KAATの展示で鍵のかかった部屋に行ってきました。
余り気にしていなかったのですが、扉を開けるとそこは鍵のかかった部屋、という趣向。
要するに駄洒落です。
皆さん楽しそうに鑑賞し思い思いに写真に撮っていました。
赤い糸がドーム状に張り巡らされてワイヤーフレムモデルのコンピュータグラフィックのようでもあり、それを現実世界になぞったところに実在との干渉、摩擦が生じる、人工的な現実性とその破綻をテーマにしているように思いました。
2016年9月29日木曜日
2016年9月21日水曜日
愛知トリエンナーレ2016 オペラ魔笛に行ってきました
勅使河原三郎演出とのことで楽しみにして来ました。
昔に比べて人に優しい振り付けで、素人むけのワークショップなど始めたあたりからより内面的な気付きを重視する身体表現を志向してきているのかなと空想します。
残念なのは会場が大ホールで広すぎ。前の方の席でぎりぎり、それでも大勢の観客が吸音材に作用して本来のコンディションではない。後ろのひとは聞こえたのだろうか。
オケもコンサートピットの中なので聞こえづらいし、まあオペラは仕方ないか。
魔笛のストーリが初めてちゃんと分かり、有名は歌の意味も分かってそれは満足、楽しいひとときでした。
2016年9月7日水曜日
名古屋能楽堂にいってきました
滋賀県草津にある義仲寺の巴塚 |
名古屋能楽堂9月定例公演のテーマは愛と恋愛。
第一部 巴(宝生流)、引っ括り(狂言 和泉流)、かきつばた恋の舞(観世流)
第二部は班女(金剛流)、吹き取り(狂言 和泉流)、船橋(喜多流)
GWに義仲寺に行って来た私としては、木曾義仲のパートナー、巴に注目し楽しみにしていました。
巴は謡→語り→舞という構成で同じ話を何度も繰り返す。謡の内容を語りでもう一度、舞でもう一回という仕様。他の作品もおおむね同じ作りでした。
目の前で事件が起こりそれに対してどうこうという作りではなく、主人公の問わず語りを謡、第三者の語り、舞と反復するなかで、過去を乗り越え、怒りを忘れ、魂を浄化して、心の中だけでハッピーエンド、というような仕掛けになっています。
蛇足ですが、謡のテキストが豆本800円、教科書サイズ2000円と高額で今回かなり散財しました。ランチも周囲にお店が少なく、今回は入場料を払って名古屋城できしめんを頂きました。
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