今号のワイアードのお題は生物学。しかしチラ見して気になったのはそれとは関係のない記事でした。
まず冒頭の編集長コラム「え?マグロもなの」
全体によく分からない記事で読まなくてもよいものではあるのですが、ここで天動説を地動説と書き間違える勘違いがあります。
「DNAに生命の神秘が宿るという考えも100年後には地動説のようにとんちんかんな考えとなっているかも」(原文はさらに冗長なので書き換えました。)
これではまったく意味が通らないので地動説を天動説に読み替えると、まあ言いたいことは分かります。しかしDNAに生命の神秘が宿る、という文の意味が不明なので結局よくわかりません。
というのも前段で「我々の世界認識は科学的成果に基づいており、我々の言う真実とはすなわち科学的真実である」と書いてあるのです。(原文は冗長なので、括弧の引用はすべて書き換えました。)
そもそも生命の神秘は科学的認識の対象なんでしょうか?おおよそ記事の趣旨は「知れば知る程分からないことも増える、これこそ世界の神秘だ!」というものなので、DNAを研究すればするほど未知の現象が発見される、と理解すればいいのでしょうか?
しかしこれが100年後にパラダイムシフトがおこってだれにも省みられないとんちんかんな戯言になるかもというなら、この記事そのものが成立しないといことです。
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