今TPP交渉に乗り出している総理は、自由経済のイデオロギーに囚われて、日本経済の実態を見ていない。(わたしも自分の周りしか見てませんが。)
自由経済から背を向ければ、日本経済は立ち行かない。
しかし、競争の痛みをハローワークで和らげましょうというだけでは、不安は増すばかりだ。
この戦いに負けた痛みは、5年10年の問題ではない。それまで積み上げた職業生活全てがふいになり、残りの人生は臥薪嘗胆の日々だ。
それを職業訓練するから大丈夫とは・・・そういえばビル清掃業の研修は評判がいいそうですね。
市場をオープンにして民間の競争にゆだね、積極的に労働者の移転を図り、産業構造を円高に対応したものに転換させる。そのためには自由放任がベスト、と総理は考えているのだろう。
しかし、それでいいか?
自由貿易とはボクシングのようなもの。
勝つために最大限の努力と工夫を惜しまないのは当たり前だ。そしてそれは、魔法の交渉術で都合のいい条件をひきだせるはずという淡い期待であっていいはずがない。
TPPで景気回復を図るとは本末転倒だ。
TPPへの参加には日本経済の回復基調をしっかりと形づくることが前提条件だ。
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