これは見続けるのがつらかった。
怒りで血圧が上がります。
電話一本、警官を名乗る男の指図でファーストフードの店長が従業員のパンツを脱がしてしまいます。
観客の中にはこんなことあり得ないと思ったひともいるようですが、ここまで極端ではなくても似たようなことは日常あると思います。
この映画では警察や会社の偉いひとはあくまで無謬の正義の味方で、観客に安心感を与えていますが、実際には、警察の犯罪、司法や立法府の怠慢でひとの尊厳が踏みにじられることもあり得るわけです。そしてそのとき守ってくれるひとはだれもいません。
正義を嵩に見知らぬ他人を裁くことが大好きな人達をみれば、社会的にオーソライズされた犯罪に見えない行為こそ、私たちが意識すべきことだと思います。
私の好きな道徳的に責めるプレイを扱った映画の典型ですが、そのまんまでストレート過ぎ、罪悪感が残りました。
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