2011年4月30日土曜日

信仰の世界に住むニッポン

今後の原発行政が議論されるときよく出てくるフレーズ。
原子力安全神話の崩壊。
科学技術信仰。

どうやら私たちは神話の世界に生き、科学技術を信じて暮らしていたようだ。
結局日本の民主主義は、対話による合意形成ではなく、宗派の勢力争いでしかなかったとあらためて思う。
このあと脱消費社会、省エネルギー文明というような、あらたな神話、信仰の模索が始まるようだが、それはまた同じことの繰り返しでしかない。

いつになったら私たちは、都合良く信じられる何かを求めることから卒業できるのだろうか?


年間20ミリシーベルトの見込みなら計画避難でないの?

文科省の大臣の発言で、さきに定められた学校の許容被曝量の基準について、まったく問題ないとのこと。

年間20ミリシーベルトまでは安全だからだそうですが、この基準にに抵触すれば計画避難地域に指定されるのではないでしょうか?
校庭で遊ばない、窓は閉めるという措置は、1ヶ月程度で休校だからそれまで注意してね、という意味なのか。
それなら分からないでも無いが、問題ない、安全としか説明しないのでとにかく分かりづらいですね!

また、公園、学校なども放射性物質で汚れたまま放置しておく方針のようですが、災害時の避難場所の確保をどのように考えているのでしょうか?

はやくも喉もと過ぎて熱さを忘れたようです。

学校、公園、病院などは基準値以下でもきれいに清掃して放射線量を低減させていく取り組みが必要だと思います。



2011年4月29日金曜日

CD温故知新 karyobin


デレクベイリーは『インプロビゼーション』という本で知った。(多分この戯言でも取り上げている)
いまは作曲家の書いた譜面のとおり演奏するのが当たり前だが、昔は作曲そのものに即興の余地を残していたのだそうだ。
つまりそもそも即興は演奏家のエゴイズムではなく、書かれた音楽を完成させる重要な要素なのだ!
そう言う訳で、私はかつてデレクベイリーに入れ込み、いろいろなCDを財布と相談しながら買い漁ったものだが、ある日ふと思った。

・・・どれも同じに聞こえるなあ。

このkaryobinというアルバムはSME スポンティニアスミュージックアンサンブルというバンド?の演奏。多分最初に買ったベイリーのレコードだと思う。
今あらためて聴くと、いわゆるよくありそうなフリーなJAZZで、録音もオーディオ趣味のひとが喜ぶようなものではない。しかし、これでいいんじゃないですかね。
ライブハウスでブコブコ演奏する腕自慢のインプロとは違う、作曲としてのインプロビゼーションが記録されていると思います。

2011年4月28日木曜日

日本人のハビトゥス

ほりえもんさんが有罪確定だそうだ。
もう何の罪だったのか憶えていないが、当時虚業であぶく銭を荒稼ぎするのはけしからん、と言う論調が強かった。
左うちわのお金持ちがその場の雰囲気で、コツコツ額に汗して働くのが美徳と言うのは微笑ましかった。

一方、最近前途ある若者の中に金儲けはよくない、利益の追求は自己中心的な行為と考える向きがあるのは心配だ。

日本人にとって理想の日本人像の一つが宮本武蔵ではないだろうか。
宮本武蔵はストイックに武士道を究め、なんとか大名に仕官しようした。
一芸入試で公務員に。これが日本人にとってのミヤモトムサシ的生き方だ!
このようなサムライ魂に多くの日本人が囚われている。これが日本経済の停滞の大きな一因だと私は考える。


2011年4月24日日曜日

キビオ峠

今日はキビオ峠まで自転車で、・・・押した。
途中に駒の湯という旅館があるのだが、乗って行けたのはそのあたりまで。
そのうち登れるようになるかな?

キビオ峠はおんたけ山や乗鞍岳を臨む眺めのいい広場だ。ここから見るおんたけ山はまるでジャングル大帝にでてくる大きな山、キリマンジャロ?のようである。
偶然ここを見つけたときには隠れた勝景地、と密かなお気にいりにするつもりだったが、結構有名らしい。

じつはこの峠に木曽駒ヶ岳登山コースAの入り口があり、今回その下見もかねて来たのだが、第一印象、道がせまい!

前日大雨だったのにかかわらず、足もとはさほどぬかるんでないのはよかった。
だがとにかく狭いし、道がたいらでないので、(あたりまえ?)さくさく登るのは無理だなと思った。
リュックも昔風の横長タイプでは通れなさそう。木の枝、葉っぱがあぶないです。
この入り口が二合目。頂上まで走り抜けて伊那市側の千畳敷カールからロープウエーで降りる、というのをいつかやりたい。

2011年4月22日金曜日

計画避難は年齢別にしたら?

結局、年20ミリシーベルトの見込みで計画避難だそう。
学校閉鎖ですね。
子供の安全のためにはよいことだと思います。

しかし、年20ミリシーベルトで避難は大げさでと考えるひともいると思う。
いい歳のおじさんにはへっちゃらな値だし、お年寄りにはいまさらガンの心配をするより家で普段通り過ごしたいだろう。
計画避難は年齢別に、最初は子供、大人は後でもいいのでは?

基本的には
1. 無駄に放射線を浴びない
2. 絶対安全はない
3. 生活のクオリティとの比較でリスクを評価する
で各自考えるのがよいと思う。

計画避難のディアスポラ

許容線量について2つの基準があったように思う。
一つは累積50ミリシーベルトに達するまで。
もう一つは年間20ミリシーベルト。
どちらも累積100ミリシーベルトまでは安全、ということが根拠になっていると思う。
今回年間20ミリシーベルトの被曝を予見される地域に計画避難が指示されることになったのは、事故の長期化に即したものだろう。

もともとこれまで避難勧告は、せいぜい2〜3日程度の期間しか想定していなかったと思う。
だから政府も直前まで大丈夫というし、住民も手ぶらで避難する。避難先で収束まで9ヶ月と言われても、もう財布を取りに帰ることもできない。
長期の避難は、家も仕事も財産もすべて失うことを意味する。当座の生活費にも困るのは当然で、これについてなんのケアもなく避難勧告を発令するのは、パレスチナに侵攻したイスラエル軍のようなもので、住民を難民化させるものだ。

であるから、計画非難は合理的な決定であるが、政府と東電には計画的で十分な支援を望みたい。

2011年4月21日木曜日

CD温故知新 マニアマニエラ


NA7004で手元のCDを聞き直す。それを一応至福の時間ということにしよう。お金もかからないしね。
リップするソフトはXLD。毎回リップするのは儀式めいているが、レコードを拭いてから架けるようなものだ。ひとつづつNASに曲がたまっていくのも楽しみ。

今日、ムーンライダースの『マニアマニエラ』を選んだのは、「温和な労働者と便利な原子力発電所」という曲が気になって。それになんだか最近また流行っているんですか?

改めて通してアルバムを聴いてみると、音楽を聴くというよりも舞台を見ているような、印象。
前後、奥行きの広がりをイメージさせる遠近法絵画的な作品だと思う。

1982年リリースだそうですが、私は91年ころ購入。それが2011年によみがえったことに感慨。CDいいね!

2011年4月20日水曜日

文科省のカクシン的放射線基準

今朝ラジオで聞いたのだが、文科省が福島県の学校向けに校庭の放射線量の基準をさだめた。
校庭で遊ばせていいのか?という問合せに答えたものだそうだが、その数値がなかなか革新的だ。
この「革新的」とは安全性についての「保守的」な考えに反対の意味としての「革新的」である。
考え方として、年間の外部被曝許容量を20ミリシーベルト、そのうち8時間を校庭で、残りを屋内で過ごすと仮定。で、校庭1時間あたりの線量を逆算したそうだ。
その値は3.8マイクロシーベルト/時。ラジオで聞き流すには違和感のある数字だ。

ここでの疑問は

1. 20ミリシーベルトという許容値は子供に対して妥当か?

2. 校庭が基準値越えなら年間の被曝線量が20ミリシーベルトを越える環境であるだろう。校庭で遊ばないという措置で十分なのか?避難するべきでは?

3. 建物内は被曝線量が低いという計算は現実的だろうか?花粉症でくしゃみがでる部屋なら放射能のチリも当然はいりこんでいるだろう。手洗い、マスクで花粉症が防げますか?

4. 校庭の放射線量が自然に下がるはずがない。放射能をもったチリは地面に積もるだけ。(チリを掃除したらどこに捨てればいいのかしら。)

5. 地面に放射性物質がつもっているのに空間線量の測定だけで判断していいのか。
風でホコリが舞えば線量は上がるだろう。風がなければ下がるだろう。それで安全と言えるのか?

6. 食品からの内部被曝を考慮していない。

20ミリシーベルトというぎりぎりの線量を前提に基準を定めたこと自体が、事態の深刻さをうかがわせる。
過剰に反応しないで、という呼びかけは、しょうがないからあきらめて、とも聞こえる。
果たして、子供に対する大人の態度として適切を言えるだろうか?
絶対安全はない、という言葉の意味を取り違えているように私は思う。


放射能のチリは掃除すればいいそうだ。
文科省の基準を免罪符にせず、学校現場では教室や校庭をきれいに清掃するなど減放射能の取り組みも大切ではないだろうか。
それが長い目で見て、文科省から子供たちを救うことになると思う。

2011年4月19日火曜日

東日本も60ヘルツにしよう!

原発の補償を東電がすると、当然原資は電気代となる。
関東の電力需要を独占する東電にとっては、価格に補償費用を上乗せすることなどなんでもない。
もともと原発も国民のために作ったので、私企業の利潤の追求とは次元が異なる、というのが東電の立場だろう。

こんな状況を温存するなら、東電何度でも復活し何度でも放射能汚染を繰り返して止まないに違いない。
さしあたり来年のいまごろは、放射線被曝は自然現象であり、あくま電気を使うなら受け入れるべきリスク、と言っているのではないだろうか。

東電の独占体制を改めるには、規模を問わない多様な電源開発を認めること、また中部、関西の電力会社の参入によりどこからも電気の供給を受けられるようにすることが必要だ。
太陽電池、コジェネ、ガスヒートポンプなどオフィスビル規模、家庭レベルの発電についても周辺に販売できるようにするべきだ。

東電は原発事故による地域コミュニティと国土の破壊の上に、電力の安定供給という最低限のミッションの失敗を重ねた。
東電はすでに特別な会社ではあり得ない。安価でクリーンで安全な電力を安定して供給するにはどのような体制が望ましいのか、ゼロベースで検討するべきだろう。
それは東電ありきでは断じてない。とにかく自由化を促進し、東電が困ることは概ね良いことと私は考える。

オーディオ沼が目を開け始めた

私がオーディオ沼を見るのではない。
オーディオ沼が私を見つめるのだ。

というわけで、またバカな買い物をし始める予感。
NA7004でリピート再生をしていると、どうも自分のスピーカーが歪みっぽい音を出しているような気になる。

我が愛機LHH300Rは一応フィリップスのスイングアームを有し、トランスポートとしての存在価値もある、と期待する向きもある?CDプレイヤーだ。
しかし、トラポとしてはNA7004+NAS(SSD)が数段上、というのが実感で、これとつないで初めて、300RのDAC7がようやくその本領を発揮し始めた!というのが私の見立てだ。

という訳でこれで何不自由ない幸福なオーディオライフを送れるはずであったが、すぐに物足りない気になってくるのがある種の人間のある種のサガというもの。
貧乏でもそれなりに投資してもっといい音で聞きたいとうずうずし始めた。
機器の上流が改善され、スピーカー周りの粗が耳につき始めたということか。

・・・とりあえず、スピーカーをきちんとセッティングしようかなあ。

2011年4月18日月曜日

民主党は政治主導に意地を見せろ!

菅直人総理は原発官僚の確信犯には「先入観があった」という解釈で手打ちにしたようだ。
なぜこんなことが起きたのか検証するそうだが、すでに「ついうっかり」という結論を出しているようなものだ。
ここは絶対に官僚に妥協してはいけないところのはず。
民主党だけじゃない。国会議員は全員が担当をもって震災、原発問題に取り組んでほしい。
いま国会議員の存在感を示せないなら、ほんとにこんなに人数いるのかな、ということになると思う。

2011年4月17日日曜日

食品の放射線量基準値で被曝量を考えた、ら

もし、口にするものすべてが放射線量の暫定基準値上限だったとします。
1日合計1㎏、肉、米、野菜、牛乳など食べます。
半減期の短いヨウ素だけ考えると一日0.05ミリシーベルト、年間で18ミリシーベルトくらい。
ところが半減期の長いセシウムは、上限が一日0.008ミリシーベルト。
さすがにヨウ素より一桁少ない。

さて、これがすべて体内に取り込まれ内部被曝し続けるとすると、
・・・年間で500ミリシーベルト?
計算間違っているかしら。

政府が一時的に暫定基準値を引き上げたのは、事故が短期に収束するという前提があってのことだろう。
しかし、放射能漏れをコントロールするところまですくなくともあと2〜3ヵ月かかるとすると、現状の基準のままでいいのか疑問だ。

結局、産地や種類に偏りのなく、さまざま食品をバランスよく食べる、当たり前の結論になりそうだが。




七笑 蔵開き


先日の土曜日、近所の酒蔵七笑で蔵開きがありました。
ただ酒飲むぞ!と張り切っていったのですが・・・
工場で、なんでも知っている魔法のおじさんの話を聞き込んでしまい、お酒はあまりいただけませんでした。
でも、焼酎のもろみを味見したり、そば焼酎の原料(要するにそば粉)でつくったおやきをいただいたり、とても楽しく過ごせました。
良いお酒を作るということと経営のバランスの難しさのようなものが垣間見えたようにも思います。
お相手して下さった皆様、ありがとうございました。

TWONKY SENDファイルはどこへ

TWONKYがよく分からず難儀。
先日NASに取り込んだファイル名が半角カタカナだったせいで文字化けしていることに気づいた。
で、ファインダーから修正しようとしたが、当のファイルが見つからない。
・・・このファイルはMac上でドロップして入れたのでなく、TWONKYの中のSENDを使ってNASに入れたのだが、どこのフォルダにあるのかわからん状態。
TWONKY上ではファイル名は直せんようだし、Mac上ではファイルが見えない。
難しいなあ。
皆さん、こんなややこしいものよく使ってますね。すごい!

2011年4月16日土曜日

震災日本礼賛に疑問

今、サンデル先生の特別講義で日本の震災をとりあげていたので少し見た。
極限状態でも礼節を忘れない日本人。
貧しい国も含め多くの国から支援の手が差し伸べられていること。
ここに、世界が目指すべき姿を見いだそうとしているようだ。

しかし、日本人に特別高潔な倫理観が備わってるわけではない。
原発のサムライたち(消防や自衛隊のみなさんの活躍)も決して美談ではないと思う。番組内でもそういう意見がありました。

遠く離れた島国に欧米人の理想を投影するオリエンタリズムが多分に混ざっているのではないか。

今回の震災以降世界は変わるのか、という問いに映画「スピード」のラストシーンを思い出した。

極限状態で結ばれたカップルは、破局する。

NHKの放射線解説に疑問

今朝NHKで放射線量の安全基準について解説していたので、少し見た。
安全基準の100ミリシーベルと比較して、汚染された食品の放射線は微々たるものと説明している。
100ミリシーベルト以下なら人間の健康に影響はない、とされているそうだ。
放射線業務従事者もこの範囲までは放射線を浴びてもよい、法律で定められている。
ただし、5年間につき、ともある。
5年間で100ミリシーベルトなら1年で20ミリシーベルトである。
安全基準は年20ミリシーベルトというべきではないだろうか。




2011年4月15日金曜日

震災の四重苦

地震、津波、放射能汚染と続いたが、それに追い打ちを駆ける災害が起こりそうだ。

それは増税。

被災地復興のための創造的構想が、増税らしい。

忘れれた10年、20年。で、サヨナラ日本ですか。

日本経済に与える増税のインパクトは、東電の放射能漏れ以上ではないだろうか。

少なくとも私は、放射能より徴税人のほうが怖い。

もし復興構想が、災害に強くエコロジカルで、地域のコミュニティを活性化させる町づくりのモデルとなるものなら、その事業に投資したり技術面で参画しようとする企業もでてくるのではないだろうか?
未来都市の多様な構想の実験場として東北地方を価値創造できたらよいと思う。

ドバイの高層ビルは税金で建ったわけじゃないだろう。
ドバイもバブルで洗われたが、それで更地に戻ったりしない。(今どうなってるのか知らないのですが。)
税金以外で金を集めることを考えようよ。

2011年4月14日木曜日

悪い知らせを伝えた使者は処刑される

むかしむかしは、凶報を伝えた使者は国王に処刑されたそうな。
なんという理不尽。
しかし、現代日本でも同じようなことが再現、しかもこの一カ月の間に何度もおこっているようだ。
先日も菅直人総理の原発周辺は10〜20年、人が住めないだろう発言がやり玉に。
軽卒とか、非難した住民の心情を理解していないとか。

現場を指揮する最高責任者としての総理には、情緒的な感慨に浸るより環境測定を充実させ透明な事実をもとに今後の見通しを考えて欲しいと思う。

総理をこの件で批判している野党の議員やらには、事実を隠蔽し国民を危機に陥れている政府方針を助長しているだけという自覚を持って欲しい。

基本的には汚染された冷却水を世界中にまき散らしながら数ヶ月かけて炉心を冷やして行くということになるのでしょう。
どうやって周辺環境への影響を最小限に抑えるのか、影響は最悪の場合でどの程度と見積もっているのか。東電はもう何が起きてもしょうがないと考えているんでしょうね。
暗闇のなかで目の前の泥棒をつかまえる縄をなっているようですが、最期まであきらめず、がんばってほしい。

NHK も政府方針を尊重してなごやかに解説してくれるのはいいが、独自に調査するなり、複眼的に取り組まないとそろそろNHKそのものが風評を産むことになりそう。


2011年4月13日水曜日

東電社長のI do best

学校で英語を習い始めたころ、先生によく言われたのが Do your best!
先生の巻き舌より、おおきなおっぱいが気になっていたのか、英語の成績もふるいませんでしたね。
今なら巻き舌もうれしいんですが。
ところで、この先生の励ましのフレーズ、そのニュアンスは「せいぜい頑張れ・・・」。
この「せいぜい」のニュアンスも難しいのだが、東日本では「無理だと思うが・・」という雰囲気。
一方西日本では字義どおり「精々」。ニュートラルに「励んでください」という意味だそうだ。学生のときやはり語学の先生に「せいぜい頑張りなさい」と励まされたときに教えてもらった。
こんなことはよく憶えているなあ、としみじみ。先生お元気ですか?

で、東電の社長のベストを尽くした発言であるが、そのニュアンスは「もともと僕には無理だったんです。」くらいではないだろうか。

私は期待しています。福島のために頑張ってください。


2011年4月11日月曜日

国難より選挙が心配な国会議員

民主党の議員たちが菅首相の退任を求めているそうな。
現内閣では選挙で戦えない、ということらしい。

この人たちは国民より議席が大事らしい。
どうしてこんな人ばかり議員に選んでしまうんでしょうね。
選んだひとががっかりしないよう、こんなときだから自分らに何ができるのか考えて行動してほしいですね。
現場でがんばっている人たちと比べ、まるで別の国のひとのようで寂しいかぎり。

2011年4月10日日曜日

明日で地震から1ヶ月

早いもので明日で地震から1ヶ月。
事故当時はまさか、まだ原発で1ヶ月以上かけても収束に見通しが立たないことになるとは思いもよりませんでした。制御棒いれたらすぐ停まると思ってましたしね。

燃料棒はせいぜい1ヶ月くらいで冷えるもんだと事故直後にも解説されたように思いますが。

なぜこうもいままでの説明と現状が食い違うのか?いま本当は何が起きているのか。バートランドラッセルは真理とは専門家の意見、と言っていたそうですが、だれが専門家なのかは定義しているのかな。

こうなるとぜったいあり得ないと思っていた再臨界も、ほんとに大丈夫かな〜と不安になります。
そのとき被害がどの地域まで広がるのか分かれば、最悪でもこの程度だなと読めるのですが。
例えばそのとき名古屋のひとは非難しなくても大丈夫なんでしょうか?
まあ、概ね風下のエリアなら200kmあれば安全かな。(200kmの根拠はチェルノブイリ−キエフが100kmでその2倍を心の安全マージンとしました。)



トンキーメディアの設定が分からん

NA7004でNASを使おうとすると、音楽ファイルの整理がネックになりそう。
今後リップするCDが増えるのでジャンルごとに整理しようとしたが、どうもうまく行かない。
レコーズというファイルにWAVのファイルを納めているのだが、この階層に例えばロック、クラシックといったファイルを置いて整理しようとすると、NA7004で認識できない。
階層が深いとだめなんだな、と思いレコーズと同じ階層にフォルダを追加しようとしたのですが、この仕方がよくわからない。
ファインダ上ではできないみたいなので、トンキーから行うのかな?と思いあれこれいじったがよく分からん。グーグル様に聞いても私に理解できる説明は見つからなかった。
難しいけど、音質で満足できるのはNASだけなので。・・・のんびり取り組みます。

カゴメ、デルモンテの福島県産トマト不購入について

トマトジュースは私の大好物だ。そしてカゴメのトマトジュースは購入することが多いブランドだ。でも安いときはデルモンテも買いますけど。
今回放射能汚染の危惧で購入が見送られた福島県のトマト。

10年前の雪印の牛乳を思い出すと、万が一トマトジュースで健康被害が起こるようなことがあれば、会社ごと傾くのは間違いない。
だから過剰なほど慎重な対応をとったとしてもやむを得ないだろう。
だがしかし、ロットごとに丁寧に検査すれば本来問題ないことではないだろうか?
もちろん検査の基準は会社ごとに事前に決めれてもいい。国より厳しい基準を課してもいいだろう。
(そうすると、ハウスものはOKでも露地物はNGになるだろうが。)

国を代表する一流企業が風評に加担するような行動をとることが残念です。

日本人の心性にひそむ清算主義

国の原発安全指針には、今回のような電源喪失を想定する必要はないとあるそうだ。
原発の絶対安全を担保する指針においてでさえ、そこまで心配しなくていいよ、と途中で投げやって平気な日本人。
行政の怠慢というより、これが日本人なのだろうと思う。
杞憂ということわざの出番でもある。
杞憂とは昔中国の杞という国のひとがいつか天が落ちてくるのでは、と心配したということに由来する。
日本人は今の世の中がいつまでも続くという前提を疑うことが出来ない、と同時にいつかこの前提が壊れてしまえばいいとも考えている。
ガラガラポンの待望である。
現実的な対策より、抜本的な解決が常に求められる。
そして抜本的に解決できないなら現状のままが望ましい、となる。
ただしその現状が永遠に続くものと前提されるものとして。

この安全指針を作ったとき、電源喪失の可能性を検討しなかったはずはない。
そして、こう思ったのだろう。
そうなったら日本は終わりだから、そこまで考えなくていいでショ。


2011年4月7日木曜日

風評被害に毅然とした対応を!

小売店が北関東東北の野菜やお魚の仕入れをキャンセルしたり、岩手の運送屋さんがトラックの乗り入れを断られたり。
科学的根拠に基づかない不当な扱いには泣き寝入りせず、断固戦うべき!
国、自治体は商取引の自由には公正さが前提されているとはっきり指摘し、風評被害を助長する行為を許すな!
そして何より、政府、自治体、農協漁連は、信頼できる十分な安全情報を取得し、きめ細かい安全宣言を打ち出す必要がある。
と、思いました。
なによりこういう時期ですから、市民は連帯し助け合う姿勢を忘れないようにしたいですね。

2011年4月5日火曜日

NA7004 レビュー9  NAS vs TOS

QNAPのNASとiMacからtoslinkでつないだ場合を比較。
NASからimacに切り替えると、かなりノイジーに感じます。
いままでこれも結構いいと思っていたのですが、やはりNASが本命か。
ただ、NASはキレイですが音を整理している印象もあり、imacのほうが迫力があるような気もします。ローファイのほうがかっこいい、みたいな?


ネットラジオは当面聞かないような気がする。操作がFMラジオのようにはいかず、ストレスフル。気に入った局が見つからない、全般に音が有線放送レベル。自宅の回線が細くてPCと取り合いになるのも理由のひとつ。

1日1枚、手元のCDをリップし直しても3年はかかるし、だったらネットラジオで微妙なプログラムを聴くよりCDを聞き直したほうがいいかと。
NA7004はもう一度手元のCDを聴きなおしたい、と思わせるだけのものはありますね。


というわけでせっかく買ったブロードバンドルーターですが、これも片付ける。電源がもったいないしね。
結局iPodもつながないし、USBも使わないなあ。

見た目もっさりして格好わるいなあ。
でも、これでLHH300Rが延命したので感謝!

2011年4月3日日曜日

夏の日の停電対策

夏の冷房需要により関東地方は夏期大規模停電は避けられそうにない。
そうだろうか?
もしピーク需要を適切に分散させることができれば、計画停電を最小限に押さえる抑えることができるかもしれない。

1. 各家庭のピーク使用量を抑える。
(1)エアコンを使う時は他の家電は使わない。冷蔵庫もコンセントを抜いて開けない。(氷や保冷剤を冷蔵室にいれるのもよい)
(2)一戸で最大1台のエアコン。できれば友人家庭に集まって過ごす。
高校野球が一人で見ない。昔のように誰かの家に集まって試聴する。NHK東日本での放送は夜間に行うことも検討したほうがいい。その場合日中は放送中止にする。
(3)氷柱の準備。
北海道では数年前まではエアコンが普及せず、病院でも夏は氷柱で乗り切っていた。一日数時間の停電であるので、冷蔵庫で氷を作りだめしておいてはいかがだろうか。
(4)敢えて屋外で過ごす。外にテントを張る。日傘で散歩、スポーツで汗を流すのもよい。

2.職場での節電
多くの職場では節電が徹底されていて、あまりできることはないかもしれない。窓が開かない仕様のオフィスビルも多い。
(1)それでもフロアごとに空調を30分置きにローテーションで止める、設定温度をさらに2℃上げるなど工夫の余地はあるだろう。
(2)コピー機が複数あるところは運用を見直し、減らす。
(3)お盆とその前後は完全休業。今年はこの期間で有休消化を指示できるよう労基署も動くべきだ。(そうしないと休業補償しろという労働者が必ずいるんです)
(4)工場、データセンターは各自発電設備を用意する。また余剰電力を他の企業に融通できるよう東電は協力する。

3.夏期の東日本退避
(1)海外、北海道、西日本への旅行を奨励。具体的にどうするのか分からんが税制面で優遇できないか?レシートで控除できるとか。

4.節電グッズの奨励、頒布。
(1)アウトドア用のエマージェンシーシート(銀色の防寒シートね)にアイスノンを貼ってくるまっていると涼しい?
(2)太陽電池使用のエアコンサウナスーツ(着ると涼しい)
(3)冷却ベンチ 50cm四方のテントに上部にドライアイスを置く。テントの中は涼しいが、二酸化炭素による窒息に注意。体の弱いお年寄りを優先に!

5.ショップ、飲食店へ
(1)冷房を止めろとは言えないが、入り口の扉を開けっ放しにしておくのはNG
扉の無いショップはカーテンを取り付けること。設定温度の見直しも。


こんなもんでしょうか?私は今60Hzエリアにいるのであまり切迫感がないですね、申し訳ありません。
電力供給が安定しないと東日本の産業は壊滅です。現状の計画停電では立ち行かない企業が多いと思いますが、どうしたものか。


NA7004 レビュー8 なんとなくマイルール

昨日からNA7004をまわしっぱなしで聞いている。設定がよくわかず、同じ曲のリピートだ。
リッピングの際、アルバム単位で1つのまとめているので同じCDを延々架けていることになる。こういうのが好きなんですよね。曲が憶えられないので、終わりが分からずいつのまにかリピートしているのもよい。

CDのトランスポート代わりとしてのNA7004にはほぼ期待通りと満足している。
内蔵のDACはとくに良いものではないようなので、古いものでも手元に気に入ったDACのある人はそれを使うほうがよいように思う。
もっとも私はハイレゾ音源では試していないので、真の実力を理解していないのかもしれない。

ネット上では評判よさげなNA7004であるが、NAS対応でデジタルアウトしてくれる機能以外はおまけレベルでしかない。音質的に使う気になれない機能は省いてコンパクトで見た目もかっちりした製品にしてくれたらなあ、と半実仮想するが、それだと市場に認知されず価格もさらにお高くなったのだろう。
しかしだったら各機能を使えるレベルまで磨き上げて欲しかったと率直に思うし、こんなもんでしょ、と思っているマランツには今後要注意だ。たぶんもうマランツ製品は買わないだろうが。

ネットラジオも有線放送並みの音質で番組を探す意欲が起きない。NHKFM放送のほうが内容はおもしろいし、今更ながらミュージックバードはよかったなあ、と思う。

類似の商品の中では低価格なほうなので文句を言う筋合いはないのだが、こんな使い方しかできないならiPodトランスポートでよかったかなと思わないでもない。
そんなこんなで、NA7004を手放しでほめているショップはたぶん当てにならないなあ、とこっそり思っているマイルール。





2011年4月2日土曜日

原発事故 政府対応について

管首相は、原発事故の補償はまず東電が責任をもって行うべし、と言ったそうな。
最初から全て税金で賄うスキームだと平時の安全対策にインセンティブが働かない。だから責任もってやれ、というのは分かる。
一方、民間企業としては収益を第一に考えざるを得ない。経営者に事故発生直後は復旧の可能性を放棄するのは難しかったろう。少なくとも、誰の目にも復旧は不可能でリスクが増大するばかりと分かる状況に至るまでは、安易な英断は後の責任問題に発展しかねない。
もっとも、最初から廃炉ありきで対応していたら現在よりましだったのかは知らない。

ヘリコプターで空中から注水するくらいしか思いつかない、実施はあさって明々後日あたりかな、と記者会見で述べたあたりで東電として使えるカードは全て切った。何をしたらいいのか、あの時点で東電にも分からなかったので誰に何の支援を求めればいいのかも分からなかったのだろう。その結果として危険で無様なヘリコプターからの撒水作戦に至ったのだ。
結局東電は、現時点では健康被害の可能性はない、という言葉を積みかさねて事態をここまで引っ張ってきたが、周辺への汚染はチェルノブイリ並みになることを避けようとはしなかった。たぶん聞けばチェルノブイリも安全ですと言うだろう。

原子力安全委員会は、もともと原子力は安全ですと説明するための組織なのだろう。その役割は今回の事故でも十分に果たして来た。記者会見では、放射能もれの周囲に与える危険性について聞かれてときも、毅然とした態度で「放射線は距離の二乗に反比例して減衰します!」と科学的に説明してみせた。
しかし事故収束のためには何もしなかったし、やろうとしても出来なかったのだろう。

政府は原子力の専門家ではない。だから政府がこの事故を収束させることなどできはしない。そして東電と原子力安全委員会に全てをゆだねた。彼らが報告する事実のみに満足し、常に「いますぐ大きな危険性があるとまでは言い切れない」という態度に終始し、未来を守る責任を放棄した。

政府は東電の当事者能力の限界を理解し、他のオプションを常に探すべきだった。
それは決して管首相にもできなかったことではないだろう。野党の反応を意識してのことだろうが、彼がこれまでの対応に疑問をもたず、反省もできないだろうことが残念でならない。


NA7004 レビュー 7 NAS再び(6)

ようやくNASでNA7004を演奏させるところまでたどりついた。長かったなあ、この道のり。
で、音の感想であるがこれは、よい。iMacからTOSLINKでつなぐのに比べて遜色ない、のではないかと思う。そのうちAB比較してみたい。
たぶんNASのほうがすっきりめの感じです。
本体、NASの費用で既に10万円を超えており、日常使いのPCとCDトランスポートの音質としてはあまり変わらない性能ですので、手放しで人に勧められるものではないな、と思います。
あくまでLHH300RをDACとして使用した場合の感想ですので、他の環境ではまた違う結果になるかもしれませんが。

NA7004 レビュー 7 NAS再び(5)

NASの設定はできました!
が、どうやって曲を聴くのかわからん。
フォルダを共有設定するのかな?と悩んでいたが、あれこれ調べるうちにトンキーというソフトの設定の問題ということがわかった。
ようやく設定を済ませて・・・するとどうでしょう!なんとも美しい音楽が部屋中に溢れ出るではありませんか!
やった!

NA7004 レビュー 7 NAS再び(4)

マニュアルに「Macでは移動>サーバーに接続、でNASのIPを入力しろ」とある。
これかな?
NAS用のファインダで接続を試すとまだ設定されていません、と表示されるのだがとりあえずやってみた。そうしたら入れましたよ〜。
いったい、何をどうしたら完了したのか今となっては分からない。
しかし終わりよければすべてよし。
NA7004からもミュージックサーバーを認識している!
さあ、早速鳴らしてみよう・・・あれ?曲の入ったファイルが見えないな。
更なる試練が待ち構える!

NA7004 レビュー 7 NAS再び(3)

なんとか設定ファイルをNASにアップロードするところまでできたが、ここで終わるはずもなかった。
NASがコンフィグしてます的な表示が出たまま固まってしまうのだ。
もう一度アップロードしてみたが結局あきらめて、本体の電源ボタンを長押しで設定をリセットした。
もう一度最初からやりなおそう!と思ったのだ。
しかし思ったようにはいかず、CD内のマニュアルを今更ながら読み始めるのであった。

NA7004 レビュー 7 NAS再び(2)

ハードを組むのは簡単だったが、NASの設定には苦労した。
まずマニュアルを見てCDを挿入。
Macなら勝手にインストーラーが開いて・・・とあるが、何も起きない。
自分で開けて、インストーラーを探します。
クリックするとアプリケーションフォルダとNAS用のファインダアプリが見える。
アプリをフォルダにドラックすればいいのだが、これに気づかずとまどった。
なんとかNAS用のファインダを起動して設定に取りかかったが、ここからまた大変。
NASに設定用ファイルをアップロードすればいいのだが、これがわからず、どこかに何かをアップロードしろとのシチュエーションに戸惑うばかり。長い夜〜

NA7004 レビュー 7 NAS再び(1)



と、いうわけで、DLNA対応のNASというものを導入した!
今度はQNAP社のTS-112とクルーシアルのSSD128GB。前回と打って変わって気合い十分である。
今回QNAPを選択したのは、マランツがデモで使っているらしいという噂も理由の一つにある。SSDにしたのは、もしHDにして音に不満がある場合SSDで試したくなるだろうから、これでNA7004の評価を決めてしまいたいということである。
NASの箱とドライブの接続は簡単。
ただし、箱の端子に銀紙のテープが貼ってあるがこれをはがしても何も出てこない。またSSDはHDに比べて小さいので固定用のねじが使えないのが気になった。
テープで留めたほうがいいのかな。
ここまでは実に簡単である。