NHKネタ。日本GO!を見て。
電車の優先席は必要か?の議論について。
中国人のコンサルの人が、私はお年寄りがいたら席を黙って立ってあっちにいく、と発言。そのあと誰が座ろうが頓着しないそうだ。
私の知人にも似た様なひとがいて、彼は電車では座らない。席を必要とする人のためにあけておくのだ。
わたしの場合は、譲るときはまず聞く。「座りたいですか?」と。
最初にそうしたのは、私の目の前で初老の夫人(50代?)が最近の若いのは席も譲らないと世間話をしていたときだった。
それで、座りたいのか聞いてみた。ところが、座らないとの返事だった。
それでも譲れば座っただろうが、わたしはそうですか、とまた読書を続けた。
実際、座りたいか聞いてみると、いえ大丈夫ですと言われることがほとんどだ。
帰宅ラッシュで妊婦さんを見かけたときに、目があったので身振りで座らないか聞いたら、やはり結構ですとのこと。
下車されるときこちらに軽く会釈され、なんだか恐縮したが、私の口先だけの親切でもいいことしたうちに入るのだろうか。
以前は黙って立ってみたこともあるのだが、同じ車内に居づらいのでやめた。まるでなにか悪いことをしたような気分だった。
私が思うに席を立ち去るというのは、譲るのとは少し違う。立ち去るのは席を遺棄するのであって、それは下車するときにすべての乗客がやっていることだ。
度々繰り返すなら「年寄り、弱者とは同じ車両に居たくない」とも解釈可能な行為で、ディスコミュニケーションなところがむしろ失礼だと思う。
むしろたまたま乗り合わせた人に関心を払い、困っているか聞いてあげるほうが自然でスマートであるし、相手の目を見て聞いてみれば、かえってその後安穏と席で惰眠をむさぼることもできるものなのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿