
もしコメは守る、クルマを売る、という安直な姿勢で交渉に参加するなら、歯を全部抜かれ、日本経済は総入れ歯になるだろう。


保養林でカモシカ

赤沢保養林で木の股を撮っていたところカモシカに遭遇しました。
なんとか3メートルまで近づくことが出来ましたが、ここでさらに1歩踏み込んだところ逃げられました。
逃げても人が怖くないのか近場で草を食んでいます。
野生のカモシカに出くわしたのはこれで2度目です。いつも固まってしばらく動かないのは習性でしょうか。

2011年11月9日水曜日

ギャンブラーのフェアネス

以前、NHKの白熱教室JAPANで、日本と英米との大きな価値観の違いとして、英米ではフェアネスを重んじる、と紹介していた。
フェアネスとは、何だろう。それはルールの適用の可逆性だと言える。
ジャイアンは人のものはおれのもの、おれのものはおれのものと主張する。これがアンフェアだ。

少年マガジンで連載されている、ギャンブラー漫画 零に、このフェアネスを問う場面があった。
相手のひっかけルールに抗議しようとする同僚を制して、「オレも似たようなものです」と黙って受け入れる。前回の勝負で相手をだまし討ちにして勝利したことを踏まえてのことだ。
生き馬の目を抜くギャンブラーの世界の背景には厳しいフェアネスの倫理があったのだ。英米人とのやりとりはすべてギャンブルと心得たい。
ちなみにこの勝負に零が負けると、歯を全部抜かれてしまう約束になっている。

カントは嘘をついてはならないという道徳律について、たとえそのせいで無実の人が強盗に殺されることになってもわたしは嘘をつかないと主張した。
それはまさか自分がひとを殺そうとするときに嘘で相手を匿われたりしないため・・・ではないはずだが、定言命法への苛烈な意志はギャンブラーに通じるものがある。

叩き売りはCD終わりの始まり?

何気なくHMVのHPを見たら、クラシックのボックスセットが安い!
例えば、チェリビダッケが12枚で2800円。
見るだけのはずが、結局2万円程クリックしてしまいました。ボックスセットですから、手持ちのCDと被っているのですが、破格ですのでかまいません。
一見格安ですが、お会計はそれなり。まんまと術中にはまりましたね。
こういうのロングテールというんですか?


2011年11月7日月曜日

地ビールの酒税 免除しよう

ふと気になって。
一時期盛り上がりをみせたものの、2000年ころから休業、廃業続出、その後の新規参入もあまりない?地ビール業界。
岩見沢にも1軒、地ビール居酒屋がありましたが、観光地でもなく、地元からの支持もなく・・・というわけでやはり2000年に無くなりました。
景気の低迷、若者のビール離れ、といい材料はありませんが、高い酒税率も経営を困難にする要因の一つだと思います。
とりあえず小規模醸造者については酒税を免除するべきではないでしょうか?

また、これ以上ドイツビールを作っても高いビールとしてしか認知されないので、ベルギービールタイプにして、若者に甘いアルコールとしてアピールしたい。
地元の農産物を活かしたフレーバーを開発すれば特徴がでるし。
さらに大勢での会食で親しんでもらえるよう、樽ナマサイズをサービス価格で提供。また、ビールを飲む場面でないところ、カクテルバー等に置いてもらう。
こんな感じではダメかしら。

と、ここまで書いて地ビールの酒税率を調べたらすでに2003年に40%→20%に減免。2010年からはちょっと上がって25%になっているそうだ。20%なら日本酒と同じくらい。

消費税の導入が議論されたとき、物品税を廃止して広く薄く課税すると説明していた。しかし導入されても酒税、タバコ税、ガソリン税などそのまま。
なぜビールに40%の担税力があるとみなされるのか分からんし。
徴税を含めた原則のない恣意的な法律が利権政治を生み、国頼みのマインドを国民に植え付けたように思います。
結局、地ビールは地元でほとんど飲まれていないし、観光用という位置づけになってしまったように思う。わざわざ高いだけのビールを飲むひとはいないからね。


2011年11月6日日曜日

食品被曝基準は厳しすぎると思う

先週食品安全委員会が、食品からの放射線曝露について生涯100ミリシーベルト以下として基準を発表した。
年間でだいたい1〜1.25ミリシーベルト。
セシウムの経口曝露係数が0.000013mSv/Bqだそうで、これに食品1kgに500ベクレル、1日5kg摂取するとして、おおむね1年1ミリシーベルトになる。
というわけで、500ベクレル/kgが目安になるようだ。
経口曝露の計算が分からなかったので不安だったが、この係数で排出までの曝露計算ができるそうで安心。案外大丈夫なんですね。


ところで従来、5年で100シーベルトを安全の基準にしていたように思う。
これだと年間20ミリシーベルト。べつにこの基準が間違っていた訳ではないはず。
ただ、被曝の要因は1つではないのに、それぞれに一様に年間20ミリシーベルトを適用したから話がおかしくなった。
被曝内容を、1 空間 2 食品 3 医療 4 仕事 の4つに分類すると、
1項目あたり5ミリシーベルト。食品では2500ベクレル/kg になる。
この基準で100年過ごすのは不安を感じないでもないが、5年に限れば大丈夫なはず。乳幼児にはさらに配慮する必要はあると思うが、それも食品安全委員会が提唱する500ベクレル/kgを目安に考えれば充分だと思う。

食品について今後5年間は、年間2500ベクレル/kg、それ以降は500ベクレル/kg 。乳幼児は年間500ベクレル/kg。
学校での健康診断を今後15年間は年2回実施する。
これで十分安心安全なのではないでしょうか?




2011年11月5日土曜日

少女革命ウテナおもしろいよ

世界を革命するなら革命少女だろ〜と思いましたが、一応少女を革命してました。
10年以上昔のアニメですが、エバンゲリオンと魔法少女をたしたような感じ。

話の枠組みは、生徒会役員どもがそれぞれの大切な思い出を永遠のものとするために、薔薇の花嫁を争って主人公の男装の少女ウテナと決闘ゲームをする、というもの。世界という殻を破らなければ卵の中でヒナは死んでしまう、といいながら自分の世界を守ることに拘泥する若者たち。力を廻る闘争は世界を革命するのではなく、じつは世界にまどろむ自分を守ろうとする意志なんですね。

一通り決闘が済むと、焦点は生徒会から彼らを操る学園理事へと移ります。
ウテナは彼の欲望の道具にされながらも最後に戦いを挑みますが、それは相続を廻る兄弟殺しから、親から花嫁を解放しようとする父親殺しへと向かう思春期の心の成長そのものです。

無意識を表した美術、演出もかっこよく、ねつ造された記憶というモチーフも好みでした。
もっとコンパクトに作ってくれると反復して楽しめるのですが、一度は見て損はない名作アニメだと思いました。

2011年11月3日木曜日

ギリシャ国民投票について

なんだか空気読めという非難が挙っているようですが、私はギリシャの国民投票はいいことではないかと思います。
緊縮財政に耐えるか、ユーロ離脱でデフォルトするかの選択。
どちらも大変だと思いますが、ギリシャ国民にとってはデフォルトのほうがいいのかも、と想像します。
どちらにせよ、つらい増税に耐なければならないだろうし。
きっとみなさん途中でいやになるに違いありません。そのとき野党にとやかく言われないために事前に国民投票をするのは良いことです。
きっと国民性にも合っているのではないでしょうか。

増税国際公約で円高促進

NHKを見て。
国際社会に為替介入の理解を求める一方で、増税実施をアピール。
財政再建路線堅持なら円はさらに買われるはず。
何をやりたいのか分かりません。
デフレ増税で本当にギリシャ目指すのか?



2011年11月1日火曜日

財務省ギャラリー

http://www.mof.go.jp/gallery/20110302.htm

為替介入も金融緩和のうちに入るんでしょうか?
国債を発行してドルを買うなら公共事業をやるほうが
長期的にはいいような。

財務省のHPに分かりやすい解説スライドがあります。
そこではさらっと、バブル崩壊後日本の名目GDP成長率は低下の一途・・・と指摘。
ようするに、その事実こそが諸問題の根源で、これを正せばいろいろな難問が扱いやすくなるはず。これが財務省のダイイングメッセージです。

2011年10月30日日曜日

レンズベイビー2.0

ケンコーのショッピングサイトで特売していた、レンズベイビー2.0を買いました。
あおり機能でミニチュア風の写真が撮れるというおもちゃです。
しかし、実際に使ってみると難しい。
まず、ピント合わせが難儀です。
蛇腹を片手でおさえてピント合わせするのですが、合わないとあきらめることのしばしば。撮影しても後で見るとやっぱり合ってないし・・・
またピントの合わない部分のぼけも独特で決してきれいではない。
でも久しぶりにぶらぶら散歩してずいぶん歩きました。

体重計ダイエット

会社の看護士の勧めもあって体重計ダイエットを始めました。
体重計ダイエットは測るだけでやせる魔法のダイエットですが、いまのところ何故か順調にやせております。
26日 76.2kg
27日 75.9
28日 75.2
29日 74.95
30日 74.5

よく考えると、30日はシャワー後で着物を脱いでいた。それを加味するとややリバウンドしたのかも。

2011年10月29日土曜日

NHKで年金問題解説

朝からNHK。いや朝こそNHK!

いろいろ言っていますが、2004年の100年安心年金は年金積立金150兆円の利息を4.1%で計算していた詐欺だったと。
そう言えば昔イチローの打率にあわせた変動制利率をうたった銀行がありましたね。

デフレを前提に年金制度を検討すれば、子供のお年玉を大家族で分け合う議論になるのは当然です。
そんなことより利率4.1%をどう実現するか考えるほうがいいのでは。
日本は十分豊かだからこれ以上の経済成長は望めないのでしょうか?いや、望んではいけないのでしょうか?

イチロー預金は200本安打を達成した1993年ころのことのようです。その当時でも常識はずれの高利だったのですね。

2011年10月28日金曜日

日銀金融緩和に思う

日経新聞の見出しによると、日銀が5兆円金融緩和するとか。
5兆円って多いのか、少ないのか。で、調べると既に50兆円の金融緩和に取り組んでおり、今回は1割追加ということらしい。
合計55兆円、日銀もいよいよ本気になったのか!

ところで今、いくらぐらいのお金が流通しているのか、と調べるとM2という指標で800兆円らしい。ちなみにM2とは現金に普通預金と定期預金を足したものだそう。

ところで75円を80円に戻すなら全体の5%以上は通貨を増やさないといけなのでは?
そう考えると800兆円の5%で、40兆円は追加する必要があるはず。
それがたったの5兆円ですか・・・
76円くらいには戻るでしょうかね。

それにしても、お金って不思議。よくわかりません。

2011年10月24日月曜日

TPPは特区対応で

TPPは自由貿易じゃなくてアメリカ中心のブロック経済だそうだ。
ブロック経済と自由貿易とでどのような違いがでるのかよく分かりません。

最終的には自由貿易を推進するのが正しいはず、という信念を多くの人が持っていると思いますが、現実にはそれほど真剣には取り組んで来なかったですよね。
といわけで、とりあえずのTPPですが、これは沖縄、九州の特区対応としてはいかがでしょうか?

出島方式です。
ASEAN諸国の経済規模を考えれば、沖縄、九州だけで参加で十分ではないでしょうか?

そして、ロシアとは北海道で経済圏をつくる。
世界が帝国主義的に分割されるなら日本はそのハブとして世界をつなごう。

全知のコンピュータは夢を夢としてみるの?

『H・A・R・L・I・E』というSF小説がサンリオSF文庫にありました。
人工頭脳ハーリーが自分自身をアップグレードさせて最後に未来の完全認識に至るというお話。
現代の技術では1年後の事象の演算には1年以上かかるが、ハーリーにとってはそれは問題ではないというオチなのですが、時間を超越するというのはそう言うものかと当時感動しました。

完全な未来知と自由意志という古典的なテーマとして、10年ぶりに予言者ピッピを読んで思い出しました。

2011年10月23日日曜日

予言者ピッピ

コミックキューに連載されていたのは10年以上前。
雑誌が途絶えて続きが読めなくなっていたましたが、書き下ろしで補って単行本が出ていました。
お話のほうはさらに謎が広がり、なんとなくついて行けなさそうな予感。
心霊写真のくだりなど、どうするつもりなのか心配です。
書き下ろしは絵柄が少し変わりましたし、続きもこんな感じなのかしら。

2011年10月22日土曜日

通貨発行の条件は何ですか?

NHK、さきどりとう番組でTPPについて論じていました。
そのなかで、円高という状況ではTPPはやっても無駄との説があり納得する反面、なぜ円高放置なのか疑問に思いました。

江戸自体、小判を金銀で作っていた時代は通貨はこれらの産出量できまっていたのかな、と思います。
その後、紙幣が金と交換できるという前提で使われ、今ではただの紙切れをお金として使うようになりました。
しかしただの紙でもお金にはそれ自体に価値があり、通貨には価値の高いものと低いものがあるかのようです。
近年円の価値はたいへん高まっており、ついに75円台に突入しました。
円が高すぎて日本の企業は困っていますが通貨の価格は市場で決まるそうで、政府の介入ではあらがうことは出来ないそうです。・・・本当でしょうか?

通貨それ自体に価値があると感じるは錯覚で、お金は本来必要に応じて流通量をコントロールできるはずのものです。
為替を神の見えざる手にゆだねて神聖不可侵とするのは、貨幣=神とする拝金主義と変わりません。
為替レートは貿易が無理なくできる水準にコントロールするべきもので、不適当なレートを前提に交易条件を検討するのは本末転倒です。
自由貿易で輸出と輸入のメリットが均衡する為替レートを探り、そこを目指して通貨供給量を調整すると考えるべきなのではないでしょうか?

あずみんが、投機的な円高には断固対抗すると意思表明していますが、円高を機関投資家のせいにしていること自体間違っていますし、対策として政府介入しかしないのは実は投資家保護以外のなにものでもないと思います。

女身不成仏で思う

NHKネタ。ブッタのことば、という番組で古代仏教の女性差別論を扱っていました。
本来のブッタの説法にはなかったのに、当時の男尊女卑感覚が紛れ込んでオーソライズされたとか。

女人も仏性を持つから当然成仏する。これを女人成仏というそうです。
しかし成仏するには女を捨て男のハートを持たなければなりません。女性が女性のままでは成仏できない。これが女体不成仏。

今でも男前、女々しいという言い回しがあります。今では女性にも男前だね、などと言います。

古代社会では女性は財産そのものだったと思います。
女性に髪を剃れというのは金持ちに財産を放棄しろというのと同じだったのではないでしょうか。
現代の価値観で古いテキストを批判するのは簡単ですが、要するに現状の価値基準を無批判に肯定しているだけですので、別の場面で差別を助長することにもなりかねません。


2011年10月20日木曜日

ソングナンセンスへ

ナンセンスソングには、勝つと思うな思えば負けよ、のなぞなぞ系、まちはきらめくパッションフルーツの暗喩系、北京 ベルリン ダブリン リベリア束になって 輪になってイラン アフガン 聴かせて バラライカのアレ系があるが、ワンダーランドではふつうの歌詞が歌われて意味を喪失するという体験がおもしろい。
しかも歌詞の内容は不思議の国のアリスで、まさにぴったりだ。

日本語に聞こえたり、やっぱり聞こえなかったり

IZCYのワンダーランド。
くせになりました。


緑の広場 懐中時計
 
文句を言うウサギが走ってる 
地球の真ん中まで続く穴  
三本足のテーブルに金の鍵 
「のんで」と書いてあるビンに 
「たべて」と書いてあるケーキ 
小さすぎるドアの向こうに綺麗な庭が見えてるの 


賞品にもらったゆびぬき 8センチのいもむし 
赤いキノコの上に座ってる 
コッチは首が伸びてこっちは元通り 
別れ道は3月うさぎの方へ 

チェシャ猫は木の上 
お茶会は 終わりがない 
赤いペンキで塗られてた シ-ロ-いバラ 

ハートの女王様はいつも不機嫌 
トランプの兵士はいつもビクビク 

昼寝してるグリフォンに挨拶 
公爵夫人はクロケーの試合に遅刻 
タルトを盗んだのはだあれ? 
------ 


ハートの王様判事 ジャックはつながれ 
ラッパふく白うさぎ 
帽子屋しゃべってる 
ハートの女王いつも怒ってる 
トカゲの陪審員三月ウサギ 
お茶がまだ終わらない あて先のないテガミ 
トランプのジャックは泳げない 
公爵夫人のコックはいつも  
こしょうを持ってる 


ハートの女王はいつも不機嫌 
トランプの兵士はいつもビクビク 

昼寝してるグリフォンに挨拶 
公爵夫人はクロケーの試合に遅刻 

ハートの女王はいつも不機嫌 
トランプの兵士はいつもビクビク 

ハートの女王はいつも不機嫌 
「あやつの頭をはねておしまい!」と言うの 

ただのトランプのくせに

にせ日本語のうた? 

このパノラマミックカメラも面白いのだが、動画のおしまいにかかる歌が不思議? でたらめ日本語に聞こえるのですが、どこかの国の言葉なんでしょうか? ・・・すみません。日本語でした。 緑の広場 懐中時計 文句を言うウサギが走ってる 地球の真ん中まで続く穴  三本足のテーブルに金の鍵 「のんで」と書いてあるビンに 「たべて」と書いてあるケーキ 小さすぎるドアの向こうに綺麗な庭が見えてるの

2011年10月16日日曜日

名画発掘 『マネーマン』

これは劇場では見ていなくて、VHSのビデオを買って見たのだった。

お札の絵を描いて、その額面で買い物の旅をする。
その旅そのものがアート。
お札の絵は複写機でコピー、色を塗るだけなので。
切手も描いて、手紙を出そうとするが郵便局で断られたり。

スーパーで店長が、「わかったその1ドルの絵をおれが1ドルで買う、その金でお前は買い物をする。それでどうだ?」と提案する。
しかし「それじゃだめなんです。このお札の絵で買い物しなきゃ意味が無いんです。」このあたりぐっときます。

ユーロスペースから発売されていたVHSは、いまアマゾンで1万2千8百円。

自民党の政調会長を見て

自民党は民主党の公約違反、増税と子供手当の減額を嘘つき、信用できないでしょ、と非難している。(そう言うところばかり報道されています。)
しかしこれは国民に対し利益誘導でだまされた愚民と言っているに等しい。
別に国民は額面どおり受け取っていたわけではなく、新しいプレイヤーに現状の打破を期待しただけ。多少うまく行かないことは折り込み済み。
自民党は自分たちが築き上げた戦後日本の問題点、失敗を自覚し今後どうするのか建設的な議論をするべきで、民主党に対しては大人の対応を求める。
政権を失ったのは国民が民主党に惑わされたからではなく、自民党に失望したから。
とりあえず復興債は60年で償還と打ち出してくれたのはありがたいが。

安全運転心がけよう!

本日17時ごろ、南木曽のあたり。交通事故で一方通行との掲示。
事故現場には横転した乗用車が。交差点でもない、急カーブもない、真直ぐな道。何故横転?どんなスタントだったのか?ANAのパイロットもびっくりだ。

クルマはたぶんトヨタでプリウスか、そんな感じのオーソドックスなセダン。
フレームは保持されていて、多分運転手は無事・・・だといいが。

19号では南木曽と木祖町あたりが事故多発ポイントではないだろうか?
木曽福島市街も危ないですね。

長野県はクルマの交通量の比べて事故が多いと思う。
原因はスピードの出し過ぎなんでしょうか?
検証し、正しい対策をとる必要があるように思う。

多治見のやきものまつり


 結局現代陶芸美術館と資料館にしか行けなかったが、古い黄瀬戸で気に入ったものを見つけたり、現代陶磁器展でいろいろな作品を見ることができて楽しかった。左のカップとお皿もお土産にもらえました。
会場では茶会が催され、本当は参加してみたかったのだが、写真だけ。

それ町 はまりました

先月何気なく『それでも町は廻っている9巻』を購入。最新巻です。いつかアニメで見たべちこ焼の話が収録されています。
ずいぶん前のアニメの原作?があってびっくり。アニメ原作のコミカライズかと検索しましたが違うようです。

べちこの話は、アニメではすっと腑に落ちたのですが、漫画ではすこし難しい。
まあ分かれば何でもないのですが、分かるまでは分からないのでつらいですね。
簡単な数学の問題が解けないみたいな。

そういう場面がちょこちょこあります。
銀河鉄道の話とか。
4回ほど読み直して、「石炭袋で降りるなよ」は「死ぬなよ」の意味なのかなと了解しました。
宮沢賢治読んでいないし、銀鉄は猫のアニメしか見ていないのですが、双葉とカンパネルラ?はちょっと境遇が似ているのかな?

というわけですっかりはまりましたので、いま4巻までさかのぼって読んでいます。(5巻で絵柄が変わった!)

この作者はひとコマの中で動きをきちんと描けているのがおもしろい。
一話完結の小話にも連載としてのまとまり感があり、話と話の間に描かれなくても世界が成立しているように思います。
そういうわけで私としては珍しく繰り返し読んで楽しんでいます。

好きなキャラはクリーニング屋の荒井さん。

2011年10月12日水曜日

まずいよサイゼリア

まずいよシリーズ。

先日数年ぶりにサイゼリアで食事をしました。焼き鳥屋で飲んだ後河岸を替えて、と言う流れ。
私の思い出の中では、羊の骨つき肉やエスカルゴが美味。ワインも安くて、気軽に楽しめた。

ところが今回は羊肉はメニューに無くて、エスカルゴもみじん切りですごく味濃い。
また、モッツアレラチーズがまずい。きっといろいろ探してこれに決めたんでしょうね。
私は安ければ美味しく感じるタイプなのですが、値段なりとも思えなかった。
というわけでワインは試さず、ビール一杯飲んだあとは水にしました。
価格でがんばっているのは分かるのですが、もう行かないかも。

でもトマトはおいしかった。
注文しませんでしたがサラダはおいしいのかな?

2011年10月10日月曜日

歴史的な円高と言うな

NHKに限ったことなのか知りませんが、ニュースで「歴史的な」円高と言うのは止めてもらいたい。気温が高いときには「記録的な」猛暑と言っているのだから、「記録的な」円高、でいいのではないか?
円高という政府の無為無策の結果を、動かすことの出来ない歴史的な必然であるかのように印象操作しようとしているようにすら思える。

2011年10月9日日曜日

明けない夜は無いさ〜って何ですか?

先日友人の結婚式に招待されました。私の結婚式にはきっと出席して下さいね、と何人もの女性に言われたが、実際に呼んでくれたのはその半分くらい。だから出席できて良かったです。

さて最近の結婚式ではアルバムタイムがあってBGMとともに記念写真を見せてもらう時間がある。今回そのBGMで使われた曲が、「きっときっと忘れない〜、明けない夜はないさ〜」(記憶で書いております)というもの。
この、明けない夜は無い(だから頑張ろう)という意味が分からない。

Xゼネレーション的に考えると、明けない夜はない、というのは終わらない夏休みはない、と同義のはず。けっして夢や希望のある意味ではないのですが。
いや、反対に毎日が夏休みというのも結構つらいんですが。

ふつうに恋愛モードで解釈しても、もうすぐ夜が明ける→別れが惜しい、となるのではないだろうか?
ちょっとむずかしい。

上野の美術館でモネを見ました。

先日上野の美術館に参りましたら、入場無料!写真撮影OK(一部除く)で皆さん楽しく鑑賞されていました。
私も撮ってみたかったですが、カメラはロッカーに預けていたので残念でした。
常設展の中で、ある程度作品数にボリュームもあり、かつ個々の作品に魅力を感じたことで印象に残ったのがモネでした。
なかでも左の絵のような橋の作品が気に入りました。

モネの作品は印象派の元祖として光の幻想的な描写が特徴とされることが多いですが、この作品を見て感じたのは橋の立体的な感触も含めた空間の把握です。
橋の下をくぐって、また戻って来てと見ていて飽きることが無い。
これはセザンヌにも通じるところで、両者相対立する作風と解説されますが、案外近いところにいると思いました。

2011年10月7日金曜日

小沢一郎の記者会見

朝のニュースでちょっと見た。

そこで、「私だけがやっているという事実はまったくないのに執拗に」と検察を避難している。(ちょと見ただけなので記憶違いあるかも、ですが)
この「わたしだけが、〜ではないのに」は言い換えると「ほかのひともやっていることなのに(同様に疑わしいのに)」となる。

小沢さんは正直な人だ。


2011年10月6日木曜日

あなた 席を譲りますか?

NHKネタ。日本GO!を見て。
電車の優先席は必要か?の議論について。


中国人のコンサルの人が、私はお年寄りがいたら席を黙って立ってあっちにいく、と発言。そのあと誰が座ろうが頓着しないそうだ。
私の知人にも似た様なひとがいて、彼は電車では座らない。席を必要とする人のためにあけておくのだ。

わたしの場合は、譲るときはまず聞く。「座りたいですか?」と。

最初にそうしたのは、私の目の前で初老の夫人(50代?)が最近の若いのは席も譲らないと世間話をしていたときだった。
それで、座りたいのか聞いてみた。ところが、座らないとの返事だった。
それでも譲れば座っただろうが、わたしはそうですか、とまた読書を続けた。
実際、座りたいか聞いてみると、いえ大丈夫ですと言われることがほとんどだ。
帰宅ラッシュで妊婦さんを見かけたときに、目があったので身振りで座らないか聞いたら、やはり結構ですとのこと。
下車されるときこちらに軽く会釈され、なんだか恐縮したが、私の口先だけの親切でもいいことしたうちに入るのだろうか。

以前は黙って立ってみたこともあるのだが、同じ車内に居づらいのでやめた。まるでなにか悪いことをしたような気分だった。

私が思うに席を立ち去るというのは、譲るのとは少し違う。立ち去るのは席を遺棄するのであって、それは下車するときにすべての乗客がやっていることだ。
度々繰り返すなら「年寄り、弱者とは同じ車両に居たくない」とも解釈可能な行為で、ディスコミュニケーションなところがむしろ失礼だと思う。

むしろたまたま乗り合わせた人に関心を払い、困っているか聞いてあげるほうが自然でスマートであるし、相手の目を見て聞いてみれば、かえってその後安穏と席で惰眠をむさぼることもできるものなのだ。

凋落する町の本屋さん

住宅街の小さな本屋さんがどんどん無くなっている。
そしてその波は都心の大型書店をも洗い流そうとしているよう。

先日数年ぶり!に新宿紀伊国屋に行きました。
外見は変わらずですが、立ち入るとなんとなく昔と違うような?
哲学系の棚はほとんど消えたようですし、宗教系もオーソドックスなものは少ないような。
ぶらぶらしましたが、手に取ってみたいものは少なかった。

本屋の楽しみは新しい出会いがあること。
アマゾンではたどり着けない本があるはずですが、もうその出会いを期待するのは難しいようです。

2011年9月29日木曜日

子供は未来からの留学生

国会答弁でどじょう総理が発言。この言葉、流行っているようですね。
未来にツケを残さないために今増税が必要!と執拗に主張されています。

しかし大学は出たけれど〜就職できない、で派遣登録するであろう来年3月卒業の学生の未来はどうなるのでしょう?
就職できない学生は仕事をえり好みし、勤労意欲のない怠け者なのでしょうか?
失業問題はハローワークにまかせればいいのでしょうか?

経済の現実を見ない財政健全化論が子供から未来を奪っているという事実を認識するべきです。
増税が経済に悪影響を与えないなら誰も反対しません。しかしこれはようするにこれから10年間震災自粛しようということです。一方で復興特需で景気回復と皮算用しているようですが、同時に増税ならプラマイゼロ。今マイナス成長ですから結果はマイナスで、これが10年続いたら歳入がどんどん減ってまた増税です。

まさか失業率を上げて人件費が下がれば、国際競争力は回復するとでも思っているのでしょうか?
経済構造改革は円高人件費安を目指しているとように思えてなりません。

2011年9月27日火曜日

増税時期の考え方

来年からとか再来年からとか、増税時期について民主党内で議論をしているらしい。
ここでの疑問は、仮に再来年から増税するとして、それまで何をするつもりなのか?ということだ。


もし景気への悪影響を抑えたいとか、若者の雇用への影響を懸念しているのなら、当然増税GO!のサインもこれらを指標にしたものになるだろう。

たとえば名目GDPが5年連続5%成長、5年連続新卒の就職率100%、という具合だ。

そういう議論ができないのは、円高対策、経済構造改革がいつまでにどのような成果を目指しているのかをあいまいにしていることが原因だ。
増税は円高対策、経済構造改革が一定の成果を挙げてから、とまず確認して欲しい。

2011年9月26日月曜日

次期戦闘機の選定で

防衛省がFXの選定条件のひとつに生産に国内企業が関われること、を挙げている。
戦闘機は高価なものなので、日本の企業にもお金が落ちるほうがいいという理屈も分かる。

しかしふと、ようするにこのような特定企業への配慮そのものが、官僚の利権の温床なのではないかと思った。
国内企業を絡めるために割高な見積もりをつかんではならないでしょう。


今回はF18、ユーロファイター、そしてまだ開発中のステルス機の3つの内から選定するそう。
F4の陳腐化が著しいそうで、導入スケジュールに遅延は許されない。
であるなら開発中の機体はNG。
また国内企業への配慮も必須とすべきではない。
結局、一番お安いものを選ぶが吉ではないだろうか。
で、どれが安いんでしょうか?(本当に必要な買い物なのか?という疑問も)

2011年9月25日日曜日

戦略特区が円高対策?

というわけで戦略特区について考えてみたい。

これで結局、輸出に強い企業を何社か(あるいは何百社か)生み出すことができたとして、それが円高に強い産業構造への転換に結びつくのだろうか?

素朴に疑問に感じるのは、もし特区関連の輸出が増加すればその決済は最終的に円建てで行われるので、円の需要が増してさらに円高に拍車がかかるのではないか?ということ。

そうなれば特区外の輸出産業は壊滅するだろうが、その雇用を特区で吸収するにはようするに日本中がなんらかの特区になってすべて企業が何か画期的な新規事業を成功させていなければならない。

これは特区の規模の面でも開発の難しさの面でもなかなかすぐに達成できるものではない。
実際、特区指定はとりあえず年内に1つ行う、ということで要するにこれは100年かけてやるということだろう。

政府は円高対策の一つとして特区構想を打ち出しているが、これはそもそも円高対策とは別に取り組むべき国家事業であり、羊頭狗肉の感がある。

国際総合戦略特区について妄想する

政府の円高総合対策のなかに国際総合戦略特区というのがあります。
かっこいい名前ですね。なんだか強そう!
調べてみると、法規制を緩和して自己責任でいろいろやりたい企業を集めるということらしい。

そこでどんな特区がいいか考えてみた。

1. 原子力、放射線利用特区 
原子力エネルギー、放射線の活用 → 被曝線量の基準緩和

2. ヒト遺伝子組み換え特区
 おもにヒトの細胞、遺伝子を使った研究開発、新事業 → 生命倫理緩和

3. 地熱発電開発特区
環境と調和した地熱発電の開発、実用化  → 国定公園での自由な発電所建設

すみません、もっと思いつくと思ったんですがいったんここまで。

・・・で、続き。

4. マリファナ特区
医療大麻の研究、臨床 → 大麻規制緩和

5.二次創作特区
漫画原作つきミュージカルの上演、既存のアニメキャラを用いた漫画等の創作および販売の自由化 → 著作権フリー

6.電脳特区
脳−コンピューターインターフェイスの実用化、応用研究 → 電脳関連事業法人税免除

・・・こんな特区がいくつあっても日本の産業構造を改革するに足りないように思えてきます。政府の構想する戦略特区の内容に期待したいですね。

2011年9月23日金曜日

五一わいんの桔梗ヶ原メルロー

春に買った桔梗ヶ原メルローを開けました。
他に酒が無かったのと、お客さん用にとっておいたのですが、とりあえずその機会もないな、と思ったので。

一夏越して、保存が悪かったのか、枯れていて、
メルローらしさはありますが、軽くかつ渋い。
おりがすこし出ていたので、デカンタージュしましたが、やはりもう少し丁寧に扱ってあげたほうがよかったな。
5000円の価値があるか微妙と思いましたが、保存のせいか?とも。
桔梗ヶ原メルローはブランドになっていますが、いろいろ飲んでみないとなんとも言えないですね。

2011年9月22日木曜日

名画発掘 『ブロンドの標的』

無職ひきこもりがある日莫大な遺産を相続する。しかしその遺産の価値を本人は全く理解できず、二束三文のがらくたにしか見ていない。
そして美しい女性が現れ生まれてはじめて愛し合う。
遺産目当てで近づいた女性は自責の念にかられながらも、最後には男から財産を奪って立ち去る。
・・・というお話。(記憶で書いております。)

この映画を劇場で見たとき旧約聖書の寓話のようなカタルシスを感じたことを憶えています。
作品中の女性がイエス像に向かってごめんなさいと懺悔するシーンも印象に残ります。
この映画の原題は『Bitter harvest』。真実の愛に近づきながら肉欲(3P)に溺れ全てを失ったという意味かな。

2011年9月18日日曜日

らじるらじるでNHK-FMをらじる

NHK-FMをらじっています。
iMacで聞いてもあまり楽しくないですね。クルマのラジオと比べてもノイズは少ないですが音はよくない。
ラジカセにつなげば改善しますので、それはよいのです。
本来NA7004を使うべきなんでしょうが、音が途切れるので、Macとラジカセで聞く見通し。
つなげるケーブルをくれた人ありがとう!
FMが受信できず、アンテナをベランダに建てようか、と思案していた私にはうれしいサービスです。


2003年11月のココア

賞味期限が、2003年11月の森永ココアにチャレンジ。
常温保存だったのでさらに不安が増します。

甘くしてみました。
美味しくいただけました。

2011年9月17日土曜日

サンデル先生が教えてくれる民主主義の基本

なんだか評判がいいらしいNHKの討論番組、サンデル先生の白熱教室について。

わたしは見るたびに、お腹が痛くなったり怒ったりで、とても最後まで見ることができない。
自分が指されたらどうしようと考え、しかし気の利いた答えができないと思い知って絶望。さらに替わりに(ではないが)答えてくれた優秀な学生には、ばかやろう!と罵倒(心の中で、独りの時はテレビに向かって!)。
・・・つらすぎます。

だらだら長い意見を聞くのもつらい。前回は東電は民間企業で営利を追求する団体だから損害賠償を求めることは難しい、という意見のあたりでギブアップ!
この番組を最後まで見て楽しめるひとってすごいと思う。

民主主義の基本は人の話を最後まで聞く、ということ。しかしこれほど難しく忍耐を要することは他にないと痛感。

法人減税、消費増税で雇用回復ですって?

NHKネタ。
自民党の麻呂さまが雇用を生み出すには法人税減税、代替に消費税増税が必要と宣う。
しかし法人税減税で雇用増とは、いくらなんでも無理筋ではないでしょうか?
政治家は面白いことを真顔で言うんだなあ、と感心。

税率下げて税収アップはあり得るかもですが、たとえ法人税を0%にしても雇用は1%も改善しないでしょう。
消費税増で売り上げはむしろ落ちるでしょうし、雇用を増やす理由は何もないですよね。
役員報酬と配当金は少し増えるかな。

たとえば法人税0%の場合で、何%雇用改善するものなのか、ぜひ教えて欲しいものですね。

雇用を改善するには景気の回復が大前提で、そのためには消費税増など後回しと思うのですが。
あくまで景気回復してから増税がよいと思います、と言うと回復しないから増税だという声が聞こえそうです。しかし増税では景気は回復しませんから、税収のさらなる落ち込みは必至かと思われます。

社会保険料の見直しは増税とは切り離して議論したほうがいい。(若いとき少々きつくても老後は安心と思えるなら、むやみに貯金する必要がなくなるので、かえって消費を刺激するかも。)まあいずれにせよ貯金なんてできなくなるんでしょうね。

2011年9月15日木曜日

プログレインプレッション 塗装編

本日、一年点検でクルマをきれいにしてもらいました。それにしてもエアコンのフィルターお高いですね・・・
でも替えてよかったですわ。エアコンの臭いが無くなりました。
エンジンオイルも5000キロで交換して好調。なぜかはっきり違いが分かるんですよね。
高いのか安いのか分かりませんが、今回エンジンオイルのボトルキープというのをしてきました。

さて、プログレの塗装はまるで琺瑯のような美しさ、遠目にはとても7年経過とは思えない・・・が、今回よくみるとピンホール錆を発見!
塗装が硬いからですか?
私の記憶が確かなら、サンクは見た目年式相応だったけどピンホールは無かったなあ。
あと、鳥の糞はしみになるようなので、めんどうでもほったらかしにしない方がいいみたいね。

まめに点検にだしても、車検は別腹でお金がかかるそう。塩化カルシウムのせいで下回りは結構錆びているらしい。そのうちマフラーに穴があいたりするんでしょうね。見えないところの塗装も手抜きせずにして欲しいと思うのですが・・・

2011年9月11日日曜日

経済成長なくして財政再建なし

いくら税率を上げても無職無収入の輩から税を徴収することはできません。
税収を確保するためには失業者を無くすこと、GDPを長期的な成長ベースにのせることが前提だと思います。
いま増税の痛みを分かち合って何がおきるでしょうか?
痛みが激しくなるばかりです。
無茶な増税はさらなる増税への布石でしかありません。

財政健全化が成長の礎と政府は考えているようですが、まったく逆だと思います。
増税で景気がよくなるなら、1年間税率100%にしてみたら?

2011年9月9日金曜日

極楽の松

高遠町 満光寺の極楽の松。樹齢500年だそうだ。
武田信玄の指示で高遠城から移植されたとか。
この松を見ると極楽に行けるそうです。

今日、高遠ではブックフェスとかで、道ばたや店の軒先に本棚が並び1冊100円!
あまりあちこち見ませんでしたが、辻邦生のモンマルトル日記と斎藤茂吉の現代日本文学全集第23巻をいただきました。
ありがとうございます。
ほかにも高見順とか、おと高く流れぬ聖家族という格調高そうな小説もあって目を引きました。

高遠そばを食べて帰りたかったのですが、中途半端な時間で飲食店はどこも閉まっていました。いつか食べてみたい!

日経ビジネスがご乱心?

購読していないのでよく分かっていないのだが、日経ビジネスのようすがおかしい。
円高の何が悪い、国内に仕事が無ければ経済成長著しい海外に出稼ぎに行け!強い円で海外資産を買え!のことだ。


しかし為替で円が上がっても実質GDPが下がったら意味が無いし、実際いまのところマイナス6%くらい。円高になった分だけ成長率が目減して、なにが強い円なんでしょうか?

それに多くの労働者が海外に出稼ぎすれば当然日本のGDPは減少するでしょうし、その収入が日本に還流するという絵がよく分からない。
もちろん個人の生き方としては考えなければならないことだと思うが、それは沈没する船からは避難するという類いのこと。。
日経ビジネスでなくbig tomorrowなら納得の言論ですけど

日本政府の雇用対策はハローワークの充実!?

次世代につけを残さない、と言いつつ失業者に冷淡な日本政府。
雇用対策は厚労省の管轄らしく、ハローワークを充実させるとはすなわち仕事をえり好みするなということだ。

新卒の学生が就職できずアルバイトをしたり派遣登録したりしている。これは国民を2極化させる大問題だ。
それを個人の仕事観、選択の問題に矮小化し景気対策の重要な指標として認めないのは政府行政の無為無策を隠蔽する以外のなにものでもない。
増税論議などしている場合じゃない!

デジタル化でテレビ離れの何故

地上波デジタルへの切り替えに伴いおよそ9万人がNHKとの受信契約を解約したそうな。
ネットやDVDでほとんどTVの用は足りるという事情もあるだろう。
しかし根本的にTV番組とデジタルハイビジョン化とはそもそも相性が悪いという事情があるのではないだろうか。
ハイビジョンで見たい番組がない、とも言われている(と思う)がそもそもTV番組はハイビジョンで見るものではないのだ。

私の記憶が確かなら〜、マクルーハンはラジオをクールなメディア、TVをホットなメディアと分類した。
TVがホットなのは画面のドットが荒いから。ハイビジョンはTVをクールなメディアへと変貌させようとする事業だ。
そもそもTV番組には携帯のワンセグで十分だったのだ。

この夏帰省して久しぶりにめざましテレビを見たら、なんだか大塚さんの顔が怖かった。デジタル化はテレビの死亡宣言だったように思う。

一方、クールなメディアであるラジオこそデジタルハイファイにふさわしい。
NHKFMを地上波デジタルでCD以上の高音質メディアにしてほしかったなあ。

CATVでFM放送受信を試みた

実はNHKFMを自宅でも聞きたいのだが、やはり受信感度が悪くラジカセでは楽しめない。
以前住んでいた家も受信できなかったし、実際にラジオを聞けないエリアはテレビより遥かに広いに違いない。
ところが自宅のCATVでFM放送を送信しているらしいと気づいた。
じつはそういうことをしているとは知っていたが、どうやって受信するのか分からんかった。
調べてみると、ただラジオにアンテナ線をつなげばよいらしい。
しかも私のラジカセにはテレビ同様のアンテナ端子が備えられている。テレビからラジカセに付け替えて早速テストだ!

・・・受信しないわけではないが、出力が低すぎ?まったく使用に耐えられない。残念でした。

10月にはラジオ放送を認知させようというイベントがあるらしい。またNHKFMがインターネットで聞けるようになるとか。
テレビ離れが進む今がラジオ復権のチャンスだ!がんばれ〜

2011年9月8日木曜日

100年に一度の災害には100年かけて備えよう

熊野の大雨にはお悔やみを申し上げたところに、また台風が迫っているという。
まったく息着く暇もない。十分な備えと周辺の支援を求めたい。

ところで今回のような大雨がもし首都圏で起こったら、いったいどうなることだろう。
そのような事態に備え進められて来た治水工事は皮肉にも事業仕分けで切り捨てられてしまった、と記憶している。

これは要するに大きな負担を「私たち世代の責任で賄おう」とするから仕分けざるを得ないのあり、100年に一度の災害には100年かけて備えればよいのである。
そもそもこれは世代を超えて共有する財産であり、後の世代の命を守ろうとする意志でもある。

だからその費用も超長期の国債で賄うべきであり、ポケットマネーで買って上げようなどと気前がいいのだか、逆にけちなのか分からないようなことはするべきではない。

2011年9月6日火曜日

復興財源議論はやめてください

自民党が財源を先に示せと震災復興論議をサボタージュしている件。
自民党政権時代、土木関連の公共事業に財源論など無かったのに、今回はなぜ財源にこだわるのか不思議です。ようするに形を変えた牛歩戦術なんでしょう。
復興支援のうち福祉的なものについては国債には馴染まないかもしれませんが、このまま牛に引かれてお参りするなら、着いた先でのお葬式は必至。
自民党は東北地方を焼け野原のままにして平気なんでしょうね。前総理の発言を避難していますが、これも非難したかっただけなんでしょう。

復興財源論議はようするに
財務省の人形芝居に過ぎないと思いますが。

円が上がった分だけ日銀に国債償還してもらったら?

今度の財務大臣?・・・最近大臣とは言わないのですか?

そのひとが、円高対策について国際社会に理解を求めたいと言っています。
為替介入を意識した発言なんでしょうが、裏を返すとデフレ対策はとらないという意思表示でしょうか?

お金を刷っても実需がないからインフレに誘導できないと言う人もいますが。
しかしここ半年で5%ほど円が上がり定着しそうな雰囲気ですし、ならばとりあえず国債を5%日銀に買わせて償還してはいががでしょうか。

これで何%円が下がるのか分かりませんが、円が上がったらその分国債を償還しますと約束すれば、そうそう上がらんと思います。
為替の動向を無視して国債を償還すればどんなインフレになるか分かりませんが、為替を注視し、こんな時期に円を買いやがってバカやろう!との意志込めて報復的に国債を償還する。これなら国際社会の理解は不要かと思いますし為替介入より実効性があると思います。

2011年9月5日月曜日

台風12号お見舞い申し上げます。

明日北海道に大雨とのことで未だ予断許さぬ状況ですが。
被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。
熊野、那智勝浦は以前訪れたこともあり、報道される惨状にひときわ痛みを感じました。
宿の近くにあった河原の温泉。
眺めるだけでしたが。

またお見舞いをかねて旅行に行きたいと思います。

2011年8月30日火曜日

岩見沢の駅舎がブルネル賞を受賞!

鉄道関連の国際的デザイン・コンペティションである「第11回ブルネル賞(Brunel Award)」の駅舎部門で、日本の2つの駅舎が大賞であるブルネル賞を受賞した。JR北海道の「岩見沢複合駅舎」と、九州新幹線の「新鳥栖駅」だ。10月14日に米国・ワシントンDCで授賞式を予定している。
・・・だそうだ。


岩見沢駅は以前漏電で焼失してしまい、今回受賞した駅舎はその後再建されたもの。
歴史的価値のあった旧駅舎の焼失は残念でしたが、現在の駅舎が新しい伝統へと連なり岩見沢の新しい歴史のモニュメントとなることを期待したいですね。
写真は2009年7月の早朝、たぶん。

野田財務省傀儡内閣誕生で日本経済どん底ですか

とにかくNHKが財政再建待ったなし、しかし障害は党内ポピュリストの増税反対、というニュアンスでいつまでも報道するのは止めてほしい。
中立公正のふりして結局財務省の意向に添う報道しかできないのは、結局国営放送だからですかね。

震災から半年経とうとしていますが、この延長で復興と景気回復に取り組むとなると、夜明けの朝顔を見られるのはいつのなるのか。
まあ、朝顔ですから、咲いてもお昼にはしおれますが。
ちょっと景気が上向いたらすぐ増税でまた下降。そういうことの繰り返しを朝顔の比喩に託しているのでしょうね。



2011年8月26日金曜日

木曽音楽祭はじまりました

今日初日。
朴葉の寿司を買い求め、開場までぶらぶらしているとアルプホルンが高原に鳴り響き音楽祭の口火を切る。
しばらくすると、アルプホルンでは聞いたことのない曲が始まる。結構難しそうな曲なのに音が柔らかくとてもいい!
すごいなあ〜、さすが音楽祭。
アルプホルンも超一流ですか。
どんなだろうと会場前の人だかりに寄ると、なんとホルン?でした。
やはりこっちが演奏しやすいようです。

今回の音楽祭は、モーツアルト、ブラームス、ドボルジャークも取り上げ、より親しみやすさを意識したようです。(と思ったが去年の演目を調べると、似たようなものだった。)
それでも普段聞けない曲に光をあてるという基本コンセプト?は健在。
今日の演奏会でも曲の聞き所が分かりずらく、ほとんどのお客さんは置いてけぼりだったような。(モーツアルト、ラハナー、レーガー)
去年は技巧に走ってきりきりした印象でしたが、今年はゆったりしつつも歌わないという感じでこれはこれでよくも悪くもない。
聴衆にサービスしない潔さがとてもさわやかで、明日も聞きたいと思いました。



2011年8月25日木曜日

心の貧しいものは幸いある

私はこのフレーズがわりと好きなのだが、今日ネットをぶらぶらしていたら、このフレーズはマタイが創作したものとか。
まあ聖書はどれも作家の創作で、直接イエスの言葉を書き残したものではないですが。
あらためて翻訳を読んでみると、これは山上の垂訓の場面でマタイとルカが描写している。

で、マタイでは「心の貧しいもの」とあり、ルカでは「貧しいもの」となる。
さてどっちがイエスの真意に近いのか?

わたしがこのフレーズが好きなのは、心に神様の座るスペースを作るように、という意味であって、知恵やら想いやらで心をいっぱいにしていると逆に神のことが分からなくなる、と理解してのこと。
これはエックハルトを読んだときに思ったことで結構気に入っている。

ところが、あらため読むと、この解釈は山上の垂訓の場面ではちょっと整合しない。
読み込み過ぎで、唐突なのである。

結局、たんに貧乏人に呼びかけている場面なんだろうな、と思う。
ただ、だからと言って「心の貧しいものは幸い」が間違い、とは思わない。
そもそもイエスはあまり多くを語っていないし、その台詞に独創的なものは何もない。
ああいう人が本当にいた!というセンスオブワンダーがキリスト教の原点なので、その存在の事実に何を読み込むかは各自の問題だ。


2011年8月22日月曜日

増税論議を道徳問題にすり替えるな!

NHKのニュースで宮城県知事のインタビュー見ました。
村井知事は復興費用を次世代に負担させることに反対だそう。
しかしこれは氏の考える復興モデルと矛盾すると思います。
家を建てるとき、ポケットマネーで済ませるひとは少ないでしょう。
二世代住宅が流行ったときはローンも二世代でした。
後世に価値ある復興を成し遂げるにはそれなりの費用が必要です。
それにはたとえ全国民のおこずかいを集めても、到底足りないでしょう。
もしどうしても短期間で償還したいのなら、おこずかいの範囲で賄えるよう復興予算を策定するべきです。
村井知事は戦中の精神論「欲しがりません、勝つまでは」を踏襲しています。
復興が済むまで欲しがるな、と主張しています。
しかし国民全体が耐乏生活をしたとき、どこからお金が湧いてくるのでしょうか?

増税反対はポピュリズムではありません。
財政健全化の問題と復興財源の捻出の問題を混同させるのは間違っていると思います。

『4ヵ月、3週と2日』


2007年ルーマニア映画。堕胎ものである。
当時非合法とされていた堕胎手術をするために、ホテルを手配し、医者を迎え、費用を恋人から借り、足りない分を体で払い、と友人のために奔走する主人公は写真の右側。堕した胎児を捨てて戻って来ると部屋は空っぽ、やっと探しあてると・・・というシーンだ。
左側のこざっぱりと清々しい風情の女が堕胎したほう。おなかがぺこぺこなの、と色々な部位の肉の煮込みを注文していたが、さらに何か食べようとメニューに食い入っている。
堕胎の罪をはね除けあくまでイノセントな女と、その罪を一身に引き受け試練の旅を終えた主人公。
このラストシーンが映画を特別なものにしており、共産主義時代の抑圧を描くという主題を超え、宗教的な崇高さに到達していると思う。
タイトルは5ヵ月に達すると処置できないよ、と言う堕胎医の言葉から。
この医者が彼女らを道徳的に責めるシーンもあり、たいへん参考に?なりました。

2011年8月19日金曜日

砂漠の町な釧路動物園

釧路動物園の象。いまはもういなく、ただ檻があるだけ。
別役実に『さばくのまちのXたんてい』という絵本があるのだが、まさにその状況です。
そのうちピンクの象が現れるのではないか?と期待したい。
釧路動物園は人が少なく動物をゆったり観ることができる。
Xたんていは現在絶版。アマゾンでは現在7800円。


ふしぎなキリスト教

今夏、旅のおともに選んだのが『ふしぎなキリスト教』。

帯には10万部突破!とあり結構なことです。推薦に小説家の高橋源一郎、脳学者?の茂木健一郎、あと存じませんが森達也さんと言う方の名が連ねられており怪しさ満載。ついつい手が伸びてしまいますね。


読み始めて何か言いたい気持ちになり、読了の頃にはもう何も言いたくない、そんな内容の本でした。
特におしまいのほうは何故だかページを繰るスピードが早くなります。

この本の面白いところは著者の橋爪先生が、人は何故宗教を発明したのか、という高い視座に立ち、そこから近代を生み出した西洋の骨格としてキリスト教を読み解くという姿勢にあります。
アマゾンの書評ではかなりマニアックな指摘がされていますが、話の土俵も問題意識も違いますので、それはそれとして良いのです。
まあ840円とお安いですし、居酒屋でナマ中しかも発泡酒を飲みながら聞くヨタとしては楽しいでしょう。

読みながら、以下の本を思い出しました。もしキリスト教関連で何かまともなものを読みたいと相談されたら、おすすめしたい逸品です。


フロイト 『モーセと一神教』
ユング  『ヨブへの答え』
ルジャンドル『真理の帝国』か『西洋が西洋について見ないでいること』
田川健三 『書物としての新約聖書』
坂口ふみ 『個の誕生』




ヘリコプターマネー

新聞の書評に惹かれてミルトンフリードマンの『貨幣の悪戯』を読んだのは、20年以上も前のこと。
当時大学の教養部で経済の講義を2コマとっていたのだが、どちらもマルクスだった。

と言う訳で、初めて知った普通の?経済学がミルトンフリードマンだったのだが、これもあっさり挫折した。
この本で、フリードマンはヘリコプターでお金をばらまいても名目の預金残が増えるだけ、と説明している。(私の記憶が確かなら・・・)
なるほど!じゃあ、お金をばらまいても経済に影響を与えることは出来ない、ということのなるのかな?
でもこの本の最初では、石のお金にペンキを塗って使えなくすると島全体が貧乏になり、きれいにするとまた活気がでた、つまりお金が足りないと景気が悪くなると説明している。(私の記憶が確かなら・・・)

・・・なんだか矛盾してないかい?

さらにこの辺りから数式がでてきて、よく分かりません!となった。

しかしこの長年の謎に光明が射した。
どうやらフリードマンはひとびとの「期待」という要素が重要と言っているらしいのだ。ただ単にお金が降ってくるだけでは何も変わらない。それに伴って人々の行動が変わることが重要だと指摘しているのだ!

近年、ばらまき=ヘリコプターマネーと否定的な文脈で使われることが多いような気がするが、本家(たぶん)に立ち返って考えるとずいぶんニュアンスが違うはず。

そのうち書棚から探し出して、今度は最後まで読んでみたいものだ。

『貨幣の悪戯』はアマゾンで今なら98円からある。

2011年8月9日火曜日

松たか子の『告白』

松田たか子が中学校の先生を演じる『告白』。一年たってようやく見ることができました。

出来ちゃった婚しようとしたら、旦那がHIVポジティブと分かり、シングルマザーを選ぶ。母と娘の関係性を何よりも尊びこの関係性の中でのみ生きる女教師。その愛娘が生徒に殺されたとしたら・・・・
主人公だけではありません。その娘を殺した生徒もまた母との関係性の世界から出ることを知らず、狭い世界で苦しんでいる。
お父さん!出番ですよ〜

小説なら他人の濃い(異常な)関係性に入り込めるのは一つの楽しみとしてあり得ると思うが、そのまま映画になると見ているほうも息苦しく、退屈でカタルシスからほど遠い。
出口の無い迷路のような映画。しかしこの判で押したような反復がこの映画の美的な様式でもある。

2011年8月5日金曜日

彼女の消えた浜辺

イラン映画。
主人公である奥さんが娘の保育園の先生を親戚?の青年とくっつけようと家族旅行に連れ出します。
ホテルにはこのふたりは新婚夫婦と偽ってます。
未婚の男女の同宿は、表向き禁止なのです。
イランはアルコール禁止の国ですが、自宅では飲酒しています。恋愛も同様のダブルスタンダードなのです。

ところで写真のとおり映画の中では女性はストールを頭に巻いていますが、実際には家の中では外しているのだそうです。これは映画の中ではあっても、人前では女性は姿を露にしてはいけないからです。
日本の映画では女性を露にしないためにフィルムにぼかしをいれることはあっても前ばりして隠すことはありません。(前ばりする際は前ばり自体を隠しますから。)


このあと保育園の先生が行方不明になってしまい、さらに実は婚約者である男性がいたことが明らかになります。
話の焦点はこの婚約者に、この恥知らずな女の行いをなんと説明するか?に移ってしまい、彼女を心配しているはずの婚約者も、自分を裏切ってアバンチュールを楽しんでいたのか?ということばかり気にしています。
彼女は実は婚約者を心から愛せず悩んでいたのですが、そんな心の真実より世間体、男のメンツが大事なわけです。

行方不明になって警察に届ける時、彼女の正式の名前を誰も知らない、というエピソードがあるのですが、彼女の所在なさを表しているように思いました。

2011年8月4日木曜日

昔の円は〜安かった!

バブル金あまりでアメリカの不動産を買いまくったころ。
ロックフェラービルを日本の不動産屋が買ったのはいつだったか、と調べたら1989年10月、そのころは1ドル142円。案外安いのね。「強い円」に浮かれて買い漁ったというわけではなかったようだ。

いったい同時の日本と今、なにが違うのだろう。
生産性が2倍になっているですかね。それとも2倍の付加価値のある産業にシフトしている?
あっ、収入が半分になったかも・・・

もし1ドル140円だったら、失業も財政赤字も解決しているのではないかな。


リンク先の放談。たいへん面白いです。
円高はデフレと同じ。(ドルに対して円が少ないから円が高くなる)
また財務省が税収ではなく増税にこだわるのは、利権確保のためだそうです。

2011年7月31日日曜日

美味しいコーヒーのいれかた

ペーパーフィルターでコーヒーをいれる時の作法について。

コーヒー粉を漏斗に納めて平らにする。
この「平らにする」について、20年間わたしは手で揺すって平らにしていたが、これは間違い。

エスプレッソをいれるときのようにタンピングする。そうすると、同じ豆か?と驚く程美味しくなります。

粉を固めることによって、しっかり粉を蒸らすことができるのです。
味がはっきり変わりますのでお試し下さい。

くじらの刺身はうまいよ

渋谷にあるくじら料理やには結局一度も入らなかったが、長野県の農協ではくじらの刺身がふつうに売っていて、夕方半額350円で一皿買えたりする。
たまに食べるがこれがうまい。味は馬刺に似ていると思う。

NHKでくりかえし反捕鯨活動に揺れる太地町のドキュメンタリーを放送している。
3回くらい見たが、毎回追加編集しているのかな?と思うくらい発見がある。(ちゃんと見ていないとも言う。)

3度見て感じたのは、シーシェパードの人たちの太地町の人たちに対する差別感情だ。日本人をいわゆる土人扱いしてオルタナティブな文明人として理解することができていない。こういうのオリエンタリズムと言うのかな?

(3度目に)番組の最期で、クジラの死に顔をさらしものにしたくない、と漁師さんが言っていたのがよかった。そういう感情や死生観を一つずつ確認することで、いずれはっきりとシーシェパードのひとたちに対し、彼らにも見える真っ白で太い平行線を引くことができるようになるだろう。

「クジラは言葉と文化をもった知能の高い動物なんです!殺すのはかわいそう〜」と言われたら・・・
「なるほど!だからガイジンはミミズやカタツムリを食べるんですね〜」と、私なら答えたい。

2011年7月28日木曜日

子供手当論議やりなおせ

ラジオニュース(NHK)ねた。
子供手当の所得制限を、主たる稼ぎの手取り860万円で検討しているそうです。
世帯収入ではなく、主たる稼ぎ手の収入。その手取りが860万円なら、所得税、社会保険料を含んだ総支給額で1000万超ですね。全体の5%くらいでしょうか?
この実質増税の世帯は5%で適正なのか?
・・・さらに拡大するべきか?

そもそも子供手当はその引き換えに扶養控除の廃止、地方税のアップ、地方自治体の子育て補助の廃止があり、実際に恩恵を受けるのは、「納税できない程の低所得者」に限られます。

結局、世帯収入200〜300万円くらいの家庭で不安無く子供を育てられるようにするという狙いの政策で、それはいいことだと思いますが、たいていの子育て世帯に恩恵がないようでは羊頭狗肉というべきです。

そこまで低所得者にフォーカスするなら、年末調整で子供手当相当を給付すれば年末調整の計算ソフトを少々改修するだけで済みます。

子育てにお金のかかる時期には手厚く保護し、その後子供が巣立ったら負担を増やす、というのがあるべき姿です。(ライフサイクル全体での子育て費用の平準化)
またライフスタイルが多様化する中、独身貴族、DINKS、富裕老人への課税強化も検討するべきでしょう。(社会全体での次世代育成コスト負担の平準化)

すくなくとも財源を扶養控除の削減で確保してはいけません。
これでは朝三暮四にもなりません。

2011年7月26日火曜日

日本の食糧自給率問題について思う

NHKで、食糧自給率を上げようと放言番組。
アメリカの穀物戦略、世界的な食糧不足、価格の高騰で食糧自給率の向上の取り組みは必須だそうです。

しかし世界的な食糧不足に対応するには、日本の自給率を40%から50%に上げるのではなく、海外の後進国に投資し、地球レベルでの食糧生産力を高めるようにすべきです。

残念ながら日本の農業にいくら投資をしても世界の食糧問題を解決することはできません。深刻な食糧危機の備えとして、自給率50%目標が何の気休めになるのかまったく分かりませんので、そもそも政策目標として成立していないと思います。