彼の作品の中でこれが一番すき。
敬虔な神学生が愛に絶望し、神を憎むに至までの物語だ。
テレビでは広川太一郎が吹き替えをしていたが、気になるシーンがあった。
大学に進学できず、都会で石工として働いていたジュードが、路上の神学生にからかわれてかんしゃくをおこし、「おれはお前らより勉強しているんだ!」とラテン語を暗唱するシーンがあるのだが、このラテン語がひどい。
いくらなんでも下手すぎるよ〜広川サンと当時思ったが、今日帰りの電車でふと思うに、田舎で独学でラテン語を勉強してきた男の語学力ってこんなものなのかも。
本人の自負と実力のギャップ。人生の物悲しさを表す名シーンでありました。(ただし吹き替え版に限る)
0 件のコメント:
コメントを投稿