2010年5月31日月曜日

いろいろあったが鳩山ミンシュでよかった


民主党内に鳩山降ろしの声が挙っているそうですが、そんな気軽に首をすげ替えられると思っていたら大間違いです。
そういうことができるのは、惰性で政権を担っていた自民党だけです。
なんの実績も無い民主党は一丸となって死にものぐるいで働くときなのです。更迭論を語るのは、自分は関係ないと思っている証拠です。

普天間についても、いろいろあったような、結局何もしなかったようなだが、きっとこの騒動がきっかけで、いつかより良い結論が導かれるようになると思う。
馬鹿が引っ掻き回しているだけのように見えても、そこには歴史の必然性が隠されていて、最後にはより進化した形に収まる。これをヘーゲルは理性の狡智と呼びました。

それにしても民主党には本気で取り組んでいるんだ、という気概がまったく感じられない。全体に無責任な雰囲気がしますが、政権与党1年生ですからしかたがないか。
一朝一夕にひとは変わらないのでしょうがないが、少なくとも明日からできることを一つずつ積み重ねていってほしい。
まず鳩山さんは慇懃無礼なへんな謙譲語を今すぐ止めて、国民に謝るときは(天才のほうの)林家三平みたいにすること。
政治家は、金持ちけんかせずでは勤まらないのです。

さあ練習!「どうもすいません」
もう一度!「どうもすいません」

2010年5月30日日曜日

どうなる?世界の工場 中国


中国にあるホンダの部品工場でストライキ、組み立て工場も操業停止だそう。

江西省の衛星テレビなどが同日伝えたところによると、ストが起きている「本田自動車部品製造」の女性従業員が手取りで月額平均約1千元(約1万3500円)なのに対し、駐在する日本人技術者は同5万元。従業員らは経営側に日本人の給与を公表するよう迫ったという。

月給1000元がどれくらいの水準なのか分からないが、アップルの自殺者の絶えない工場foxconnの初任給もこれくらいで、最低賃金よりはかなり良いということになっているらしいので、多分不当に安いということではないと思う。

ただ、現地の中国人に納得しやすい給与体系にすることや、本社のエンジニアの待遇については明確に格差をつける、たとえばリムジンでお出迎えをつけてえらい人なんだよ、と分からせるような演出は必要かも。むやみに同じ釜のめしを食っているとなめられるという文化なのではないか。(残念なことですが)

一方、労働者不足は深刻で、アパレルでもゴールデンウィークの納期遅れがあったばかりだ。要求ばかり厳しく、しかも安く買い叩く日本に愛想を尽かしているという雰囲気がなきにしもあらず、かな。



飼料の国内自給率が低いわけ


サンケイビスの「経費かかる和牛肥育現場」という記事に、

 それでなくとも日本の畜産はコスト高だ。農林水産省は飼料の購入が、飼料を自国で調達できる米国や豪州などに比べコスト高になり、消費者にとって 和牛が高価になる一因だと指摘する。

 農水省は自給率アップを進めているが、豚や鶏なども含めた日本の飼料の自給率は29%。竹内さんのよ うに飼料を輸入している畜舎のみの農家が多い。

とあった。

しかしもともと国産穀物は国際価格の4倍くらいですから、飼料の自給率が低いのは国産飼料の価格が高すぎるから、ではないでしょうか?

それとも量産体制と整えたら劇的にコスト下がるの?



2010年5月28日金曜日

WolframAlphaにも聞いてみた

多数決ではなく、真理を開示する検索エンジン?Wolfram|Alphaにも究極の問いを入力してみた。
life universe ultimate question
と入れるとスペルミスを直してくれた上、いくつかのよりまともな問いに仕立て上げてくれる。
その2つの選択肢のうちのひとつがこれ。(もうひとつは宇宙に生命はありますか?)
Answer to the Ultimate Question of Life, the Universe, and Everything

で、これの答えは
42

ちなみにもう一つの方の問いの答えは
YES


2010年5月26日水曜日

NEC&HP=0.1京速計算機

理研の京速計算機計画からいち抜けしたNECが、HPと共同で東工大みんなの計算機若いつばめ2.0をこの10月に納品だそうで。
intelのCPUにNVIDIAのグラフィックアクセラレータ?の組合わせで目標2ペタ、多分実効1ペタくらいで50億円くらい。
海外製品と比べても価格性能費でまあまあ同じくらい、とのことでなぜかほっとする。
このクラスの計算機をとりあえず10台導入したほうが学者先生にもハッピーなのでは?と思います。
改めて、京速計算機の開発中止を検討されてはいかがでしょうか?

ティポグラフィカ発見!


ちょと前のことですが、テレビ東京「BANGジャン」こち亀特集でティポグラフィカがBGMに使われていました。気づいた俺、偉い!
と、ほめたい気持ちを書き残す。
たぶん、このアルバムを端から掛けただけ、でしたけど。
God says I can't dance
アマゾンでHQCDが発売されてますね。
システマからのデビューアルバムは入手困難みたいですが、あとは普通に買える。

福島先生 アメリカに行って話してきて!

大変素晴らしいですね!
ぜひアメリカに行って話をして来てほしい。
内向きのパフォーマンスにするなよ〜

キャノンがSEDテレビの開発中止


2000年ころから、出るぞ出るぞと稲川淳二か!という状態でした。
ソニーの有機EL?でしたっけ? と並んで薄型テレビの本命だったはずですが、コストで液晶に太刀打ちできないと。
途中で共同開発を放棄した東芝がレグザで好調というのも皮肉ですね。


でも、デジカメのファインダーに応用できるのでは?
おつかれ〜

2010年5月23日日曜日

松坂牛への招待


実は、松坂の牛肉や&牛肉レストランまるよしからゴールデンウィークステーキフェアのはがきをいただいていた。
せっかくだが、やはり遠いので、なかなか行けないのだが、もしかしたら今の松坂牛はもう食べられなくなるかも?なので、どこかで一度追悼松坂牛まつりをしてみたい。

それにしても、日本の畜産業の基盤がいかに脆弱なものであったか、宮崎の口蹄疫禍でしみじみ実感した。
松坂牛の半分が宮崎県出身とは知りませんでしたよ。

本来地方自治体レベルで防疫体制を完遂できなければならないはず。しかし人も金もありませんからなにもできません、だそうです。
一方、そんな状態で何の意味も無い狂牛病の前頭検査をだらだらと行っているわけです。国が安全宣言を出しているにも関わらず、です。そろそろ限られた予算を何に使うのか、真剣に検討した方がいいのでは?

今回対策の初動が遅れた、という批判があります。しかしこれは要するに現場が手をこまねいていた、ということにほかなりません。はっきりしているのは、必要な施策を国任せにしていては、地域経済の根幹を守ることはできない、ということです。
あくまで自治体が自律的に取り組むこと、そのうえで必要なリソースや予算を国に要請する。そのように意識を切り替える必要があると思います。

国会で中央集権的に口蹄疫対策する法案を作っているようですが、普段のお題目、地方分権の考えからかけ離れていますね。こういうのはブレているといわれないのでしょうか?

2010年5月22日土曜日

目玉焼きへの道

満足な目玉焼きを作れたことはほとんどない。以前はターンオーバーで美味く焼けると思っていたこともあるが、目玉焼きをひっくり返すのが最近おっくうだ。

目玉焼きは白身に火が入り、黄身が半熟ならそれでよい。
今回、油温度が低いうちにたまごを入れて、油で煮るつもりで焼いてみた。
白身がぐつぐつ言って均一に火が回る。
火は中火くらい。油煙が出るようでは強すぎだろう。火が弱いのは格好が悪いが、様子をみて加減するしかない。
フライドエッグ、とも言うので、フライパンで焼く、のではなく、油で火を通す、つもりで、油の量は白身全体がよく馴染むよう多めに。しかし仕上がったとき油が残らないくらいの量でよい。もしたまごがプライパンにこびりつくなら、油を増やすこと。

今日の目玉焼きは、黄身の上の白身に火が回っていなかった。
が、まあよかったとおもう。
裏面がふっくらソフトに仕上がっていたので。
結局、仕上げにふたをしたほうがいいのかな。
ちょっと印象的に仕上がったので、備忘として書いてみた。
ところで、ベーコンやアスパラと焼いたりするとまた勝手が変わるのむずかしいですね。

人生、宇宙、すべての答え = 42


まったく活用していないのだが、グーグルに電卓機能というものがあり、デルフォイの神殿のように何でも疑問に答えてくれるそうだ。
そういうわけで私も「人生、宇宙、すべての答え」をググってみた。


てふは何故飛ぶのか

「チョウはなぜ飛ぶのか」学校図書館常備の名著です。いまは著作集かこの新装版で読めるようですが、当時は岩波科学の本というシリーズの一冊でした。
ちなみに中学生向け、でした。
もちろんいつ読んでもおもしろいです。
で、その記憶から思うに、以下の蝶の模型の飛び方は、ちょっと違うのでは?
http://link.brightcove.com/services/player/bcpid1813626064?bctid=86641640001

2010年5月18日火曜日

旅のわすれもの

















最近、旅行のたびになにか忘れるのだが、それがいつも空港からの帰りのリムジンバスでのことなのだ。
遠足は家に着くまでが遠足です、とはよく言われたもので、実際悲しい思い出は解散したあとの家路での出来事だったりする。
旅行では普段持ち歩かないものも多く、もうすぐ家に着くという気の緩み、旅の疲れも手伝って物をなくすという事態を毎度おこすのだろう。
前回は一度も使っていないインフレーターを無くしているし、もしかすると忘れたことすら忘れたものもあるかもしれない。

今回バスに忘れた本はおそらく探せば見つかるだろうが、羽田まで取りにいく電車代のほうが高く付くので買い直す。おそらく潜在意識がこの本を置き忘れさせたのだと思うが、顕在意識がそうは問屋が卸さないのである。

この本、「無限と連続」は判りやすいと評判だが、私には十分難しく、劣等生だったころを実にリアルに想起させてくれる。
分からなくなったところで、前に戻って読み直していたのだが、だんだんそのループが大きくなって、オーバーオールのネガティブフィードバックから抜けられなくなってしまうのだ。とほほ・・・


2010年5月17日月曜日

ラブリバー千本桜















さくらの名所と呼ぶにはなかなかつつましやかである。
満開でこんな感じ。
赤い葉っぱがレンガに似合う。


愛と和

















両手でカモン!と呼んでいるのが『愛』。
左手を広げているのが『和』。
橋の両サイドに並んでいるのだが、北海道にはこんな雰囲気の像がやたら多い。
大変残念に思うことである。
なんだが社会主義っぽいんだよなあ。


3つの疑問

市民会館に展示されている謎の作品。
遠目にあれ?と ちょっと異色な雰囲気。

謎その1 なぜコンクリートブロックが積んであるのか?
謎その2 なぜスカートはいているのか?
(なぜ上半身はだかなのか?)
謎その3 なぜこの作品を展示しているのか?

まなみーるで佐藤忠良発見

連休明けだが、気温11℃。風が強くとても寒かったので、ガラス張りの市民会館がまさに温室のようでした。
そこで見つけたのが、佐藤忠良の帽子。
本当にこの人の作品はどこにでもあるのだが、こうして見るとなかなかいいと思った。
銅像は裸がデフォルトと思うが、そこになぜ帽子なのか?
この帽子は女性の印でもあるし、髪を隠してもいる。
プライベートの女性性(髪)を女性用の帽子というパブリックな女性性で覆っている。
ジェンダーでセクシャリティを隠蔽しているともとれるし、そのジェンダーはあくまでセクシャリティを土台にしているともとれる。
好きな作品だが、同じ様なものばかり作っているので、なんでかなと思う。

岩見沢市民会館のアート

利根別川沿い、市民会館まなみーるの彫像について。
歩道や公民館の前に置かれている彫像を見つけるのも散歩の楽しみのひとつだ。
この辺りは彫刻が多数展示されているのだが、この「星をのぞむ」という作品はすばらしいと思う。
若桑みどり先生なら「ふりちん」と分類するだろう。
図像的にかなり珍しいのではないだろうか?
ふりちんで星に届かんと体を伸ばそうとしている姿は、イノセントで未来を生み出す希望そのものでもあるし、性=人間の類的存在を超越しているちょっと怖い存在ともとれる。
仏像で言うと阿修羅王を思い出す。

2010年5月16日日曜日

結婚さぎとあふれる熱い涙

東北地方の農村で結婚詐欺が横行しているそうだ。韓国人のお嫁さんを紹介するブローカーとか、農家に嫁入りお見合い企画など手口は巧妙化しているそうで、本人に騙された自覚がない例も多いとのこと。

92年上映のあふれる熱い涙は山形の寒村に嫁いだ「じゃぱゆきさん」が日本の暮らしに馴染めなくて家出して、でも最後に旦那が迎えに来てくれて・・・という映画。
ご都合主義な展開といきなりなクライマックスが、今思うとエリック・ロメールっぽい。
じゃぱゆきさんは死後になったが、相変わらず農村に嫁は来ず、そしてこの世代、結婚できない男が都会にも溢れ出した。
田舎だから結婚できないと思ってましたよ、当時。

2010年5月10日月曜日

千葉県いずみ鉄道の運転士採用に思う


千葉の第三セクターいずみ鉄道が、運転士訓練費用700万円を入社時一括自己負担という条件で4名採用しました。
訓練期間中は、千葉の最低賃金で雇用するそうです。夢を実現する、という文脈で報道されているようですが・・・

しかし、こんなことでは事業の永続性に疑問を感じます。
それに、もし運転士の資格が取れなかった場合、道義的問題になるのでは?


この際、線路にバスを走らせたほうがいいのではないでしょうか。
バスの免許を持っているひとなら容易に確保できると思います。

そもそもが悪い冗談。それにマスコミが悪のりしているように思いました。
いまにも潰れそうな会社ですが、この4名の鉄道人生が末永からんことを祈ります。

2010年5月9日日曜日

チョコレートケーキは常温で食すべし

近所のケーキ屋でも買うならザッハトルテだ!
特別な日には有名なケーキやさんで、美味しいケーキを食べてみたい。
しかし近所のケーキやさんのチョコレートケーキもまた人生の楽しみだ。
シュークリームだと時にがっかりすることもあるが、チョコケーキのストライクゾーンは案外広い。
しかしこのケーキ、冷えたままだとチョコが堅いので食べるタイミングに合わせて温度を戻すようにした方が良い、と今回思いました。

写真は246沿い青山にあるジェルボーのケーキ。
特別なケーキやさんです。
チェルフィッチュの公演の帰りに寄りました。
とてもおいしかったです。

武久源造からデレクベイリーへ

と、いうわけで武久源造さんのお話で思い出したのが、この本。
デレクベイリーはインプロビゼーションは音楽の一部で、バロック音楽では演奏家が即興演奏を混ぜるのは当たり前だったと書いている。
この本では4人のミュージシャンとのインタビューを通して音楽における即興演奏の役割を論じている。
20年前に読んだだけなのだが、良い本だったと思う。
デレクの音楽自体には、最初は感銘をうけつつも、いろいろ買いあさって聞くうちに、なんだかどれもおなじような気がして来て、いつしか聞かなくなった。
自分の中ではジョンゾーンとの演奏がトドメの一撃だったかな。(つまらんです)
時系列で聞いたわけでもないので、どの盤がいいとか悪いとか分からないのですが、いつかお気に入りの何枚かを紹介したいですね。

ミュージックバードで武久源造を聞く

今日は夕方からMBでは武久源造の特集。
このひとは、フォルテピアノやチェンバロの名手らしい。
演奏も素晴らしいと思ったが、話も面白い。
自分のフォルテピアノに鹿の皮を貼って音色を調整しているそうで・・・オーディオマニアか!?

演奏家がピアノをいじくってはだめ、というのは調律師の陰謀・・・もとい19世紀以降の音楽教育の発想で本来音楽はもっと自由なものだと。現代の楽譜どおりに演奏するのが立派だという価値観では音楽はだめになる、というようなことをおっしゃってました。

トッパンホールで2010年5月21日にコンサートがあるんですが、金曜19時開演・・・
行けません。

チェルフィッチュ観ました

ようやく見ることができました!チェルフィッチュ。
予備知識ゼロで、どんな芝居なのか全く知りませんでしたが。
ホットペッパー
クーラー
お別れの挨拶
という3つのコントの3幕で70分。
芝居は普通2時間超でもあたりまえなので、かなり短い。
まあ台詞もミニマムで反復が多いので時間としてはちょうどいいですね。ラスト付近で猛烈な睡魔に襲われましたが、狙いははっきりしているのでおもしろいかったです。
芝居というよりインスタレーションですね。

ただ、一つ注文をつけるとするなら・・・
後ろの席のひと!iPodがシャカシャカうるさいんですよ!しまう時はスイッチを確認してください。鳴りっぱなしなんですよ、あなたのiPod。
だいたいそういうのは、上演前に確認することだと思うんですよ。
すいません、きつく言い過ぎたかも。
まあわざとじゃないのは分かっています。わたしも身に覚えがありますから。
でも、全ての観客が時間と空間を共有する演劇という芸術において、許されることと許されざることとがあると思うんですよ。
まあわざとじゃないのは分かっています。
・・・いえ、iPodじゃないかもしれないですね。それは確認してないです。確認もせずiPodだなんて決めつけてすみません。それは謝ります。
でも、私の身になって考えてみて下さい。
後ろの席のひと!(以下反復)


スイスフラン

ネスレはジュネーブの取引所の扱いとのことで、レートを調べてみた。
スイスはユーロじゃないんですね〜。
ということで、1スイスフランは85円くらい。
ギリシャの影響でここでも円高みたいです。タイミングはまあ悪くないかも。

2010年5月6日木曜日

オッカムのカミソリ


児童ポルノの単純所持禁止という流れが海外にはあるようです。
まあ、子供がワシントン条約に指定されたようなものでしょうか。
お稚児趣味は日本の文化だ!等と言ってはしゃれにもなりません。

さて、非実在青少年という概念もこの児童ポルノ規制の枠組みの中で生まれたものだろうと思います。つまり国内での児童ポルノ単純所持禁止が法制化されれば、半ば自動的に非実在青少年にも効力が及ぶよう意図していると考えられます。

しかし本来児童ポルノの規制は児童を暴力から保護することを目的としていますので、健全育成条例における不健全図書の規制とはそもそも目的が違います。
これを結びつけようとする非実在青少年という概念は、アニメのキャラを実在のアイドルか何かのように扱うオタク的感性そのもので、このような概念を法の世界でもてあそぶこと自体が不健全だろうと私は思います。
したがって、まず条文から非実在青少年という文言を削除することから始めるべきでしょう。

今後、議論が深まるのかわかりませんが、こんなやりとりが想像できます。

「非実在青少年とは何ですか? こういう概念はいらないのではないでしょうか?なぜなら非実在青少年とは文字通り非実在でしょうから。分析的に実在しない概念について問うこと自体、論理的に無意味です。」

「その質問に意味が無いということをよくご存知のようですが、でしたら他の質問をされたらいかがでしょう。」


もしオッカムがエロ漫画をみたら、すべてシュレッダーにかけてしまうかもしれませんね。

2010年5月5日水曜日

学校給食における牛乳の飲み方について(2)

便利な紙パック牛乳ですが、その飲み方について論争がおこったそうな。
なんでも、その小学校ではストローを使うのはエコじゃないと、紙パックの屋根を全開にして飲ませていたそうだ。
なかなか独創的だが、これに親から物言いがついた。ストローを使わせろ、と。


もし、高級レストランでの食事の作法に倣うのが「正式」とするなら、正しい牛乳の飲み方は「コップに注いで飲む」ということに尽きる。
特に自宅では当然コップがあるだろうから、あるのに使わないのは行儀が悪い、ということになる。

次に野外等でコップがない場合、ストローがあれば使ったほうが飲みやすいだろうし、無ければ使わずに飲むということになる。
どちらが良いかというと、本来飲みやすければどちらでも良い。
大事なのは「こぼして服を汚したりしないように」、ということだ。
衛生面から直接口につけるのは気になるというひとは、ストローを使えば良いだろう。(開封前にパックを自分で洗うという方法もある。)
要はTPOに応じた振る舞いを教えるということがマナー教育であり、これがエコ教育と矛盾することはない。

さて、学校給食での作法だが、効率とコスト削減を追求するならストローは不要だろう。必要な子供には持参させればよい。
もし多少の心の豊かさを追求したいと思うなら紙パック以外にも見直すところはあるだろう。

ただし、三角屋根パックの半分は注ぎ口ではないので開けやすくはない。メーカーの想定していない使い方であり、あまり美しくないと思う。
わざわざ全開させる必要があるのだろうか。・・・というか飲みづらくないですか?

この写真、机の右側にストローが置いてある様な?
どうするのかしら?







学校給食における牛乳の飲み方について(1)


テトラパックのHPを探したが三角屋根の牛乳パックにすべてプラスチックの注ぎ口がついている。ジュースなんかでおなじみのタイプだ。
牛乳パックはないのかあ、と少し探すと日本紙パック(株)にあった。・・・十條製紙が93年から合併を繰り返して02年に日本紙パックになったらしい。いい名前ですね。(十條製紙なつかしい)

さて、牛乳パックの歴史というとテトラの三角パックを起源とするのが正史なわけだが、ここでは1915年の屋根型紙容器の発明を端にしている。ここの説明では当時はホチキス留めで注ぎ口はなくナイフで開封していた、とある。
ふ〜ん、平らな屋根パックのはさみで口を切るような感じ?
今のように簡単に開封できるようになり欧米で普及し始めたのは第二次大戦後だそうだ。



マニュフェスとも公約も守れなくてよい


実際やったら思ってたのと違いました、ということはあっていい。
選挙の約束にとらわれて、当の政治家本人が本当のことを言えないようでは困るだろう。大切なことは、前提としてこういう条件で考えていたけれど実際にはこうでした、と明確に説明し、今後の道筋を明らかにさせることだ。
それをせずに何となく路線変更して、なんとなく現実認識が甘かったというだけでは話にならない。
どう甘かったのか、元々どう考えていたのか、実際どうだったのか、どのような見通しを持っているのかきちんと説明しなくてはだめだ。
そうしないと次の選挙で何を言っても実際どうなるのかなあ、と不安になりますよね。
政治家が易きに流れるのは簡単です。訳知り顔で官僚のシナリオに乗っかる人より、本気で考えて国民と悩みを共有できるような人が当世風ではないでしょうか。
あんまりマスコミ受けしないようですが、プロっぽくないのがいいのところです。
がんばれ〜!

写真は浅草六区のあたりのお店。(入ったことありません。)

2010年5月4日火曜日

映画 評判と劇場のあいだで


映画の前評判に期待して映画を見るとなんか?となることがありますね。
先日見ましたオリベイラの「コロンブス 永遠の海」でそんなことがありました。
「映画の評判なんてあてにならないのねえ」
「そお?君の鑑賞眼の問題ではないの。」
こんなやりとりが聞こえます。
ありがちなことかもしれませんが、オリベイラではとくに顕著だと思います。
アブラハム渓谷を朝日新聞で川本三郎が激賞したのがはじまりでしょうか。
このひとの名文で映画館にとくに年配の方が大勢集まっているのでは?

で、映画についてですが、この監督「家宝」あたりから映像軽視&ドラマのない作風になっています。コロンブスも例外でなく、会話も軽妙洒脱というわけでもないので正直わたしにはつらいもんでした。
終了後、後ろの席のひとが「わたしはねむらなかった!」と誇らしげにおっしゃいました。



2010年5月3日月曜日

何かケーキを、しかもただ一つだけ買うことができますか?


























先日NHKでひとりで学食に行けない大学生のレポートがありました。
孤食がさびしいのではなく、まわりの知人からあのひと一人でお昼なんてさびしいのね、と見られるのが嫌、ということだそうです。
こんな軟弱すぎる感性は私には分からないな、と思ってましたが、自分もたいして変わらんと思い知らされる事件がありました。

本日会社帰りにデパ地下でケーキを買いました。
新商品のモンブランがおいしいよ、とネットの広告記事を読んだからです。
さてお目当てのお店を探し出し、一押しのモンブランを頼もうするとき、果たしてモンブラン一つ!といえるでしょうか?
ケーキとは一家の団らん、恋人たちのシーソーゲーム。それがケーキ!
そんなケーキをひとつだけ!・・・下さい、なんて。
どうして言えましょう!否、言えない!
えっーと、・・・あとエクレアください!
これがぼくの分ね、の体で言っている自分がいましたよ。

ふたつ食べるのきついなあと思ってたら、
本日中にお召し上がりください、ですって。
ええ、食べましたとも。美味しかったですよ。


2010年5月2日日曜日

沼津のお店





扱っているものは本物志向で、安いものが幅を利かせる東京とは違う。
筆と墨の店では店頭に墨すり機があったので箱だけだが撮ってみた。
写真は無いがお茶やさんで茶碗も売られていて、夏に向けてなのか平茶碗を並べていた。価格も1万円前後と普及品でもよいものを選んでいる印象。
そして値段のわりにものがいいように見える。なんとなくだが、正直な商売をしていると感じるのだ。
合羽橋あたりをさまよっているより、ここで買ったほうがいいかな?
また来るかも、と思った。












沼津のカフェ文化

うなぎいぬの奥にテーブルがあるのですが、わかりますか。













通りに椅子をおいてくつろいだり、洋服屋の前にテーブル席を設けてお客さんがお茶をしたりしている。

沼津商店街

真直ぐに伸びよ!と願掛けて供えられし胡瓜長葱













先日観光で行って参りました沼津駅前、仲店通商店街。
気がつくのは、アーケードの真ん中に商品を並べていること。
これは初めて見た。
この日は昔の天皇誕生日の祝日である。
半ばシャッター商店街だが、明るい雰囲気だ。