2011年8月22日月曜日

増税論議を道徳問題にすり替えるな!

NHKのニュースで宮城県知事のインタビュー見ました。
村井知事は復興費用を次世代に負担させることに反対だそう。
しかしこれは氏の考える復興モデルと矛盾すると思います。
家を建てるとき、ポケットマネーで済ませるひとは少ないでしょう。
二世代住宅が流行ったときはローンも二世代でした。
後世に価値ある復興を成し遂げるにはそれなりの費用が必要です。
それにはたとえ全国民のおこずかいを集めても、到底足りないでしょう。
もしどうしても短期間で償還したいのなら、おこずかいの範囲で賄えるよう復興予算を策定するべきです。
村井知事は戦中の精神論「欲しがりません、勝つまでは」を踏襲しています。
復興が済むまで欲しがるな、と主張しています。
しかし国民全体が耐乏生活をしたとき、どこからお金が湧いてくるのでしょうか?

増税反対はポピュリズムではありません。
財政健全化の問題と復興財源の捻出の問題を混同させるのは間違っていると思います。

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