2011年11月27日日曜日

キビオ峠から臨む御嶽山

残照や
粉雪散らし
描く虹

(写真と文はあまり関係ありません)

2011年11月26日土曜日

秋咲く桜は

秋咲く桜は秋桜
あきさくさくらはさくらです
つぼみ裂き咲く白さくら
春野音擦れ聞いています

2011年11月21日月曜日

勝てる喧嘩をしよう TPP

今TPP交渉に乗り出している総理は、自由経済のイデオロギーに囚われて、日本経済の実態を見ていない。(わたしも自分の周りしか見てませんが。)

自由経済から背を向ければ、日本経済は立ち行かない。

しかし、競争の痛みをハローワークで和らげましょうというだけでは、不安は増すばかりだ。
この戦いに負けた痛みは、5年10年の問題ではない。それまで積み上げた職業生活全てがふいになり、残りの人生は臥薪嘗胆の日々だ。
それを職業訓練するから大丈夫とは・・・そういえばビル清掃業の研修は評判がいいそうですね。

市場をオープンにして民間の競争にゆだね、積極的に労働者の移転を図り、産業構造を円高に対応したものに転換させる。そのためには自由放任がベスト、と総理は考えているのだろう。

しかし、それでいいか?
自由貿易とはボクシングのようなもの。
勝つために最大限の努力と工夫を惜しまないのは当たり前だ。そしてそれは、魔法の交渉術で都合のいい条件をひきだせるはずという淡い期待であっていいはずがない。
TPPで景気回復を図るとは本末転倒だ。
TPPへの参加には日本経済の回復基調をしっかりと形づくることが前提条件だ。

2011年11月12日土曜日

TPPのフェアネス

ざっくり考えると自由貿易が長期的にはプラスになることは間違いない。
総理はTPPで日本に有利な条件を引き出すと言っているが、交渉によって日本に都合のよい交易ルールを策定できると考えるなら、それは始めから間違った態度で交渉に臨むことだと思う。
TPPの価値観はギャンブラーのフェアネス。どのような次元でWIN-WINの関係を構築するか、という構想力の勝負だ。
もしコメは守る、クルマを売る、という安直な姿勢で交渉に参加するなら、歯を全部抜かれ、日本経済は総入れ歯になるだろう。


保養林でカモシカ

赤沢保養林で木の股を撮っていたところカモシカに遭遇しました。
なんとか3メートルまで近づくことが出来ましたが、ここでさらに1歩踏み込んだところ逃げられました。
逃げても人が怖くないのか近場で草を食んでいます。
野生のカモシカに出くわしたのはこれで2度目です。いつも固まってしばらく動かないのは習性でしょうか。

2011年11月9日水曜日

ギャンブラーのフェアネス

以前、NHKの白熱教室JAPANで、日本と英米との大きな価値観の違いとして、英米ではフェアネスを重んじる、と紹介していた。
フェアネスとは、何だろう。それはルールの適用の可逆性だと言える。
ジャイアンは人のものはおれのもの、おれのものはおれのものと主張する。これがアンフェアだ。

少年マガジンで連載されている、ギャンブラー漫画 零に、このフェアネスを問う場面があった。
相手のひっかけルールに抗議しようとする同僚を制して、「オレも似たようなものです」と黙って受け入れる。前回の勝負で相手をだまし討ちにして勝利したことを踏まえてのことだ。
生き馬の目を抜くギャンブラーの世界の背景には厳しいフェアネスの倫理があったのだ。英米人とのやりとりはすべてギャンブルと心得たい。
ちなみにこの勝負に零が負けると、歯を全部抜かれてしまう約束になっている。

カントは嘘をついてはならないという道徳律について、たとえそのせいで無実の人が強盗に殺されることになってもわたしは嘘をつかないと主張した。
それはまさか自分がひとを殺そうとするときに嘘で相手を匿われたりしないため・・・ではないはずだが、定言命法への苛烈な意志はギャンブラーに通じるものがある。

叩き売りはCD終わりの始まり?

何気なくHMVのHPを見たら、クラシックのボックスセットが安い!
例えば、チェリビダッケが12枚で2800円。
見るだけのはずが、結局2万円程クリックしてしまいました。ボックスセットですから、手持ちのCDと被っているのですが、破格ですのでかまいません。
一見格安ですが、お会計はそれなり。まんまと術中にはまりましたね。
こういうのロングテールというんですか?


2011年11月7日月曜日

地ビールの酒税 免除しよう

ふと気になって。
一時期盛り上がりをみせたものの、2000年ころから休業、廃業続出、その後の新規参入もあまりない?地ビール業界。
岩見沢にも1軒、地ビール居酒屋がありましたが、観光地でもなく、地元からの支持もなく・・・というわけでやはり2000年に無くなりました。
景気の低迷、若者のビール離れ、といい材料はありませんが、高い酒税率も経営を困難にする要因の一つだと思います。
とりあえず小規模醸造者については酒税を免除するべきではないでしょうか?

また、これ以上ドイツビールを作っても高いビールとしてしか認知されないので、ベルギービールタイプにして、若者に甘いアルコールとしてアピールしたい。
地元の農産物を活かしたフレーバーを開発すれば特徴がでるし。
さらに大勢での会食で親しんでもらえるよう、樽ナマサイズをサービス価格で提供。また、ビールを飲む場面でないところ、カクテルバー等に置いてもらう。
こんな感じではダメかしら。

と、ここまで書いて地ビールの酒税率を調べたらすでに2003年に40%→20%に減免。2010年からはちょっと上がって25%になっているそうだ。20%なら日本酒と同じくらい。

消費税の導入が議論されたとき、物品税を廃止して広く薄く課税すると説明していた。しかし導入されても酒税、タバコ税、ガソリン税などそのまま。
なぜビールに40%の担税力があるとみなされるのか分からんし。
徴税を含めた原則のない恣意的な法律が利権政治を生み、国頼みのマインドを国民に植え付けたように思います。
結局、地ビールは地元でほとんど飲まれていないし、観光用という位置づけになってしまったように思う。わざわざ高いだけのビールを飲むひとはいないからね。


2011年11月6日日曜日

食品被曝基準は厳しすぎると思う

先週食品安全委員会が、食品からの放射線曝露について生涯100ミリシーベルト以下として基準を発表した。
年間でだいたい1〜1.25ミリシーベルト。
セシウムの経口曝露係数が0.000013mSv/Bqだそうで、これに食品1kgに500ベクレル、1日5kg摂取するとして、おおむね1年1ミリシーベルトになる。
というわけで、500ベクレル/kgが目安になるようだ。
経口曝露の計算が分からなかったので不安だったが、この係数で排出までの曝露計算ができるそうで安心。案外大丈夫なんですね。


ところで従来、5年で100シーベルトを安全の基準にしていたように思う。
これだと年間20ミリシーベルト。べつにこの基準が間違っていた訳ではないはず。
ただ、被曝の要因は1つではないのに、それぞれに一様に年間20ミリシーベルトを適用したから話がおかしくなった。
被曝内容を、1 空間 2 食品 3 医療 4 仕事 の4つに分類すると、
1項目あたり5ミリシーベルト。食品では2500ベクレル/kg になる。
この基準で100年過ごすのは不安を感じないでもないが、5年に限れば大丈夫なはず。乳幼児にはさらに配慮する必要はあると思うが、それも食品安全委員会が提唱する500ベクレル/kgを目安に考えれば充分だと思う。

食品について今後5年間は、年間2500ベクレル/kg、それ以降は500ベクレル/kg 。乳幼児は年間500ベクレル/kg。
学校での健康診断を今後15年間は年2回実施する。
これで十分安心安全なのではないでしょうか?




2011年11月5日土曜日

少女革命ウテナおもしろいよ

世界を革命するなら革命少女だろ〜と思いましたが、一応少女を革命してました。
10年以上昔のアニメですが、エバンゲリオンと魔法少女をたしたような感じ。

話の枠組みは、生徒会役員どもがそれぞれの大切な思い出を永遠のものとするために、薔薇の花嫁を争って主人公の男装の少女ウテナと決闘ゲームをする、というもの。世界という殻を破らなければ卵の中でヒナは死んでしまう、といいながら自分の世界を守ることに拘泥する若者たち。力を廻る闘争は世界を革命するのではなく、じつは世界にまどろむ自分を守ろうとする意志なんですね。

一通り決闘が済むと、焦点は生徒会から彼らを操る学園理事へと移ります。
ウテナは彼の欲望の道具にされながらも最後に戦いを挑みますが、それは相続を廻る兄弟殺しから、親から花嫁を解放しようとする父親殺しへと向かう思春期の心の成長そのものです。

無意識を表した美術、演出もかっこよく、ねつ造された記憶というモチーフも好みでした。
もっとコンパクトに作ってくれると反復して楽しめるのですが、一度は見て損はない名作アニメだと思いました。

2011年11月3日木曜日

ギリシャ国民投票について

なんだか空気読めという非難が挙っているようですが、私はギリシャの国民投票はいいことではないかと思います。
緊縮財政に耐えるか、ユーロ離脱でデフォルトするかの選択。
どちらも大変だと思いますが、ギリシャ国民にとってはデフォルトのほうがいいのかも、と想像します。
どちらにせよ、つらい増税に耐なければならないだろうし。
きっとみなさん途中でいやになるに違いありません。そのとき野党にとやかく言われないために事前に国民投票をするのは良いことです。
きっと国民性にも合っているのではないでしょうか。

増税国際公約で円高促進

NHKを見て。
国際社会に為替介入の理解を求める一方で、増税実施をアピール。
財政再建路線堅持なら円はさらに買われるはず。
何をやりたいのか分かりません。
デフレ増税で本当にギリシャ目指すのか?



2011年11月1日火曜日

財務省ギャラリー

http://www.mof.go.jp/gallery/20110302.htm

為替介入も金融緩和のうちに入るんでしょうか?
国債を発行してドルを買うなら公共事業をやるほうが
長期的にはいいような。

財務省のHPに分かりやすい解説スライドがあります。
そこではさらっと、バブル崩壊後日本の名目GDP成長率は低下の一途・・・と指摘。
ようするに、その事実こそが諸問題の根源で、これを正せばいろいろな難問が扱いやすくなるはず。これが財務省のダイイングメッセージです。