2015年4月20日月曜日

TPPでコメのミニマムアクセス枠拡大はナンセンス

よく分かっていないので、勘違い、だったらいいのですが。
今、アメリカからのコメの買い取り義務枠を拡大する打ち合わせをしていませんか?
自由貿易を拡大しようという試みの結果が、不要な農産物の買い取りでは羊頭狗肉としか言いようがない。(使い方あってます?)

昔ブラックチェリーが輸入解禁されたとき、山形のさくらんぼは無くなるの?、と懸念されたが、それから30年経ってどうなっただろう。(チェリーの関税とか事実関係を調べず書きなぐっています。)ところで、仮にブラックチェリーが一山100円で売られていたとしてもこれを毎日食べる人はいないだろう。それによってさくらんぼの売り上げが落ちることも無いと思う。

そして今、コメがキログラム400〜600円くらいだと思うが、200円でカルフォルニア?米が売られたとしても、もちろん3度の食事を6回にすることはない。アメリカ人がパンをやめてコメを食えといくら宣伝しても、縮小するコメ市場の幾分かを占めるに留まるのは自明だ。主食用の輸入米を買うのは外食産業、それも産地ブランドよりコストを重視するファストフードに限られると思う。(とくにこれといった特色のないアメリカ産は。)果たして日本のコメ市場が海外から見てどれほど魅力的なのか?きわめて疑問。まあ、売ってくれと頼んでも大して作ってくれない、ということになるだろう。

世界には日本では馴染みのうすいおいしいお米がいっぱいあるのではないか?個人的にはタイの香り米をカレーで食べてみたい。お米の味を世界で一番理解しているのは日本人だ。世界中の美味しいお米を日本で選べるようになればよい。そして日本流のごはんの炊き方を世界に伝えて、日本のお米のおいしさを世界に広めればよいだろう。