2011年4月16日土曜日

震災日本礼賛に疑問

今、サンデル先生の特別講義で日本の震災をとりあげていたので少し見た。
極限状態でも礼節を忘れない日本人。
貧しい国も含め多くの国から支援の手が差し伸べられていること。
ここに、世界が目指すべき姿を見いだそうとしているようだ。

しかし、日本人に特別高潔な倫理観が備わってるわけではない。
原発のサムライたち(消防や自衛隊のみなさんの活躍)も決して美談ではないと思う。番組内でもそういう意見がありました。

遠く離れた島国に欧米人の理想を投影するオリエンタリズムが多分に混ざっているのではないか。

今回の震災以降世界は変わるのか、という問いに映画「スピード」のラストシーンを思い出した。

極限状態で結ばれたカップルは、破局する。

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