先週、武田計測先端知財団主催の武田シンポジウムに遊びに行きました。毎年、年1回の開催で、今年のテーマは脳と社会。
3つある講演の最初は、川人光男先生のBMI(ブレインマシンインターフェイス)の紹介だ。
医療BMIは欧米では実用段階にすでに達していて、メニエール症候群の治療に人口内耳、盲目にはエレクトリックアイ(スタートレックネクストゼネレーションに出ていたような眼鏡)とSFの世界が海の向こうでは現実となっていた。
とにかくこの分野の進展は速く、興味深い研究が海外では進展してるようだ。
日本も基礎研究では劣らないものがあるが、今後の展開は研究予算次第。
国内企業では、ホンダ、島津、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が取り組んでいるらしい。
最後にBMIを動物に応用してコミュニケーションとれないのか?と質問したが、
どうしたらそんなことが実現できるのか、まったくイメージできない、
とのことだった。
脳と脳をネットつないで・・というような妄想が膨らむが、そもそも身体というインターフェイスなしに他の脳とつながるのか?という根本的課題があるらしい。
動物の脳とつながらないなら、人間でも無理だろうな、と直感した。