2011年10月22日土曜日

通貨発行の条件は何ですか?

NHK、さきどりとう番組でTPPについて論じていました。
そのなかで、円高という状況ではTPPはやっても無駄との説があり納得する反面、なぜ円高放置なのか疑問に思いました。

江戸自体、小判を金銀で作っていた時代は通貨はこれらの産出量できまっていたのかな、と思います。
その後、紙幣が金と交換できるという前提で使われ、今ではただの紙切れをお金として使うようになりました。
しかしただの紙でもお金にはそれ自体に価値があり、通貨には価値の高いものと低いものがあるかのようです。
近年円の価値はたいへん高まっており、ついに75円台に突入しました。
円が高すぎて日本の企業は困っていますが通貨の価格は市場で決まるそうで、政府の介入ではあらがうことは出来ないそうです。・・・本当でしょうか?

通貨それ自体に価値があると感じるは錯覚で、お金は本来必要に応じて流通量をコントロールできるはずのものです。
為替を神の見えざる手にゆだねて神聖不可侵とするのは、貨幣=神とする拝金主義と変わりません。
為替レートは貿易が無理なくできる水準にコントロールするべきもので、不適当なレートを前提に交易条件を検討するのは本末転倒です。
自由貿易で輸出と輸入のメリットが均衡する為替レートを探り、そこを目指して通貨供給量を調整すると考えるべきなのではないでしょうか?

あずみんが、投機的な円高には断固対抗すると意思表明していますが、円高を機関投資家のせいにしていること自体間違っていますし、対策として政府介入しかしないのは実は投資家保護以外のなにものでもないと思います。

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