本も雑誌も読まず、ネットばかり。
そんな知的に貧しい日々を送っておりますが、さてチャンネル桜の経済討論拝見しました。
最後に、すべての労働者が月に1日有給休暇を多くとると、雇用機会が増えそれだけで景気が回復するとの試算が紹介されました。
普通に考えると、短期で売り上げの増加が見込めないのですから人を雇えるはずがなく、皮算用以外の何ものでもありません。
しかしもし、法令で強制的に雇用を増やせば、理論上莫大な経済効果が見込めるということでもあります。
実際に行えば、恩恵を受ける企業と、何のメリットもなく倒産、廃業する企業とに二極化するでしょうが、その分の雇用を吸収する企業、産業が生まれるならそれでもいいのかもしれません。
もしより現実的に穏当でゆるやかな産業構造の転換、痛みの少ない景気回復を志向するなら、持続的なインフレ政策による景気刺激、雇用機会の増加が前提になるでしょう。その上で政治的な工夫として有給休暇の取得を推進するなら、より大きな効果が期待できるのかもしれません。
多くの企業が、有給休暇を使わないことを前提にしていると思います。反発もあるでしょうが、実現できればすばらしいですね。
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