2013年10月27日日曜日

アステラス製薬売れました

概ね思惑どおりの動きで、10%ゲインで売却。もっと大きく張れればよいのですが、実際どう動くのかは分からないもの。ちまちま売り買いほうが精神衛生上よいようです。
同じ頃に買った大塚ホールディングスはその後も下落し大幅な含み損。損きりルールを守れない心の弱さを露呈しました。しかもこの株、欲しいタイミングで買い損ね、少し無理をして購入したもの。欲望に負けて何か錯覚していましたね、結果的に。

ドコモ売りました

以前買ったドコモ株、iPhone発売のトピックにガッツポーズしたもののその後上がらず、何となく業績不透明。ドコモ+iPhoneで鉄板だと思ったのは間違いだったようです。ドコモブランドに圧倒的な強さを覚えていたのですが、携帯黎明期から十数年、時代は変わっていましたね。ということで、配当金プラスアルファということで処分。損しなかっただけラッキーです。
携帯登場当時は一台10万円のステイタスアイテム。部長さんにしか持たせませんでした。いまも結構お高いですが、すっかりコモディティ化しました。私も年末あたりiPhone購入してスマホデビューするつもりですが、さてキャリアはどこにしたものか。

エコノミスト 勝ち抜くための経済学 が分かり易い

発行元は毎日新聞社なのですが、内容はまともで分かり易い。用語の説明も親切。比較優位と絶対優位とかフィリップス曲線など経済政策について考えるうえで必要な用語を要領よく押さえていると思います。オーソドックスなのでインタゲ派と親和性高いも、そこにとらわれず財政や社会保障の観点から税制を論じるエッセイもある。まあそこはどうなのかな、とも思うが自分で考え直す一つのきっかけだと思う。

私は今回の消費増税は失策で、社会保障は保険料値上げのほうがまだよかったと思う。
報酬月額の上限を引き上げたり、老人医療の自己負担額を所得に応じて調整したり、そういう細かいことを積み重ねるよりどかんと歳入確保したいという気持ちは分かりますが。
増税したのに景気対策で財政支出とか矛盾だらけ。結局政策課題の優先順位があいまいで、税率を上げること自体が目的になってしまっている。繰り言ですが。

謝罪の王様

少し前ですが、久しぶりに劇場で映画を見たく、上映時間の都合でこの映画を選びました。
勝ち負けでなく、ただ謝って欲しいだけ、そう言うひとが私の他にもいるのではないか。
そう思ってこのビジネスを立ち上げた、と阿部サダヲが言います。
思いました、今の自分の心境だと。金を返せとか言わない、ただ「つまらなくてごめんなさい」の一言が聞きたい、と。もちろんこれよりひどい映画をいくつも見てきましたから、今後も1本の名作に出会うために99本の駄作につき合う覚悟で劇場に通う所存ではあります。
場内には中学生くらいの子供が多く、落ち着き無く劇場を出たり入ったりしていましたが、そう言う子供には面白かった、と評判がよかったようです。

忘れずにみておきたい映画の備忘

そして父になる
もう一人の息子
父の秘密

さらば冬のかもめ

70年代アメリカ映画の優れた成果のひとつ。「真夜中のカウボーイ」や「イージーライダー」が好きなら絶対気に入る。まあ、イージーライダーをすでに見ているひとならこの映画もすでに見ているかもしれない。未見のひとは必ず見るべし。

外国映画にはときどき変な日本文化が描かれることがあるが、この作品にもアメリカ人の法華経信者が登場してくる。なぜ法華経なんだろう。

この映画の原題はthe last detail .検索するとディテイルには細部という意味のほか、些事、軍や警察の派遣という意味で遣われるらしい。
軍隊内の犯罪者を軍法裁判所に引き渡す、というストーリを端的に表しているが、何故邦題が「さらば冬のカモメ」となったのか。
かれらは海軍なのでセーラー服を着ており、最後雪の積もる公演で大立ち回りを演じる。だから冬のかもめ?かもめの水兵さん。

ちなみにかもめは日本では冬に飛来する海鳥でもともと冬に見られる鳥らしい。だからカモメに別れを告げるのは春の訪れ→雪解け→(権力との)和解→人生の諦念を暗示している?そうすると冬のカモメとは人生にあらがう若者の表象ということになりそうだが。
検索すると小林旭の歌にさらば冬のカモメというものがあったが、内容は別れた女に最後通牒しているような。女→家庭→社会に組み込まれ、というイメージでしょうか。この場合、冬のカモメ=女=体制となり真逆の意味ですね。
70年代の日本人にとって冬のかもめとはなんだったのだろう。

クレールの刺繍

スーパーのレジ係として働く二十歳くらいの娘がイケメン店長と不倫して身籠る。
最初の10分で彼には俺奥さんいるから助けられないし、と釘をさされ一人で生むから大丈夫とか。
産むか堕胎かではなく、里子に出すか自分で育てるかで悩み、刺繍家のアトリエで働きながら人生の先輩と心を通わす。
日本のドラマではありえない設定で、不倫、子供を捨てることについての説教は一切無い。おなじ子供の妊娠というテーマを扱ったアメリカ映画のジュノのような武勇譚でもない。自分と向き合って人生に結論をだすという心の動きが、寄せては返す波を見つめるような余韻を残す。
道徳的な問題というものが、実はあまり普遍的な問題ではないとあらためて気づかされる。

2013年10月21日月曜日

東洋経済 イアン・ブルマ 『キリスト教「軟化」と集団的道徳の崩壊』がでたらめすぎ

このひとはオランダ生まれで米バード大教授。著書に『反西洋思想』『近代日本の誕生』があるそうだが、決して読まないようにしたい。
このエッセイの論旨はおそらく以下の2つ。
1.ローマ法王が英米の新自由主義に迎合した結果、カソリックの宗教的な意義を自ら失わせた。
2.CIAの諜報活動を曝露したスノーデン氏の正義はネットに自分のプライバシーを垂れ流すナルシスト的消費者の自己満足にすぎない。

1.については、法王の「自らの良心に耳を傾け従うとは何が善で何が悪かを見極めることだ」という書簡から筆者自身が導き出した帰結。彼によるとこのことがカソリックの存在意義を否定し無神論に根拠を与えるそうだ。また彼の理解によるとクリスチャンは善悪の判断を良心に置いてではなく、聖書の権威に基づいて行っているらしい。
当たり前だが人間は言語を用いる動物であるからといって、言葉を習わずに話せるようになる訳ではない。このひとにはまず聖書を読めといいたい。
2.はスノーデン氏の行為を歪曲する誹謗中傷とも言えるもの。著者はスノーデン氏が職務上知ったプライバシーをシェアして「いいね!」をもらおうとしたと揶揄している。しかし実際に彼が行ったのはこれとは反対のことだ。他人のプライバシーを暴いておもしろがるのではなく、ビックブラザーが人々の会話を盗み聞きしていると警告したのだから。


筆者は個人主義者が己の良心を振りかざして、公共の利益を無視した勝手な行為を正当化することを危惧しているようだ。そして人々を道徳的に陶冶する役割を漠然と宗教に求めているのだと思う。ようするにへりくつをこねる不良少年にたいし親父は物わかりが良すぎる、もっとガツンといけ、言いたいわけだ。もちろんこのような強い父親幻想は道徳的に無用であり、むしろ有害であるのは言うまでもない。繰り返しになるが、こういうひとにこそまず聖書くらい読んどけと言いたい。

2013年10月16日水曜日

たぶんおかしい 週刊ダイヤモンド「日本国債のタブー」

日本の国債マーケットは名ばかりで3大メバガンク、財務省との談合体質が染み付いていて、市場としての機能を果たし得ない壊れた体温計だそう。
金融緩和に伴って国債金利が上がらないのは、メガバンクが市場原理を無視して買い支えているから。ひとたびスイッチが入って(例えば国債のリスクを銀行のバランスシートに反映させるなどのルールの変更がもし行われたら、)これまで都合良く取引してくれたメガバンクが経済合理的に行動するようになれば、瞬く間に国債は暴落してしまうリスクにさらされるのだそうだ。
疑問は
1.金利が低いと暴落(金利高騰)の原因に、という理屈。ヘーゲルもびっくり。この特集のキモですがどうもよく分かりませんでした。
2.貿易赤字で国債を外国に売らざるを得なくなる? 貿易赤字と国債発行の関係がわかりませんでした。
3.円を増発すれば悪性インフレに!という懸念・・・いまさらですがデフレ下でインフレの心配というナンセンス。

そもそも暴落というとき、だいたい何%の金利上昇を念頭に置いているのだろうか。どうにも針小棒大な印象を受けた。

2013年10月6日日曜日

行ってきました渋さ知らずライブ

横浜にある神奈川芸術劇場で渋さ知らずのライブ。
昨日は銀色のくじらが会場を泳いでましたが、少々難解。今日は多彩な踊り、演劇要素を加えたエンターテイメントでした。コルトレーンがビックバンド組んで盆踊りしてくれたような感じ。
渋さ知らずを実際に見るのは初めてと思っていたが、舞台の両袖のお立ち台で緑の衣裳の女性二人が踊るのを見て、「これ、前に見た」と思いました。
15時7分開演終了19時過ぎと4時間にわたるライブは休憩無し。昨日は尿意に苦しみましたが今回は平気でした。

最後の精神分析 ─フロイトVSルイス─ 

結局行けないのですが、フロイドとナルニアの作者ルイスが神の存在などについて論じるという劇だそう。
フロイドが無神論者だったとは気づかなかったが、無神論自体が神の存在を前提にしているのは言うまでもない。オッカムのカミソリで宗教的経験の諸相から神の概念を取り除いたとしても、神的経験そのものの純粋な存在を認めるならそれは神の存在を認めることと同じだから。
だからこの議論は無神論者としてのフロイドに不利と思われ、どういう脚本なのか気になるわ。

国語審議会 迷走の60年

やっと読了。奥付を見ると2007年11月20日発刊とあるので5年もほっておいたことになる。
戦前漢字を廃止してカタカナ表記にしろとか、いやローマ字だといったことがまじめな議論として取り上げられたいたそうだ。漢字についても現在当用漢字とか常用漢字とかあるように普段使用できる漢字の目安を決めることが国民的課題だった。伊藤忠商事は創業のころはカタカナ文書を公用にしていたそうだ。これはもちろん文書作成の生産性を高めるためで、和文タイプなんか打たせていたら日が暮れるという事情。当用漢字の普及も新聞社が活版印刷の生産性を上げるためにまず採用した。
国語審議会の議論は要するに国家の正統性を言葉の領域でどのように担保するかということで、大変興味深かった。
著者は人名漢字は法務省、文字コードは通産省が制定していて、文部省主幹の国語審議会は何の成果もだせなかったと考えているようだが、そもそも日本人のアイデンティティとしての日本語=国語の確立という主題をめぐる審議だったことを確認するべきだろう。


2013年10月5日土曜日

インプレ MSB AnalogDAC

導入して1ヵ月程。ポン置きで本来音について云々できる立場ではないが、大変満足して聞いている。
今、らじるらじるでNHK-FMを聞いているが、明らかにFMラジオより心地よい。これはもう手放せない。
今までボーズのラジカセもハイファイではないが独特の音の姿があって楽しめると思って来たが、ここで明らかに差がついた。LHH-300Rで聞いていたときはどちらもそれなりに良いと感じていたのだが。
フィリップスのLHH-300R との比較では音のたたずまいは同系、質は一つ上と実感できる。よかった、よかった。値段のことは忘れよう。

このAnalogDAC、標準電源にトランスを2個使っていて、左右チャンネルで分けているのかな?と思っていたが、デジタル系とアナログ系とで分けているそうだ。別売りの強化電源では5つトランス構成だがこれもチャンネルで分けではないらしい。

謎の国際交流基金会計システム

4300万円で発注した独立行政法人の会計士システムに不具合があり放置されているという朝日新聞の記事。

予算3,600万円、開発期間 8ヵ月、開発業者 4社、このあと不具合を700万円、9ヵ月、2社に改修させたが結局システムは使い物にならなかったとのこと。

発注の外観がおかしい。1社あたり900万円。月100万円ですと、エンジニアは1人しかつけられないのでは? 予算が少なすぎる。
4社で開発するというのも謎。どういう体制だったのだろう。受注した会社に取材して欲しい。

ところで、独立行政法人はたくさんあると思いますが、個別にシステムを開発させるのではなく、同じものを使わせるよう工夫したほうがいいと思う。

2013年10月4日金曜日

日野自動車売りました

8月末ごろ買いました日野自動車株を先日我慢できず売却。底値で拾えて儲かるはずでしたがその後伸びず、16万円程度のゲインでした。思ったようには行かないですね。
累積損を解消するべくコツコツ取り組みますが、なかなか厳しい。
消費増税決まり、景気対策が迷走する感があります。円高懸念あり今後自動車関連株も要注意かな。
3ヶ月間株で遊んで思うのは、ルール通り売買することの難しさと、いざと言うとき動けるルールの作り込み、納得性の難しさ。漠然と損切りしたほうが得、と思っていてもその通りにできませんでした。明日の相場は分からない、とうそぶいてもどこか自分の絵の通り動くことを期待しているんですね。