2013年4月8日月曜日

ライプニッツは中世のひと?

中公新書のライプニッツをなんとか読了。
ライプニッツは微積分を発明し、ニュートンとパテントを争ったことで有名。
ほかにもアカデミーを構想したり、外交官として働いたり、とそのマルチぶりは哲学史上随一だ。しかし一見華やかな経歴の持ち主だが、実際には何事も思い通りにいかず、不遇な人生を送ったそうだ。
彼の著書を読んで感じたのは、発想がスコラ的ということ。ほぼ同時代のデカルトもベースはスコラ哲学なんだろうが、ライプニッツはそこがさらにあからさまだ。アリストテレス直結、という感じがする。
それで、そんなひとが微積分を発明した、というところに興味をもった。

ライバルのニュートンはこの辺りどうなんだろう。彼も錬金術師だったくらいなので、現代の物理学者とはやや発想が異なるのだろうか、などと空想する。

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