東京駅構内にあるブーランジェリー ラ・テールは、焼いたあとでも酵母が生きていると主張するパン屋さん。そんなはずはないが、そう言いたい気持ちが分かる、大変フレッシュでキレの良いパンだ。
本格パン屋さんは甘いものをどのように位置づけるか、で苦労されていると思う。本当は菓子パンを扱いたくないと思っているような気がするし、そうはいっても菓子パンなしには成り立たないのが現実ではないでしょうか。
このパン屋さんの場合、本格パンを啓蒙しつつ、菓子パンにも妥協しないというバランスが良い。ドイツ風の揚げパンが絶品。他も美味しくて、しかも3日経ってもあまり堅くならず楽しめる。このあたり酵母が生きている?と思わせる所以。
パン屋さんは苦労のわりに報われない仕事だと思う。結局続かなくて寂しい思いをしたことは一度や二度ではない。いままでお世話になった美味しいパン屋さんすべての志に、感謝と哀悼の意を表します。おいしいパンを教えてくれてありがとう。
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