松田たか子が中学校の先生を演じる『告白』。一年たってようやく見ることができました。
出来ちゃった婚しようとしたら、旦那がHIVポジティブと分かり、シングルマザーを選ぶ。母と娘の関係性を何よりも尊びこの関係性の中でのみ生きる女教師。その愛娘が生徒に殺されたとしたら・・・・
主人公だけではありません。その娘を殺した生徒もまた母との関係性の世界から出ることを知らず、狭い世界で苦しんでいる。
お父さん!出番ですよ〜
小説なら他人の濃い(異常な)関係性に入り込めるのは一つの楽しみとしてあり得ると思うが、そのまま映画になると見ているほうも息苦しく、退屈でカタルシスからほど遠い。
出口の無い迷路のような映画。しかしこの判で押したような反復がこの映画の美的な様式でもある。
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