2016年5月29日日曜日

地点のスポーツ劇 京都ロームシアター


Teaser for Chiten “Sports Play” (Kyoto Experiment 2016 Spring) from Kyoto Experiment on Vimeo.


同じ日ロームシアターで公演されたもの。地点というのが劇団名で作品名がスポーツ劇。客層は幅広くて文化人テイストのあるひとから学生カップル、おばちゃんまで。そこそこ広い箱をしっかり埋めていた。
このトレーラーではだいぶおしゃれだが当日の演出はよりスポーツ感を前面に出したもの。
舞台の前面にバレーボールのネットのようなものが張ってあり、その後ろで反復横跳びを延々と続ける。スポーツ劇だから。テキストはどこまで忠実なのか分からないがやや陳腐で賞味期限切れの感もあった。パンフには古代ギリシャの英雄が登場してうんぬんとあったが、特にそういう話では無かったと思う。
音楽が秀逸で、プラスチックのバット?で頭をぽこぽこ殴るリズム音が延々と続く。音楽が主役と言ってもいいくらい。

2016年5月26日木曜日

京都ロームシアターの京都国際舞台芸術祭に行って来たこと(3月)



3月のことですが京都ロームシアターにて、ダヴィデ・ヴォンパクの「渇望」という一時間程度のダンスを見てきました。脱ダンス、脱芸術というおもむきで、昔見たフォーサイスや勅使河原三郎が遠く懐かしく思い起こされます。いったい芸術はどこに向かうんだろう。
よだれを垂らす、つばを飛ばす、尻のにおいを嗅ぐ、噛み付く、という原初的?身体コミュニケーションを扱いつつ、あくまでダンスのスタイルを維持したところが工夫だろうと思います。昨年見たジェルミナルはダンスであることを放棄していましたが、ダンスとしてどちらがよりヤバいのかは議論の余地あり。

2016年5月17日火曜日