同じ日、企画展として井田照一がありました。
ある程度まとまった量だと思いますが、網羅的なものだったのかはわかりません。
このひとは、紙を平面ではなく立体として捉え厚みや、裏表を使ったのが特徴。版画だけど彫刻みたいな捉え方だとおもいます。もっともそれが版画といえば版画ですが。
例えば紙の上に石をおいた跡、とか置いた見えるようなトリック、薄紙の両面に印刷する、というような技です。
写真は紙バックの両面に点線を印刷したもの。透けてます。それで特に視覚的に面白い効果があるわけではありません。
抽象でもきっちり丁寧に制作するひと。手技がきれいです。思いつきや奇をてらった作品ではありません。鑑賞できてよかった。
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