滋賀県草津にある義仲寺の巴塚 |
名古屋能楽堂9月定例公演のテーマは愛と恋愛。
第一部 巴(宝生流)、引っ括り(狂言 和泉流)、かきつばた恋の舞(観世流)
第二部は班女(金剛流)、吹き取り(狂言 和泉流)、船橋(喜多流)
GWに義仲寺に行って来た私としては、木曾義仲のパートナー、巴に注目し楽しみにしていました。
巴は謡→語り→舞という構成で同じ話を何度も繰り返す。謡の内容を語りでもう一度、舞でもう一回という仕様。他の作品もおおむね同じ作りでした。
目の前で事件が起こりそれに対してどうこうという作りではなく、主人公の問わず語りを謡、第三者の語り、舞と反復するなかで、過去を乗り越え、怒りを忘れ、魂を浄化して、心の中だけでハッピーエンド、というような仕掛けになっています。
蛇足ですが、謡のテキストが豆本800円、教科書サイズ2000円と高額で今回かなり散財しました。ランチも周囲にお店が少なく、今回は入場料を払って名古屋城できしめんを頂きました。
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