2013年9月24日火曜日

消費増税への違和感

1.プライマリーバランス改善のためには30%の税率が必要→何か前提が間違っているのでは?砂漠に水を撒くような心境になります。
2.3%増税して2%分を公共事業や法人減税の財源にして景気を下支えする→そこまで景気への影響を懸念するなら増税自体を取りやめるほうが合理的。景気後退すれば1%増税しても税収が伴うか疑問。
3.賃金上げたら法人減税→これができるのは大手企業だけのように思う。低所得者は恩恵を受けられず、消費増税の逆進性のみ被る。
4.増税したらデフレに逆戻りは杞憂とか。→まるで金融緩和だけで景気回復できると言わんばかりであきれる。
5.増税に財政再建へのメッセージがない。→景気対策だから公共事業の中身はなんでもいいと公言する議員もいて、すでに何のための増税なのかあいまい。政府の無駄というものは金額的にはたいしたことではないのだろうけど、結果として政策の優先順位づけも正しくなされていないと思う。こんなだから増税に懐疑的にもなる。景気回復で税収増を目指す方が無難と感じる。

何故かマスコミは総理が増税を決断したことをリーダーシップの発揮と評価しているようだが、私には財務省の言いなりになっただけにしか見えない。それなのに増税の責任は総理である自分がとるなどと言わされて、日本の総理はどんだけトカゲの尻尾なのかと。

2013年9月19日木曜日

増税して財政再建できませんでしたでは景気も後退する

どうやらとりあえず消費税8%は規定路線、景気後退が懸念されるが公共事業などを追加してマイナス影響を緩和するという絵のようです。
ここで気になるのが2つ。
1.増税によるプライマリーバランスの改善をどのように見通しているのか不明。本当に財政再建するつもりがあるのか疑問に思う。もともと財務省は財政再建すれば経済(国民の厚生)も改善されると主張していたのではないか?主張のとおりなら景気対策の財政支出は不要、主張が間違っているなら増税は不要。2択じゃないの?
2.消費税増税しても社会保障制度の問題は取り残されたまま。そもそも増税のおおきな理由は雇用、年金、健康保険の制度を改善であったはず。具体的にどうするつもりなのか全く議論していないように思います。
増税実現したら財政も社会保障も忘れて適当な予算作っているようにしか見えません。
多くのひとが夢を実現しようと努力できる社会を目指しているはず。景気が先なのか増税が先なのか、結果がよければどちらでもいいけれど、政府の本気が全く感じられない。これは考えに考え抜いた末の決断とは思えない。

2013年9月16日月曜日

007 スカイフォール

オープニングのアクションシーンがすごい。この15分間に、並の映画5本分くらいのクライマックスが凝縮されている。ここだけでも見る価値がある、

というかここだけで十分。全体に波というかうねりがなく単調なので70分くらいにまとめてくれてもよかった。

この映画にはどうしようもなくユーモアが欠けている。が、下手な冗談が面白いという哀愁という点では成功しているとも言える。
007は二度死ぬともいうが、一度死んだ男達が再生叶わず二度目の死を迎えるという運命が本編にこだましている。007は最後に復職するが、それは生を暗示するのではなく死に場所を探すためのモラトリアムといった風情だ。あまりに生真面目にハードボイルドなのでつらい。007はチャラ男でいい。

2013年9月11日水曜日

Kライン株売りました

6月に買った川崎汽船株を売りました。今後も伸びが期待されると思いますが、199円→250円なので十分でしょう。欲張りません。
10年くらい前、お寿司屋さんで仲良くしてくれた紳士がKラインの方だったりしたので、この会社には親近感があります。

本当はもっと細かく売り買いしたいのですが、購入株数が1単位なのでどうしようもありません。妄想としては20単位買って、5%上がったら1単位売る、下がったら買う、というようなことをしてみたいのですが。

2013年9月8日日曜日

リコーのスマホ用カメラ シータ がすごい



日本未発売で3万円くらいするらしいが、QuickTime3Dが簡単になった画期的なカメラ。動画も撮れればさらにすごいがどうなのか。
最近日本での発売未定という新商品が多いように思う。すでに日本のマーケットは国内メーカーすら見放されているのか?

MSB AnalogDAC と伊勢海老オーディオ

伊勢海老オーディオとは、2000円の煮魚定食に6000円の伊勢海老鬼瓦焼をつけたが価格アンバラスな上にイマイチ美味しくなかったという一点豪華主義を戒める故事である。
というわけでLHH300Rの後継として何故かMSBのエントリーモデルAnalogDACを導入した感想を。なお、お店のひとには上級機での自宅試聴を勧められましたが断っていました。もし上級機で音が良くなければ、スピーカーを買い替えることになるし、音が良ければ結局そちらの方が欲しくて欲しくてたまらなくなるに違いなかったからです。それは予算的に大変つらいことだったのでどうしても避けたかった。というわけでお店でその上級機を試聴して、ヤマカンで導入を決定したのでした。ラベリーのDACを買い損ねてからやはり趣味で買うならマルチビットDACだよな、という想いが先行していました。

というわけでとりあえずLHH300Rをトランスポートに使用。持ち合わせの安いTOSLINKケーブルで接続。最新DACの音への期待に胸を膨らませる一聴、その音のたたずまい、雰囲気はしかしこれまでとほとんど変わらない。これがフィリップススイングアームトランスポートの支配力なのか?と一瞬疑ったがあとでUSBで聞いても同じ。これにはまずがっかりした。

もちろん私は300Rが気に入っているしその音に不満はない。しかしウン十万円もする最新のDACと15年以上も前の趣味のオーディオ入門機とが音の雰囲気はほとんど同じとは何事か。もっとこう、音場がふわーと広がって、音がきらびやかに輝くような、べつにそんなもの好みではないが致し方ない時代と機器のグレードの違いというものがあってしかるべきではないか。まあ漠然とそんなことを期待していたようである、私は。

よく聞けば埋もれていた声が明瞭に聞き取れ、舞台裏で警備のバイトをしながらひっそりと聞いていたのが、1階中央後方S席のチケットを買って聞くまでに至ったくらいの差がある。これこそ15年の技術の進歩とウン十万円のお布施の成果である・・・しかし。
まさかCDプレイヤーで音は変わらない説は本当だったのか?別にホールのどこの席でも音楽は鑑賞できる。演奏者が見えづらかったりすることはあっても、音が全然変わってしまう席なんてものはない。CDプレイヤーの差なんて、S席と舞台裏の警備の差程度、成金やなんとか押しのファンの自己満足と同程度のものでしかなかったのだろうか。いやいやそんなはずはない、確かにマランツのネットワークプレイヤーNA7004はひどい音だったじゃないか、売るとき聞き直したら結構まともだったような気もするが、とにかくあの時はLHH300Rが一番だったはず。そうだオーディオにはヒエラルキーがあるんだよ。そんな問答が頭の中を渦巻きました。

平静になると、これはこれで悪いことは何もなく、おそらくスピーカーのハーベスHLコンパクト7初代と47研究所ゲインカード(25W)の限界、というかこういう音なんだろうな、よかったよかったこれでいいんだと気を取り直しました。私の20年間のオーディオ人生を全肯定です。何も悪くない、これで悪くない、どこも悪くない。

というわけで、やっぱりスピーカーを換えたいかな、と思うようになりました。

マクドナルはポテトフライのセットメニューをやめろ

先日、神楽坂のマクドナルドで、クオーターパウンドチーズバーガーのセットメニューをいただきました。お昼にあまり時間がなく、土地勘もないので適当に済ませたかったのです。

値段のことは言いませんが、マクドナルドのイメージとしては高めでも他の飲食と比べれば納得の設定。100円マックとかもう無いのかなとメニューを探しましたがよく分からなかった。
コーヒーとハンバーガーは美味しかった。問題はポテトフライでセットメニューとして考えた場合、とにかくバランスが悪い。コールスローか温野菜のサラダでもつけるべきところです。コスト的に厳しいのなら野菜ジュースのゼリーなんかはいかがでしょうか。

結局ポテトフライが粗利の源泉なのでしょうが、これが食事としての価値を著しく下げています。セットメニューはお店の提案なのですから最も魅力的であるべきで、簡単に利益をだすことを目的にしては本末転倒なのです。

今の社長がアップルジャパンからマクドナルドに移って矢継ぎ早に改革を打ち出したころは、店もきれいになり、コ−ヒーも美味しくなったと私も感心しました。ところが当時と同じことをしているのに今では全く魅力を感じなくなってしまい、飲食店経営の難しさ(お客の気難しさ?)を実感します。マクドナルドさんごめんなさい。
もっと言うと、朝マックはしょっぱすぎです。あんなの食べられません。