NHKネタ。ブッタのことば、という番組で古代仏教の女性差別論を扱っていました。
本来のブッタの説法にはなかったのに、当時の男尊女卑感覚が紛れ込んでオーソライズされたとか。
女人も仏性を持つから当然成仏する。これを女人成仏というそうです。
しかし成仏するには女を捨て男のハートを持たなければなりません。女性が女性のままでは成仏できない。これが女体不成仏。
今でも男前、女々しいという言い回しがあります。今では女性にも男前だね、などと言います。
古代社会では女性は財産そのものだったと思います。
女性に髪を剃れというのは金持ちに財産を放棄しろというのと同じだったのではないでしょうか。
現代の価値観で古いテキストを批判するのは簡単ですが、要するに現状の価値基準を無批判に肯定しているだけですので、別の場面で差別を助長することにもなりかねません。
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