半蔵門の国立劇場は初めて。新橋から銀座線に乗り換え有楽町線永田町駅へのアクセスポイントである赤坂見附駅で下車。しかし最寄りの4番出口にはたどり着けず、ええいままよと地上に出ると道に迷い、結局タクシーに連れて来てもらいました。
芝居はとっくに始まっていて席に着いた直後、役者さんが私のすぐ脇の花道を走り去って、幕、休憩。再開したら隣席のお嬢さんはお帰りになられていた。このあたりのフリーダムな感じは歌舞伎ならではでしょうか?
いままで歌舞伎は芸術ではないなどと知ったふうな口をきいてきましたが、実際見ると案外面白いですね!ただしシリアスではありませんので、あまり真剣には捉えられません。
気に入ったのは、クライマックス場面。清玄尼の亡霊が恋人の姿に化けて、本人と並んで舞を披露するところ。そのあでやかさと男の姿で女物の着物を羽織る演出の意味不明さ、にヤラレマシタ。
こういうドッペルゲンガーを「ふたおもて」と呼ぶのだそうです。
舞台芸術というよりテーマパークのノリで一日楽しめればよいと思いました。
終演後、喫茶店も終わっていて余韻を楽しむことも出来ないのはかなり淡白ですね。
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