発行元は毎日新聞社なのですが、内容はまともで分かり易い。用語の説明も親切。比較優位と絶対優位とかフィリップス曲線など経済政策について考えるうえで必要な用語を要領よく押さえていると思います。オーソドックスなのでインタゲ派と親和性高いも、そこにとらわれず財政や社会保障の観点から税制を論じるエッセイもある。まあそこはどうなのかな、とも思うが自分で考え直す一つのきっかけだと思う。
私は今回の消費増税は失策で、社会保障は保険料値上げのほうがまだよかったと思う。
報酬月額の上限を引き上げたり、老人医療の自己負担額を所得に応じて調整したり、そういう細かいことを積み重ねるよりどかんと歳入確保したいという気持ちは分かりますが。
増税したのに景気対策で財政支出とか矛盾だらけ。結局政策課題の優先順位があいまいで、税率を上げること自体が目的になってしまっている。繰り言ですが。
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