2010年3月25日木曜日

食の安全神話

漠然と日本の食べ物は安全だ思っていないか?

イルカの肉は有機水銀で汚染されているからわざわざ食べることはない、と反捕鯨派のひとは言うが、あまり気にすると食べるものが無くなってしまうのだ。

ちなみに妊婦がバンドウイルカを食すのは2ヶ月に1度にしろというのが厚生労働省の指針だ。昔の文書だが他には、マグロは週に1度、キンメダイが週に2度までとされている。
多分、妊婦なら魚は週に2回くらいにしておけということだろう。私の大好きなイカも例外ではないはず。

日本人のソウルフードであるお米もカドミウム汚染という十字架を背負っている。
これは日本の土壌にもともとあるカドミウムが水田で濃縮されるのが原因で、あまり濃度が高いのは出荷できないことになっている。
まあ、皮肉なこと米離れの時代なので、健康被害の心配はない。
今の10倍くらい食っても平気なので、宮沢賢治のように一升単位で飯を食うのでなければ気にする必要もないだろう。

そういえば、日本の海苔やひじきの輸入を禁止している国もあったな。

今は全国のいろいろな食べ物を偏り無く食べているので、このようなリスクが低減されている。しかし、地元でとれたものを食え、となると地域によっては健康問題が生じるだろう。

私は中国富裕層向けに日本の「安全な」農産物を輸出すれば喜ばれると思っているが、重金属汚染のリスクは中国ではどう評価されるのだろう。




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