2011年12月3日土曜日

イランを国際社会のいじめから守れ

アメリカを中心にイランへの経済封鎖の機運が広がっているそうです。
アフガンから撤退したばかりなのに戦争を示唆するとか、アメリカ人は戦争気狂いなんでしょか?

核兵器開発の疑惑などが取沙汰されているのですが、それが大きな問題となるとはとても思えません。
イランは北朝鮮とは違い、穏当で常識的な国です。(あらためて欲しいところももちろんありますが)
核開発は個人的にはあまりうれしくないことですが、仮に事実であったとしてもそれ自体は主権国家の権利の範囲の事柄でもあります。
先進国が自ら核武装しつつ、核不拡散の方針を貫くことに合理性があるように、もたざる国が核保有へと決断することにも合理性があります。
もし先進国が核を悪魔の兵器と位置づけ廃絶を主張するなら、まず隗より始めなければならないでしょう。
ましてや、核廃絶のために他国を核攻撃するなど大国のエゴでしかありません。
イランへの大義のない攻撃に、日本は断じて同調してはならないでしょう。
イランには逆切れしないよう大人の対応を求めるとともに、欧米には毅然とした態度をとるべきです。
日本は国際社会の友人としてイランに行って核開発の権利を認めつつも、その行使についてはより慎重に検討するよう促し、核の無い平和な社会の実現が悲願でありそのための努力、協力を惜しまないと宣言するのです。
それで結果が悪ければ、それはそのときのことです。

0 件のコメント:

コメントを投稿