2015年9月30日水曜日

松茸のインターネット通販について

今年は松茸が豊作のようです。例年よりお安いようですので知人に贈りたいなと思いました。ネット通販もあり利用しようとしたところ、カード決済不可で代引きのみとのこと。贈り物で代引きではただの嫌がらせですね。
というわけで、店頭で地方発送できるのかな?というところ。

備忘録 来年は行きたい 石見神楽鑑賞会10月17日

石見神楽自体は島根のあちこちで催されているようで、通年演じられているようです。
酒を飲みながら夕方から深夜まで石見神楽を鑑賞できるツアーがあり宿泊つきでなんと7500円。この値段でほんとうに酒が飲めるのか疑問ですが。
食事についても何も記載がない。近隣に食べ物屋もなさそうだし。・・・というわけで少々不思議もありますが、島根の久喜林間学舎で催される鑑賞に来年は参加したい。
飛行機で出雲空港、あるいは新幹線で広島駅。そこからレンタカーで2時間ほど。予算5万円貯金すること。今年はお金使い過ぎたので我慢します。

2015年9月28日月曜日

松本市美術館の中庭でスカパンが悪だくみ

モリエールはかなりたくさんの戯曲を書いたが翻訳されているのはその一部で、実際上演されるのはその更に一部。その代表が「スカパンの悪だくみ」ということになる。戯曲を読んだ印象ではほとんど「8時だよ!」のドリフのコントのようで文学的な価値はあまり感じない、というひとがほとんどではなかろうか?全集のあとがきにもそんなふうなことが書いてあったような気がする。
退屈すぎて全作品を翻訳する気には到底慣れないそうだ。
こういう軽口はよくあって、例えばドン・キホーテの全訳も20年くらい前に出る以前は作品そのものが荒唐無稽でつまらないから抄訳で十分みたいな言われ方をしたものだ。
もちろんドン・キホーテが近代小説に大きな影響を与えた作品であり読めば面白いように、モリエールも注意深く読み解けばその面白さ、現代性を見いだせるだろうことは想像に難くない、かも知れないことを暗示してみせてくれたのが今回の公演だった。
スカパンにはたしか2つのバージョンがあって、最後親子が和解してめでたしめでたしで終わる版と、そのあとスカパンが主人に懲らしめられて終わるのとがある。実際当時どちらが上演されたのかは分からないが、今回の演出はスカパンは懲らしめられ、めでたしめでたしで死ぬ、といういいとこ取り、祝祭的でありながら少々物悲しい結末だった。この辺り平板になりがちなモリエールのドタバタを人生の侘び寂びを漂わせつつも力強いユーモアへの意志に変奏してみせた串田和美の力量を感じる。このおじいさんダンスも上手で足腰軽い、笑顔を怖い 顔もすてきなナイスガイでした。お元気で。

2015年9月27日日曜日

羊をめぐる冒険 をやっとこさ読みました

今年の夏は美深に行きましたので、それまでに村上春樹の羊シリーズを読んでおきたかったのですが、もう集中力がないのでやっと今、これだけ読了したところ。次を読むかどうか分からない。
固有名が出てこなく、誰でもない誰かの、どこでもないどこかでの、何でもない何かについての物語、というのが私の感想。
常套句を別の言葉に置き換えてちょっと不思議な雰囲気を醸したり、というような言葉遊びの部分はまあまあ面白い。また謎の組織から与えられたミッションをこなすも、全て仕組まれたもの過ぎなかったという筋立ては神と人間、人間の自由意志と因果律との関係を描いたとも言えなくもない。しかし登場人物のモナドが閉じて窓がないというていでどうしようもない。まあこれは鼠という死者から見た世界だからそうなるのかな。
こういう、見方によっては内容空疎で意味不明と言われかねない小説を多くの日本人が有り難がるということに少々意外というか正直驚いた。

ラディウスのNE playerというレンダラーアプリを入れました

iPhoneや iPod touch がNASのレンダラーに早変わりするというオーディオプレイヤー。
一般にはハイレゾプレイヤーとして認知されているようです。
今回導入するにあたって、休眠していたQnapを起動。これとMacのオーディオファイルがなんの設定も要さずに認識され、無線LANで再生できました。
私の事情として、データがWAVで整理も下手なので使い勝手は良くはないが、それは追々考える。とにかく再生できたことがうれしい。
CD音源であれば無線でも音切れなく正常に再生されるようです。
オンキヨのiPodドック経由でDACに接続して試聴。iPod classicでの内蔵音源再生に比べると低音が強調されているような気がする。イコライザーは切っていますが、もともとの音量が違うのかもしれない。まあより楽しく聞けるかも、という範囲です。
今時iPodをトランスポートに使用する場合、内蔵HDの容量が少ないことが問題になります。聞きたい曲をiPodに転送する手間が煩わしく聴く曲が固定してしまう。Ne playerのレンダラー機能はこの問題を解決してくれたようです。まさにこういうものが欲しかった。お値段は1,800円。

追記
その後NEplayerがQnapを認識していないことに気付き、あれこれ設定を調べましたが対策できませんでした。とりあえずTwonkymediaをQnapにインストールしたら、それは認識するのですがアクセスを拒否と表示されます。
MacのほうはNEplayerからアクセスできますし、Qnapにも入れます。NEplayerがMac経由でNASのデータを取りに行くことができればよいのですが、それはできないようなので運用は諦めました。
の後Twonkyのマルチユーザーを有効にする設定を解除したところ、とりあえずアクセスできるようになりました。実際の再生はまだ成功していません。

2015年9月21日月曜日

川村記念美術館にも行きました

ロスコー目当てで、千葉県佐倉まで行きました。ここは展示がよい。
ロスコーそのものは、あまり感動するようなものではないが
ある程度まとめて見られたのは良い体験だった。
全体にゆったり静かに鑑賞できるし、中で抹茶も頂けるので
数時間じっくり過ごしたいところ。
さらに庭がきれいで家族づれやカップルが多い。
夕方食事をしたかったが併設のレストランはラストオーダーが16時30分。
今回は頂けなかった。

箱根彫刻の森に行ってきました

20年ぶりくらい。前回と展示品が随分変わっているような気がする。もちろん見覚えのあるものもあるが。その他あちこちどこかで見たようなものも多い。
ジャスパージョーンズがあったような気がするが、記憶違い?

今回は?ムーアがいっぱいあって癒されました。涼しいときにまた来たい。

2015年9月13日日曜日

越後妻有のトリエンナーレに行ってきましたよ

ダイジェストツアーに参加してバスでぐるぐる回りました。
少し日にちが経っているので備忘的に。
1.弁当が美味しかった。外食の料理とは方向性の違う、家庭料理の美味しさ。地元のお母さん方の手作りだそうです。これだけでも参加の価値あり。ありがとう。
2.芸術作品を見て行くうちにすべてが芸術作品に見えてくる。高校のグラウンドで野球の練習をしているのもアートっぽく感じる。
3.おじいさんの面構えがいい。自然とともに生きて磨かれた風格のようなものを感じる。文楽の人形みたい。
4.作品レベルはあまり高くないがそれで十分楽しい。もう歳なので感受性の衰えもあるが、作品から深く感銘を受けるというより、田舎を観光するという楽しみ方。ほとんどの作品は妻有の自然を背景に成立している。だからここに行く必然性があるとも言える。
草でバッタを作ってみせてくれる
正直、このおじさんたちの顔が一番アートだった。

KAATで『ジェルミナル』を見てきました。

ことばが場所を得て移動し、最後に声にたどり着いて発話が誕生すること、ことばが具体になり、現実が理念になること。そういうダイナミックな運動と身体性を世界観や設定の説明なしに提示している。
もしこれをドラマの枠組みで取り組もうとすると、ソラリスのようなSF設定や、ある日目覚めると世界が文字通り消え始めていた、というようなメタフィクションになったり。(そう言う映画がありましたがタイトルは忘れた。お客さんのひとりが劇場スタッフに金返せと本気で言っていました。)そういう余計なものを省いて端的に提示しているところが知的で、とてもダンス的だと思う。
ただ普通のダンスほど抽象的ではないので、ダンス(ぽくぽくできない)についての演劇といえばいいのかもしれない。ヴィトケンシュタインにインスパイアされたと言っていたが、まあそんな雰囲気はありますね。
ひとつ気になったのは、書き言葉が話し言葉より根源的なものとして扱われていたこと。演出の都合もあったろうし、成功しているのでこの作品として文句はないが、ちょっと安易かなとも思った。

プリニウス3巻の処女について思った

プリニウスの博物誌に盛んに処女についての言及があり、プリニウスは処女が好きと巻末対談でも言われている。
でも、おそらくプリニウスの使っている意味は「若い女性」くらいのニュアンスでキリスト教的な価値観はないのではないかと思う。ギリシャ語で処女と訳される語には性的に未経験という意味はないですし、ラテン語でも「処女を捧げる」というような考え方はないと思う。だから冗談は分かりますが、少し違うかな。

2015年9月10日木曜日

軽減消費税について考えた

財務省が消費税増税10%のバーターとして、食料品に対する2%還付を提案。専用サーバーを3,000億円で立ち上げたいそうだ。
の提案でよいと思う点。
1.還付の対象に外食も含めるというところ。
2.税率を一本化できるので、事業者の負担はその点では増えない
の提案で良くないと思う点
1.一人あたり4〜5,000円の還付のために3,000億円のサーバーを立ち上げたり、事業者に専用端末を用意させたり。一体なんなの?
2.還付額の上限がそもそも低すぎると思う。食費が年間20万円ということはないだろうし。

1.食品について計算上、消費税は0%扱いにする。
2.消費税率は10%の一本。
3.ただし還付方式では徴税の痛みを緩和できないので、前払いにする。具体的には年末調整に上乗せ。
4.厳密に計算するには3000億円サーバーが必要だそうなので、算定についてめんどうなことは一切しない。
5.エンゲル係数25%として収入から食費を概算。
6.年収400万円の世帯だと10万円還付ということになる。その財源は?という議論になるが、どうせ消費税を30%くらいにするつもりなんでしょ?

ころで今回中国経済の減速があり、世界経済への影響度が読めないなど深刻な事態となった。つまりリーマンショックのような不測の事態が現に起こっているわけで、消費増税は当然先送りするべきと思う。景気対策としては消費税減税が有効だと思うが、食品減税を前倒しで実施してもよいと思う。単純に税率を引き下げるより財務省も受け入れ易いのでは?