2012年2月25日土曜日

伸び悩む音楽配信に

CD売り上げが右肩下がりのなか、期待の音楽配信事業もなかなか軌道に載らないみたい。
音楽配信で一曲づつ買うようになり、単価が下がったせいだそうです。
マーケットの中心は20代前後でしょうが、年をとると新譜に疎くなり、フジロックやサイトウキネンは話のネタになっても個々の盤については共通の話題にはなりにくい。

ダウンロードした曲は友人にシェアしてそれぞれ1回だけ無料で聞いてもらえるようにしてはいかがでしょう。音楽の話題が増えますよ。
またライブ当日の録音を来場者にだけ販売するなどプレミア感を演出する方法もあり。
山手線の各駅でだけダウンロードできるバージョンとか・・・邪道でしょうか。

みました ヤバい経済学

インセンティブにもいろいろあるそうで、金銭的なものから道徳的なものまで。
しかしそれでは要するに動機がインセンティブそのものということになり、同語反復では?とも思いました。
利己的な私欲と利他的な道徳を同列に扱う点が「ヤバい」と呼ばれる所以でしょうか。
なんでも金銭的インセンティブで説明してしまいがちですが、八百長にも同情心、武士の情けという道徳的インセンティブがあり動機は複合的です。
お金のためだけに行動するのは案外きついので、儲かるからという理由だけで八百長できるものではありません。そのあたりについてさまざまな証言を拾ってはいますが、思い返すともやもやします。
シンプルは考え方ですが、それで世界がシンプルになるわけではないなあと思いました。

2012年2月12日日曜日

上念先生、高橋良輔監督は清算主義者ですよ

たぶんチャンネルさくらじという番組で。
経済評論家の上念司先生が、高橋良輔監督から直々にボトムズのサイン入りプラモデルをもらったというエピソードを披露。
それはうらやましいのですが、ちょっとひっかかる点があります。

高橋監督が98年ころに手がけたガサラキというアニメがあります。
その最終回で黒幕の経団連会長?のおじいさんに「日本は成長の階段をいま堂々と下りる!」とか言わせて清貧の美学を説いています。
これは日銀政策を肯定する文化人の言い草そのもので、これをサブカルレベルで支えていたのは高橋監督ではなかったのかと思っています。
上念先生はこの件で一度高橋監督と対談されてはいかがでしょうか?

誰もが知っているけど誰にも言っては行けないことって

あずみん財相が為替介入のレートを国会答弁で話したことはきわめて異例と報道されてます。
しかし為替介入で円高が是正されるはずもなく、投じた資金はすべて無駄になることは分かっていたこと。いったいそれを隠蔽してどうするのか。

問題は無意味な介入そのものであって、3円上がって満足しましたというネタバラしではない。
質問した議員もどんな回答を期待していたのか疑問に思う。どうせルーチンで適当に振っただけなんだろうなあ。



サンデル先生の究極の選択について

サンデル先生の講義スタイルとして、選びづらい2択を設定してアンケートをとり(学生に質問を投げかけ)最後に、「人は〜と感じる傾向にある」とまとめることが多い。
これには率直いって、これが倫理の講義ですか?と疑問に思わざるをえない。
例えば線路の上の3人を助けるために跨線橋の上の太ったひと1人を突き落とすという問題。
このバリエーションで、太ったひとが、ゴリラだったら、愛犬だったら。結論として、動物を犠牲にするのは抵抗を感じない傾向にある・・・と。
(記憶で書いておりますのでいろんな人の議論が混ざっているかも。ぬれぎぬだったらすみません。)
このようなたとえは功利主義という立場を誤解させると思う。普通功利主義とは100円で1人救える方法と100人救える方法があるなら100人救える方を選択する、というような考え方をいう。ところがサンデル先生はこれを1人殺せば100人助かると読み替えるのだ。あたりまえだがこれは全く別のことで同列に考えることではない。
カント的に考えるなら、他人を道具として用いる時点でNG。理性の法則としてあり得ないのである。
列車クイズにもし倫理的な問いがあるとしたらそれは「私は自ら飛び込んで列車を止めるか?」という塩狩峠バージョンしかないだろう。
ところでサンデル先生は塩狩峠を知っているのだろうか。

読売の円高中国陰謀説について

読売新聞が円高の中国陰謀説を展開。
中国がドルを売って円を買い、それで日本企業の株式を買っているのだそう。
それで円高・・・になるのは何故なんでしょう。
円で株を買うなら円の流通量は変わらないように思います。中国人観光客がアキバで買い物するとやっぱり円高になるんですかね。
記事によるとたいへん信憑性が高いそうなのですが、私にはよく分かりませんでした。

シネコン衰退に思う

カラオケボックスのような形態で、見たいときに、見たい映画をおいしい食事やお酒をたのしみながら鑑賞できれるようになれば映画の楽しみも広がると思います。
2次会でカラオケに行くことはあっても映画に行くことはまずありません。また買い物帰りに映画館に寄るのもレアです。(荷物がじゃまになる。)
ようするに映画を見る時は映画中心に予定を組まなければならず、これが映画館からひとを遠ざけている要因です。
また既存シネコンスタイルでも、テーマパーク的な要素や、桟敷席的なちょい見できるスペースがあればぶらぶら回遊できて楽しいのではないかと思います。







2012年2月11日土曜日

フレッツの設定について

直接NTTのVH1003ESにつなぐ時は、Macのネット接続設定はPPPoEを使います。
デスクトップバーの<・・・>というアイコンで接続してからブラウザを開くという作法。

でも複数機器をつなぐためルーターを使いたい・・・
この場合の設定はPPPoEdではなくDHCP。(言葉の意味を分かっていないのですが。)
ルーターをつなげばいいのかと思っていたのですが、引っ越し前はCATVだったのでルーターの設定を変更する必要がありました。
(1)まず機器を正しくつなぎます。VH100(LAN)・・(WAN)BBR4HG・・(LAN)MAC
(2)MACのネット接続を自動に。
(3)それからルーター背面のリセットボタンで初期化。IPアドレス192.168.1.11でルーターにログイン。CATVの設定になっていたのでこれをフレッツに変更。
これで接続できました。
難しかったのはルーターをNTTの機械につないでから設定するということ。ここにたどり着くのがたいへんだった。

2012年2月7日火曜日

死について

生前祖母は、よく死ぬときはポックリいきたいと言っていた。
何年も入院してそのまま死ぬなんて心底嫌だったのではないか。
実際足腰は丈夫で、80歳をすぎても2キロくらいの散歩を日課にしていたように憶えている。老人ホームでも20歳くらい年下の人との付き合いが多くて同年代の年寄りと同じに扱われるのは却って疲れると言っていた。(記憶で書いております。)
そんな祖母だが心臓の病気で入院したときには、なんでこんなことになったのか、まだ死にたくないと言っていた。私も100まで生きるだろうと高をくくっていたので、92では早すぎる、心臓移植はできないのかと一瞬思った。

死は瞬間に訪れるようにイメージしがちだが、実際にはマラソンのようなもので、人生は自分の死をどのように受け入れるのかという問題を自分なりに消化することそのものとも言える。
足るを知り、感謝に満ち快活に生きた祖母も病に伏せてはもっと生きたいと願う。それが人間らしい姿だとも思う。

石原なにがしのエイリアン発言に

自民党幹事長の石原さんが病院で胃ろうの措置をうけている老人達を見てエイリアンのようだとしたそうだ。
医療の現場で患者の尊厳が奪われているように感じ、その哀しみを素直に表したのだろうと思う。人間の本来のあり方から疎外されてしまったありさまをエイリアンと表現したのは分からないでもない。
実際胃ろうするときに葛藤を感じない家族はいない。祖母がその措置をうけるときも叔父は食事の楽しみを奪っていいのか、と悩んだそうだ。
まあこの措置そのものは不可逆的なものではなく、回復すれば元の戻すはずだった。だから見た目は大げさだが、治療のプロセスである限り悲嘆するようなものではない。
残念ながら結局祖母は帰らぬ人となったが、退院して余生を家族と過ごしたひともいるだろう。患者さんを見て心配してくれている石原さんには、それぞれが精一杯自分の人生を生きていますよ、と諭してあげれば安心するのではないだろうか。



2012年2月5日日曜日

行ってきました武田シンポジウム

年1回の武田シンポジウム。昨年は行けなかったので2年ぶりです。
来場数はやや減少の印象。(熟年)カップル率が下がっているように思います。
なぜか若い人はいません。

今年のお題は「自己組織化」。
しかしそれぞれ興味深い内容ではあるものの、「シロアリの生態」「量子ドット」「生の哲学」とやや苦しい組み合わせに感じました。大喜利と思って聞いていますけど。

閉会の挨拶で、グーグル検索で世間の関心ごとが可視化されているという例で、「夫」と入力すると、「彼」「男友達」が最上位に現れると紹介してくださいましたが、これは連ドラのタイトルですね。

気になったのは、近未来の地球環境、日本経済、社会の姿への悲愴感と乾いたユーモアが漂っていたこと。21世紀はニヒリズムの時代なんでしょうか。

量子ドットは5ナノメートルの格子に電子を納めることで波長エネルギーを離散的にコントロールするという技術で、応用としてレーザー、太陽光発電の効率化があるそうです。人工触媒のようなものも視野にありそうです。
ただ電子の大きさが5ナノとはずいぶん大きい。原子はその10分の一以下の大きさですよね。そのあたりのイメージがよく分かりませんでした。

吉野家ブルーレーベル藤沢店

吉野家ブルーレーベルはそば屋の穴場としてお気に入り経験のあるところ。
今回も期待して入ったが、結果は残念だった。
1.そば湯が薄い。とろっと濃いところをいただきたい。
2.そばがいまいち。黒い田舎そば風だが風味を感じない。
3.天ぷらがデザイン的。見た目はきれいだが美味しいと思えない。特にかき揚げ。
本場長野のそばを食べて舌が肥えた・・・わけではないはず。