2012年10月20日土曜日

名作 恋はデジャブ



メランコリアを見た後、久しぶりに借りて見直しました。
自己中の勘違い男が恋をして、毎日一生懸命アタックするうちにだんだんと良い人になるというお話です。
最近では永遠回帰テーマの代表作、ということになっているらしい。
ニーチェの積極的ニヒリズムを単なるポジティブシンキングと捉えるのは大間違いで、そのニヒリズムの闇は『メランコリア』のラストシーンを毎日反復するに等しい、と思って下さい。
恋はデジャブは気分のよいロマンチックコメディで、主人公のフィルは自分の自殺をジョークにするくらい立ち直っていますけど。
ところでジェイムスは『宗教的経験の諸相』で、この同じギリシャ精神の二つの極を丁寧に指摘しています。(今たまたま読んでいる)



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