2010年6月27日日曜日

4分33秒についてwolframAlphaに聞いてみた


ちなみに4’33”と入力すると6.75フィート(81インチ)と答えてくる。
気を取り直してミニッツ、セカンド、と直して聞き直すと、例によって綴りを正しく直してくれた上で、こう答えてくれた。
273秒(4.55分)

という訳で、ウィキでも紹介されている嘘うんちく「4’33”=マイナス273=絶対零度」について思うところを。
絶対零度=無と理解するとこの音楽は無を表す(体験させる)、禅のような音楽ということになってしまうが、まあこれは違うでしょう。自分の体験ともそぐわないし。
でもこれをバルトの零度のエクリチュールの零度、すなわちクイズダービーの篠沢教授の言うところの文体の0座標、原点と捉えるなら、4分33秒は音楽の原点、クラシックでもジャズでも民謡でもない、難しい現代音楽でもかわいらしい歌謡曲でもない、無色透明偏りのないまっさらな音楽と理解できます。
そう言う意味で0度の音楽と呼ぶのはケージの意図に適っているのではないでしょうか。
そういう返事をwolframAlphaに期待したのですが・・・質問の仕方が悪いのかな。

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