2010年6月3日木曜日

なぜひとを殺していかんと?


今帰りの電車でユリイカを見ているのですが、その中の台詞。
こういうことを言う子供はときどきいて、その度に大人は何も言えなかったり、そんな子供には鉄拳制裁で体に教えてやれと怒り出すひとがでたり。
でも、人に殺されたくないから自分も殺さない、という考えは社会契約論っぽいけど自分の実感とはかけ離れているんだよな。
弱い奴はいじめられてもしょうがないともとれるし。
たぶんこの問いはまじめを装っているけど実はナンセンス問題、ということではないかと思う。
実際そんなに殺したければ殺せば?でもそうなれば周りの人がゾンビのようにあなたを襲い続けるだろうけど。そう言う孤独な世界に暮らすことになるんじゃないの、とちゃかすこともできるが。
それより先に考えるべきは、「なぜ人を殺さなければならないのか?」ということだろう。実際私たちはいろいろな人を殺して来ているし、さらに多くの人を殺す準備もぬかりなく行っている。そのための経済的負担も馬鹿にならない。
もし本気でなぜ人を殺してはいけないのか悩んでいる子供がいたら、ぜひこの問いを投げかけてみたいものだ。
ちなみに映画では何と答えていたか・・・
じゃあ、おれもお前といっしょに殺してやるか?だったかな。


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