2011年9月29日木曜日

子供は未来からの留学生

国会答弁でどじょう総理が発言。この言葉、流行っているようですね。
未来にツケを残さないために今増税が必要!と執拗に主張されています。

しかし大学は出たけれど〜就職できない、で派遣登録するであろう来年3月卒業の学生の未来はどうなるのでしょう?
就職できない学生は仕事をえり好みし、勤労意欲のない怠け者なのでしょうか?
失業問題はハローワークにまかせればいいのでしょうか?

経済の現実を見ない財政健全化論が子供から未来を奪っているという事実を認識するべきです。
増税が経済に悪影響を与えないなら誰も反対しません。しかしこれはようするにこれから10年間震災自粛しようということです。一方で復興特需で景気回復と皮算用しているようですが、同時に増税ならプラマイゼロ。今マイナス成長ですから結果はマイナスで、これが10年続いたら歳入がどんどん減ってまた増税です。

まさか失業率を上げて人件費が下がれば、国際競争力は回復するとでも思っているのでしょうか?
経済構造改革は円高人件費安を目指しているとように思えてなりません。

2011年9月27日火曜日

増税時期の考え方

来年からとか再来年からとか、増税時期について民主党内で議論をしているらしい。
ここでの疑問は、仮に再来年から増税するとして、それまで何をするつもりなのか?ということだ。


もし景気への悪影響を抑えたいとか、若者の雇用への影響を懸念しているのなら、当然増税GO!のサインもこれらを指標にしたものになるだろう。

たとえば名目GDPが5年連続5%成長、5年連続新卒の就職率100%、という具合だ。

そういう議論ができないのは、円高対策、経済構造改革がいつまでにどのような成果を目指しているのかをあいまいにしていることが原因だ。
増税は円高対策、経済構造改革が一定の成果を挙げてから、とまず確認して欲しい。

2011年9月26日月曜日

次期戦闘機の選定で

防衛省がFXの選定条件のひとつに生産に国内企業が関われること、を挙げている。
戦闘機は高価なものなので、日本の企業にもお金が落ちるほうがいいという理屈も分かる。

しかしふと、ようするにこのような特定企業への配慮そのものが、官僚の利権の温床なのではないかと思った。
国内企業を絡めるために割高な見積もりをつかんではならないでしょう。


今回はF18、ユーロファイター、そしてまだ開発中のステルス機の3つの内から選定するそう。
F4の陳腐化が著しいそうで、導入スケジュールに遅延は許されない。
であるなら開発中の機体はNG。
また国内企業への配慮も必須とすべきではない。
結局、一番お安いものを選ぶが吉ではないだろうか。
で、どれが安いんでしょうか?(本当に必要な買い物なのか?という疑問も)

2011年9月25日日曜日

戦略特区が円高対策?

というわけで戦略特区について考えてみたい。

これで結局、輸出に強い企業を何社か(あるいは何百社か)生み出すことができたとして、それが円高に強い産業構造への転換に結びつくのだろうか?

素朴に疑問に感じるのは、もし特区関連の輸出が増加すればその決済は最終的に円建てで行われるので、円の需要が増してさらに円高に拍車がかかるのではないか?ということ。

そうなれば特区外の輸出産業は壊滅するだろうが、その雇用を特区で吸収するにはようするに日本中がなんらかの特区になってすべて企業が何か画期的な新規事業を成功させていなければならない。

これは特区の規模の面でも開発の難しさの面でもなかなかすぐに達成できるものではない。
実際、特区指定はとりあえず年内に1つ行う、ということで要するにこれは100年かけてやるということだろう。

政府は円高対策の一つとして特区構想を打ち出しているが、これはそもそも円高対策とは別に取り組むべき国家事業であり、羊頭狗肉の感がある。

国際総合戦略特区について妄想する

政府の円高総合対策のなかに国際総合戦略特区というのがあります。
かっこいい名前ですね。なんだか強そう!
調べてみると、法規制を緩和して自己責任でいろいろやりたい企業を集めるということらしい。

そこでどんな特区がいいか考えてみた。

1. 原子力、放射線利用特区 
原子力エネルギー、放射線の活用 → 被曝線量の基準緩和

2. ヒト遺伝子組み換え特区
 おもにヒトの細胞、遺伝子を使った研究開発、新事業 → 生命倫理緩和

3. 地熱発電開発特区
環境と調和した地熱発電の開発、実用化  → 国定公園での自由な発電所建設

すみません、もっと思いつくと思ったんですがいったんここまで。

・・・で、続き。

4. マリファナ特区
医療大麻の研究、臨床 → 大麻規制緩和

5.二次創作特区
漫画原作つきミュージカルの上演、既存のアニメキャラを用いた漫画等の創作および販売の自由化 → 著作権フリー

6.電脳特区
脳−コンピューターインターフェイスの実用化、応用研究 → 電脳関連事業法人税免除

・・・こんな特区がいくつあっても日本の産業構造を改革するに足りないように思えてきます。政府の構想する戦略特区の内容に期待したいですね。

2011年9月23日金曜日

五一わいんの桔梗ヶ原メルロー

春に買った桔梗ヶ原メルローを開けました。
他に酒が無かったのと、お客さん用にとっておいたのですが、とりあえずその機会もないな、と思ったので。

一夏越して、保存が悪かったのか、枯れていて、
メルローらしさはありますが、軽くかつ渋い。
おりがすこし出ていたので、デカンタージュしましたが、やはりもう少し丁寧に扱ってあげたほうがよかったな。
5000円の価値があるか微妙と思いましたが、保存のせいか?とも。
桔梗ヶ原メルローはブランドになっていますが、いろいろ飲んでみないとなんとも言えないですね。

2011年9月22日木曜日

名画発掘 『ブロンドの標的』

無職ひきこもりがある日莫大な遺産を相続する。しかしその遺産の価値を本人は全く理解できず、二束三文のがらくたにしか見ていない。
そして美しい女性が現れ生まれてはじめて愛し合う。
遺産目当てで近づいた女性は自責の念にかられながらも、最後には男から財産を奪って立ち去る。
・・・というお話。(記憶で書いております。)

この映画を劇場で見たとき旧約聖書の寓話のようなカタルシスを感じたことを憶えています。
作品中の女性がイエス像に向かってごめんなさいと懺悔するシーンも印象に残ります。
この映画の原題は『Bitter harvest』。真実の愛に近づきながら肉欲(3P)に溺れ全てを失ったという意味かな。

2011年9月18日日曜日

らじるらじるでNHK-FMをらじる

NHK-FMをらじっています。
iMacで聞いてもあまり楽しくないですね。クルマのラジオと比べてもノイズは少ないですが音はよくない。
ラジカセにつなげば改善しますので、それはよいのです。
本来NA7004を使うべきなんでしょうが、音が途切れるので、Macとラジカセで聞く見通し。
つなげるケーブルをくれた人ありがとう!
FMが受信できず、アンテナをベランダに建てようか、と思案していた私にはうれしいサービスです。


2003年11月のココア

賞味期限が、2003年11月の森永ココアにチャレンジ。
常温保存だったのでさらに不安が増します。

甘くしてみました。
美味しくいただけました。

2011年9月17日土曜日

サンデル先生が教えてくれる民主主義の基本

なんだか評判がいいらしいNHKの討論番組、サンデル先生の白熱教室について。

わたしは見るたびに、お腹が痛くなったり怒ったりで、とても最後まで見ることができない。
自分が指されたらどうしようと考え、しかし気の利いた答えができないと思い知って絶望。さらに替わりに(ではないが)答えてくれた優秀な学生には、ばかやろう!と罵倒(心の中で、独りの時はテレビに向かって!)。
・・・つらすぎます。

だらだら長い意見を聞くのもつらい。前回は東電は民間企業で営利を追求する団体だから損害賠償を求めることは難しい、という意見のあたりでギブアップ!
この番組を最後まで見て楽しめるひとってすごいと思う。

民主主義の基本は人の話を最後まで聞く、ということ。しかしこれほど難しく忍耐を要することは他にないと痛感。

法人減税、消費増税で雇用回復ですって?

NHKネタ。
自民党の麻呂さまが雇用を生み出すには法人税減税、代替に消費税増税が必要と宣う。
しかし法人税減税で雇用増とは、いくらなんでも無理筋ではないでしょうか?
政治家は面白いことを真顔で言うんだなあ、と感心。

税率下げて税収アップはあり得るかもですが、たとえ法人税を0%にしても雇用は1%も改善しないでしょう。
消費税増で売り上げはむしろ落ちるでしょうし、雇用を増やす理由は何もないですよね。
役員報酬と配当金は少し増えるかな。

たとえば法人税0%の場合で、何%雇用改善するものなのか、ぜひ教えて欲しいものですね。

雇用を改善するには景気の回復が大前提で、そのためには消費税増など後回しと思うのですが。
あくまで景気回復してから増税がよいと思います、と言うと回復しないから増税だという声が聞こえそうです。しかし増税では景気は回復しませんから、税収のさらなる落ち込みは必至かと思われます。

社会保険料の見直しは増税とは切り離して議論したほうがいい。(若いとき少々きつくても老後は安心と思えるなら、むやみに貯金する必要がなくなるので、かえって消費を刺激するかも。)まあいずれにせよ貯金なんてできなくなるんでしょうね。

2011年9月15日木曜日

プログレインプレッション 塗装編

本日、一年点検でクルマをきれいにしてもらいました。それにしてもエアコンのフィルターお高いですね・・・
でも替えてよかったですわ。エアコンの臭いが無くなりました。
エンジンオイルも5000キロで交換して好調。なぜかはっきり違いが分かるんですよね。
高いのか安いのか分かりませんが、今回エンジンオイルのボトルキープというのをしてきました。

さて、プログレの塗装はまるで琺瑯のような美しさ、遠目にはとても7年経過とは思えない・・・が、今回よくみるとピンホール錆を発見!
塗装が硬いからですか?
私の記憶が確かなら、サンクは見た目年式相応だったけどピンホールは無かったなあ。
あと、鳥の糞はしみになるようなので、めんどうでもほったらかしにしない方がいいみたいね。

まめに点検にだしても、車検は別腹でお金がかかるそう。塩化カルシウムのせいで下回りは結構錆びているらしい。そのうちマフラーに穴があいたりするんでしょうね。見えないところの塗装も手抜きせずにして欲しいと思うのですが・・・

2011年9月11日日曜日

経済成長なくして財政再建なし

いくら税率を上げても無職無収入の輩から税を徴収することはできません。
税収を確保するためには失業者を無くすこと、GDPを長期的な成長ベースにのせることが前提だと思います。
いま増税の痛みを分かち合って何がおきるでしょうか?
痛みが激しくなるばかりです。
無茶な増税はさらなる増税への布石でしかありません。

財政健全化が成長の礎と政府は考えているようですが、まったく逆だと思います。
増税で景気がよくなるなら、1年間税率100%にしてみたら?

2011年9月9日金曜日

極楽の松

高遠町 満光寺の極楽の松。樹齢500年だそうだ。
武田信玄の指示で高遠城から移植されたとか。
この松を見ると極楽に行けるそうです。

今日、高遠ではブックフェスとかで、道ばたや店の軒先に本棚が並び1冊100円!
あまりあちこち見ませんでしたが、辻邦生のモンマルトル日記と斎藤茂吉の現代日本文学全集第23巻をいただきました。
ありがとうございます。
ほかにも高見順とか、おと高く流れぬ聖家族という格調高そうな小説もあって目を引きました。

高遠そばを食べて帰りたかったのですが、中途半端な時間で飲食店はどこも閉まっていました。いつか食べてみたい!

日経ビジネスがご乱心?

購読していないのでよく分かっていないのだが、日経ビジネスのようすがおかしい。
円高の何が悪い、国内に仕事が無ければ経済成長著しい海外に出稼ぎに行け!強い円で海外資産を買え!のことだ。


しかし為替で円が上がっても実質GDPが下がったら意味が無いし、実際いまのところマイナス6%くらい。円高になった分だけ成長率が目減して、なにが強い円なんでしょうか?

それに多くの労働者が海外に出稼ぎすれば当然日本のGDPは減少するでしょうし、その収入が日本に還流するという絵がよく分からない。
もちろん個人の生き方としては考えなければならないことだと思うが、それは沈没する船からは避難するという類いのこと。。
日経ビジネスでなくbig tomorrowなら納得の言論ですけど

日本政府の雇用対策はハローワークの充実!?

次世代につけを残さない、と言いつつ失業者に冷淡な日本政府。
雇用対策は厚労省の管轄らしく、ハローワークを充実させるとはすなわち仕事をえり好みするなということだ。

新卒の学生が就職できずアルバイトをしたり派遣登録したりしている。これは国民を2極化させる大問題だ。
それを個人の仕事観、選択の問題に矮小化し景気対策の重要な指標として認めないのは政府行政の無為無策を隠蔽する以外のなにものでもない。
増税論議などしている場合じゃない!

デジタル化でテレビ離れの何故

地上波デジタルへの切り替えに伴いおよそ9万人がNHKとの受信契約を解約したそうな。
ネットやDVDでほとんどTVの用は足りるという事情もあるだろう。
しかし根本的にTV番組とデジタルハイビジョン化とはそもそも相性が悪いという事情があるのではないだろうか。
ハイビジョンで見たい番組がない、とも言われている(と思う)がそもそもTV番組はハイビジョンで見るものではないのだ。

私の記憶が確かなら〜、マクルーハンはラジオをクールなメディア、TVをホットなメディアと分類した。
TVがホットなのは画面のドットが荒いから。ハイビジョンはTVをクールなメディアへと変貌させようとする事業だ。
そもそもTV番組には携帯のワンセグで十分だったのだ。

この夏帰省して久しぶりにめざましテレビを見たら、なんだか大塚さんの顔が怖かった。デジタル化はテレビの死亡宣言だったように思う。

一方、クールなメディアであるラジオこそデジタルハイファイにふさわしい。
NHKFMを地上波デジタルでCD以上の高音質メディアにしてほしかったなあ。

CATVでFM放送受信を試みた

実はNHKFMを自宅でも聞きたいのだが、やはり受信感度が悪くラジカセでは楽しめない。
以前住んでいた家も受信できなかったし、実際にラジオを聞けないエリアはテレビより遥かに広いに違いない。
ところが自宅のCATVでFM放送を送信しているらしいと気づいた。
じつはそういうことをしているとは知っていたが、どうやって受信するのか分からんかった。
調べてみると、ただラジオにアンテナ線をつなげばよいらしい。
しかも私のラジカセにはテレビ同様のアンテナ端子が備えられている。テレビからラジカセに付け替えて早速テストだ!

・・・受信しないわけではないが、出力が低すぎ?まったく使用に耐えられない。残念でした。

10月にはラジオ放送を認知させようというイベントがあるらしい。またNHKFMがインターネットで聞けるようになるとか。
テレビ離れが進む今がラジオ復権のチャンスだ!がんばれ〜

2011年9月8日木曜日

100年に一度の災害には100年かけて備えよう

熊野の大雨にはお悔やみを申し上げたところに、また台風が迫っているという。
まったく息着く暇もない。十分な備えと周辺の支援を求めたい。

ところで今回のような大雨がもし首都圏で起こったら、いったいどうなることだろう。
そのような事態に備え進められて来た治水工事は皮肉にも事業仕分けで切り捨てられてしまった、と記憶している。

これは要するに大きな負担を「私たち世代の責任で賄おう」とするから仕分けざるを得ないのあり、100年に一度の災害には100年かけて備えればよいのである。
そもそもこれは世代を超えて共有する財産であり、後の世代の命を守ろうとする意志でもある。

だからその費用も超長期の国債で賄うべきであり、ポケットマネーで買って上げようなどと気前がいいのだか、逆にけちなのか分からないようなことはするべきではない。

2011年9月6日火曜日

復興財源議論はやめてください

自民党が財源を先に示せと震災復興論議をサボタージュしている件。
自民党政権時代、土木関連の公共事業に財源論など無かったのに、今回はなぜ財源にこだわるのか不思議です。ようするに形を変えた牛歩戦術なんでしょう。
復興支援のうち福祉的なものについては国債には馴染まないかもしれませんが、このまま牛に引かれてお参りするなら、着いた先でのお葬式は必至。
自民党は東北地方を焼け野原のままにして平気なんでしょうね。前総理の発言を避難していますが、これも非難したかっただけなんでしょう。

復興財源論議はようするに
財務省の人形芝居に過ぎないと思いますが。

円が上がった分だけ日銀に国債償還してもらったら?

今度の財務大臣?・・・最近大臣とは言わないのですか?

そのひとが、円高対策について国際社会に理解を求めたいと言っています。
為替介入を意識した発言なんでしょうが、裏を返すとデフレ対策はとらないという意思表示でしょうか?

お金を刷っても実需がないからインフレに誘導できないと言う人もいますが。
しかしここ半年で5%ほど円が上がり定着しそうな雰囲気ですし、ならばとりあえず国債を5%日銀に買わせて償還してはいががでしょうか。

これで何%円が下がるのか分かりませんが、円が上がったらその分国債を償還しますと約束すれば、そうそう上がらんと思います。
為替の動向を無視して国債を償還すればどんなインフレになるか分かりませんが、為替を注視し、こんな時期に円を買いやがってバカやろう!との意志込めて報復的に国債を償還する。これなら国際社会の理解は不要かと思いますし為替介入より実効性があると思います。

2011年9月5日月曜日

台風12号お見舞い申し上げます。

明日北海道に大雨とのことで未だ予断許さぬ状況ですが。
被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。
熊野、那智勝浦は以前訪れたこともあり、報道される惨状にひときわ痛みを感じました。
宿の近くにあった河原の温泉。
眺めるだけでしたが。

またお見舞いをかねて旅行に行きたいと思います。