2011年12月18日日曜日

官製不況で演出される心の時代

まだ豊かさの中での不安というような切り口で見ている人もいるようですが、うらやましいかぎりです。
現実には経済的な困窮が広がっていると思いますが、マスコミなどで顕在化するのは増税後でしょうか。

NHKアーカブで『冬のモスクワ』という1992年放送のNHK特集を見た。インフレに苦しむモスクワ市民の姿を伝えていて、事情は違えど人ごとではないと感じます。20年経ってあの人達は元気に過ごしているか気になりますね。
番組の解説で、今ロシアの人たちは幸せなのか、という問いかけに解説の先生が。
今日本では幸せの意味を再考しているとき。ロシアのひと達も日本と同じように幸せとは何かを模索しているとのお答え。

円高不況、震災、原発事故、地球温暖化と当たり前の暮らしの前提を見直さなければ次世代に未来はない、かのような風潮が演出されています。
成長から清貧へ、ともいうべきパラダイムシフトですが、わたしには飢えて死ぬ人に対し、「足るを知れ」と説教しようとしているようにしか聞こえません。

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