デレクベイリーは『インプロビゼーション』という本で知った。(多分この戯言でも取り上げている)
いまは作曲家の書いた譜面のとおり演奏するのが当たり前だが、昔は作曲そのものに即興の余地を残していたのだそうだ。
つまりそもそも即興は演奏家のエゴイズムではなく、書かれた音楽を完成させる重要な要素なのだ!
そう言う訳で、私はかつてデレクベイリーに入れ込み、いろいろなCDを財布と相談しながら買い漁ったものだが、ある日ふと思った。
・・・どれも同じに聞こえるなあ。
このkaryobinというアルバムはSME スポンティニアスミュージックアンサンブルというバンド?の演奏。多分最初に買ったベイリーのレコードだと思う。
今あらためて聴くと、いわゆるよくありそうなフリーなJAZZで、録音もオーディオ趣味のひとが喜ぶようなものではない。しかし、これでいいんじゃないですかね。
ライブハウスでブコブコ演奏する腕自慢のインプロとは違う、作曲としてのインプロビゼーションが記録されていると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿