2010年12月14日火曜日

厚生労働省に業績ベンチマークを

またまたNHKネタ。田舎ではテレビの存在感が増すね。
ちょっと前のクローズアップ現代。日本はワクチン後進国!で。
日本では、海外では当たり前に使用されている新種のワクチンをまったく使えない。
10年前の商品でもまだ認可が下りないので、わざわざ旧式の副作用の高いものを使わざるを得ない。
背景には20年程前の副作用にまつわる訴訟に国が負けて以来、国の取り組みの姿勢が消極的になったこともある。
また国内医薬品メーカーの保護を理由にもしている。もしワクチン供給が海外にシフトすれば安全保障上の問題にもなるという理屈らしい。

しかし国内メーカーを保護して、その結果として国産の新型ワクチンが開発されることは無かった。
だったら新型の優れたワクチンは海外から、旧型の危ないワクチンは国産で供給すればいいではないか!
国産メーカーが自分でキャンペーンしてワクチンを売ればよいのだ。
どっちを使うかは患者が選べばよい。


安全な方を使いたいのが人情だが、もし手に入らなければ旧型を使うというひともいるだろう。
気持ちは悪いが現状より遥かにましである。

厚生労働省の仕事は国民の厚生の向上であり、特定企業の振興ではない。
海外の医療レベルをベンチマークして、日本のレベルが著しく低下しないよう施策するのが本来の仕事だと思いますよ。

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