2011年3月16日水曜日

津波のせいにするな

津波で原発の周辺設備が破壊されたため、と人智を超えた災害との解説がある。
しかしそうであれば、事態は最初から深刻であり初動の東電の対応は問題が大きい。
通常のオペレーションで対処できないことは最初から分かっていたのに、なぜその事実を隠蔽し続けたのか?

また、津波の規模を想定外としているが、基本的に原発では想定外は許されない。
直下型の地震を想定していたため、津波の規模をまともに検討していなかっただけではないか?仮に沿岸でM7の地震だったら大丈夫だったのだろうか?

原子炉本体は今回の地震でも揺るがない安全性を示した。
周辺設備を海岸側に配置しているが、これを内陸側に配置していたらおそらく被害はなかったのではないか、と思う。
原子炉は海水を大量に使うため沿岸に配置する必要があるが、電源等の設備を隣接させる必要はなかっただろう。
あとからだから私でも言える訳だが、原発の安全性を構想するひとには当然分かっていたことだろう。

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