2013年1月13日日曜日

日本は狭くない

クルマが売れないのは多すぎる信号や不合理な安全ルールのせいで運転が楽しくないから。自家用ジェットが普及しないのは国土交通省の規制が厳しく運用コストが高すぎるから。このような話題で必ず反論として現れるのが「国土が狭く交通網も整備された日本では自家用車や飛行機は逆に不便」よって「そもそも需要がない」というロジック。

私も以前は「狭い日本そんなに急いでどこに行く」と漠然と思っていましたが、そのころは旅行等全く興味がなかった。自分の意識の中の日本がが狭まかっただけなのでした。
今、お金が無いなりに真夜中のカウボーイ風に深夜バスで旅をすると日本の広さを実感します。何しろ時間がかかる。夜行バス横浜発京都行きだと着くのは朝5時。これなら一日観光できます。四国の高松、島根の出雲まで行くと朝10時ごろ。日帰り旅行ならここが限界。日帰りで遊べる限界点(ポイントオブノーリターン)を考えるとその人なりの日本の広さが分かります。

自家用ジェットの普及で私のポイントオブノーリターンが広がるわけでは無いのかもしれませんが、乗り物は意識上の地図を書き換える装置です。現状を前提に要不要を決める前にひとの可能性を広げる手段として積極的に活用させるよう、行政には規制緩和に取り組んでほしいと思います。

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