2013年9月16日月曜日

007 スカイフォール

オープニングのアクションシーンがすごい。この15分間に、並の映画5本分くらいのクライマックスが凝縮されている。ここだけでも見る価値がある、

というかここだけで十分。全体に波というかうねりがなく単調なので70分くらいにまとめてくれてもよかった。

この映画にはどうしようもなくユーモアが欠けている。が、下手な冗談が面白いという哀愁という点では成功しているとも言える。
007は二度死ぬともいうが、一度死んだ男達が再生叶わず二度目の死を迎えるという運命が本編にこだましている。007は最後に復職するが、それは生を暗示するのではなく死に場所を探すためのモラトリアムといった風情だ。あまりに生真面目にハードボイルドなのでつらい。007はチャラ男でいい。

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