マニュフェスト放置で増税まっしぐらの野田政権にはあきれる。
マニュフェスト至上主義はよくないが、政策転換の経緯、理由を明確に説明する義務がある。最低限、私はたしかに財務省のいいなりです、ですが自民党のみなさんと何がちがうんですか?と明言すべきところ。
今朝も大きな声で増税を訴えていたが、哀しいことに必要だから必要という無内容さ。
発声がよいのはよく分かったが、分かりやすさを街頭演説レベルでしか考えていない。
民主党内には増税に反対する議員も大勢いる。最期まで頑張ってほしいが、アリバイ的に増税反対でしたと言うだけなら、選挙では虎の穴のむじなと断罪されるだろう。
経済を縮小均衡させ格差と既得権益の社会を実現するのか、あるいはもう一度常識的な成長路線に取り組むのかは共産主義と資本主義の考え方以上におおきな政治信条の差異だと思う。国民の暮らしのあり方の根幹に関わることだ。
だから本来この点を軸に政界再編してくれればシンプルなのだが、がっかり野党の自民党が何故か追い風と勘違いしているようなので、それも期待薄だろうか。
いずれにせよこのように重要な争点について国民が選挙で意思表明できない状況では、政党を選択する比例代表選挙には国民の意思を付託する機能がないとしかいいようがない。このままではどこにも投票できない、という事実を明らかにするために比例選挙をボイコットしたいところだが、これはたんに敵に塩を送る自殺行為にすぎないのだろうか。
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